月草雑記帳

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ポケモン捏造文章


トリックオアトリート2011


トリックオアトリート!拍手パチパチありがとうございます。


今日はハロウィンですね。今年は何ネタにしようか*去年はポケSPのルサとかゼロ組とか真剣でした*悩んで、何故か今日の朝思いついたのは


ダイヤモンド×プラチナ


…マイナーカップリング…なのかな?私の中では確定なんだけど。
というわけで突然のポケモン捏造!
興味ある方のみどうぞ。
あ、ちなみに時間軸は、お嬢さまがベルリッツ嬢だということは知ってるけど本名は知らない旅の途中、です!




「赤鎧騎士と花嫁」



「「ハロウィンナイト?」」
二人の少年の声に、少女は頷いた。
「この先にある通りで行われるイベントです。一年に一度の、仮装をした人間のみが参加できるお祭りです。」
「あ、オイラそれテレビで見たことあるよ~お菓子いっぱい配ってるんだよね。」
「ハイ。」
「それに参加したい、と。」
「ハイ。」
まっすぐ頷いた少女に、少年二人は顔を見合わせた。
「ん~ま、いっか。せっかくだしな。」
「うん。パールも行きたいんでしょ~?」
「は?ち、違うからな!…行くぞ!」
少年の片割れ、パールは相方であるダイヤモンドに背を向けると、ずんずん歩き出した。
「…何か、怒っていらっしゃいますか?」
不安げな少女にダイヤはいつもの口調で答えた。
「大丈夫~。パールもお祭り大好きだもん。だからほら、行こう、お嬢さま。」
「…はい。」
お嬢さまとダイヤはパールの後を追ってハロウィンナイトへ歩き出した。


「では、ここでポケモンをお預かりいたします。この後、個室で着替えていただき、ハロウィンナイトに参加してください。なお、仮装中は素顔を全ては見せないようにしてくださいね。また、名前を名乗ってもいけません。わかりましたね?」
「「「はい。」」」
テキパキと説明され、三人は別々に個室へと入れられた。
「…たくさんの衣装がありますね…。」
お嬢さまは壁一面に飾られた衣装を一つ一つ見た。
「ダイヤモンドやパールと早めに合流する約束ですから、急がなければ…」
真ん中あたりにあった衣装に目がとまる。薄桃色なドレスにベール。装飾品に指輪を象った白金のペンダントがついている。
「これならば、2人も私を見つけやすいでしょう。」
身に着けてみると、薄いベールはお嬢さま側からは景色がよく見えるのに鏡越しに確認すると自分の顔は全く見えない優れものだった。
最後にペンダントを付ける前に、いつも指にはめている金剛石と真珠を通した。3つの指輪が並んでいるようになったペンダントをさげ、お嬢さまは部屋の外に出た。


一歩外に出ると、暗闇の中に明るい光が煌々と輝き、軽快な音楽が流れていた。
「ダイヤモンドとパールは…」
個室ごとに出口がバラバラだった為、ドレスの少女はキョロキョロと人混みを見渡す。
ドラキュラ・パチリス・かぼちゃ・魔女・ポッチャマなど様々に仮装し、顔を一部もしくは全て隠した人々が行き交う。それは怪しくもあったが、自らも同じ状態なのだと思うと笑みが零れる。
「お姫様だ!」
背後からの声に振り返ると、ニャルマーの仮装をした幼い少女とズバットの仮装をした幼い少年がいた。
「違うよ、お嫁さんだよ!」
「えー!お姫様だよ!」
きゃいきゃいと言い合う二人が可愛らしく、ドレスの少女はベールの中で微笑んだ。
ダイヤモンドとパールは、きっと幼い頃もあのようだったのでしょう。
そう思い、かがみこんで声をかけた。
「二人は、友達ですか?」
「うん!」
「今日は一緒に来たんだ!」
「…よく、お互いが見つかりましたね。」
「あったりまえだよ!」
「だって、友達だもん。」
友達。
その言葉に心がうずく。
ならばあの二人もすぐに合流できているのでしょうか。
私は、合流することができるのでしょうか。
沈んでしまったドレスの少女に気がつくこともなく、ニャルマーとズバットはにやっと笑った。
「そっか…じゃあ、」
ニャルマーとズバットは顔を見合わせて手を出した。
「「trick or treat!」」
「え?」
「お菓子をくれなきゃ」
「イタズラだぞ!」
言葉の意味に気がつき、ドレスの少女は慌てて辺りを見回す。何しろ出て来てそう時間は経っていないのでシステムがまだ理解できていない。
「…お菓子は…」
持っていません、と言いかけた時、後ろからトントンと肩をたたかれた。
振り向くと、妙な赤鎧にマントと、口元だけ見える仮面を付けた少年が飴を2つ差し出している。
「…?」
「はい、どうぞ。」
その声を聞いて、ドレスの少女は飴を受け取ると子どもたちに向き直った。
「お待たせしました。」
子どもたちは飴を受け取ると口々にお礼を言って走り去った。ドレスの少女はふぅと息をはいた。
「ありがとうございます。ダイ」
しーっ、と赤鎧の少年は一本指をたてる。
「駄目だよお嬢さま、名前を言っちゃあ。」
「あ!そうでした。」
「でも早めに見つかって良かったよ。あ、これ飴。また子どもが来るかもしれないから。」
「ありがとうございます。」
飴を受け取り、ドレスの少女はじっと赤鎧を見た。
「どうかした?」
「いえ…あの、パ…えっと…せっかちさんは?」
「せっかちさんとはまだ合流してないよ~。」
「え?何故ですか?」
「だって、オイラもせっかちさんもお嬢さまと合流したかったから、お嬢さまを探すのが先でしょ?」
「…そうかもしれません。」
わかるようなわからないような理屈にドレスの少女は首を傾ける。
「ところで、その衣装は?」
「タウリーナΩに出てくる謎の騎士だよ。かっこいいでしょ。」
「ええ、まぁ。」
「あ、そう言えば、綺麗だね、プラチナ。」
「!?」
名乗っていないはずの本名を呼ばれ、いつも冷静なはずの思考回路が固まる。
「そのペンダント、プラチナっていうやつでしょ?」
「え、ええ。」
「似合ってるよ~プラチナ。」
「あ、ありがとうございます…。」
意地でそれだけ返して、ドレスの少女は鎧から顔を背けた。
ベール越しにもわかりそうなくらい、顔が赤くなっているのがわかる。しばらくそれを誤魔化して、ドレスの少女は赤鎧の騎士に向き直った。
「見つけてくれて、ありがとうございます。」
ベールの中で最大級の笑顔を見せる。仮面の中で、彼も笑った気がした。
「うん。じゃあ、せっかちさん探しに行こっか。」
鎧の少年が右手を差し出す。
「はい。」
薄く笑ったドレスの少女が左手を重ね、二人は人混みの中へと歩き出した。






あとがき
パールごめん。
でも正直むちゃくちゃ楽しかったです。
来年は何にしようかな~?

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