月草雑記帳

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電王捏造文章


クリスマスイブだー!


さーーー全国数十人の月草雑記帳捏造ファンの皆様!(すみません見栄をはりました殴らないで!)
お待たせしました!いよいよ、投票で一位を獲得した「ゼロノス捏造」後編でございます。


別の記事でも書きましたが、この捏造、とある事情からあまりイチャイチャさせるわけにはいかないのです。
なんであんまり甘くならない予定だったんですが…
デートスポットとかいろいろ調べてたら…なんか最終的に…


「デートでやってほしいことを侑斗にやってもらおう」


という裏企画が完成してました(私の中で)。
痛い人とかいわないでっ!なんかごめんなさい!!


というわけで、甘さひかえめなんだかそうじゃないんだかわかんないものが出来ましたがよろしければどぞ。
でも私恋愛は幼稚園児レベルだから…普通なんじゃないかなあ?




「光が満ちるこの日だけは」後編


「ごめん、待たせた?」
 ヘルメットを外し、侑斗がバイクから降りる。
「ううん、今出てきたところ。」
 ミルクディッパーの前に立っていた愛理はにっこりと笑った。
「…じゃあ、行こうか。」
「ええ。」
 侑斗は再びヘルメットをかぶろうとして、立ち止まった。
「…どうかした?」
「これ。冷えるから。」
 そう言うと付けていたマフラーを外し、愛理に差し出す。
「…ありがとう。」
 愛理がそれを受け取ると侑斗は表情を隠すかのようにヘルメットをかぶり、バイクにまたがった。
 愛理はマフラーとヘルメットを見につけると、侑斗の後ろに乗る。
 そして、バイクは静かに動き出した。


 バイクが完全に止まってから、二人はそれぞれヘルメットをはずした。
「桜井君、マフラーありがとう。暖かったわ。」
「…まだしばらく外だし。付けてて。」
「…じゃあ、遠慮なく。」
 辿り着いた場所は、人がまばらに居るどこかテーマパークの様なところだった。
「…此処、何かあるの?」
「…うん。すぐ、そこだから。」
 そういうと侑斗が歩き出す。愛理もそれに続いた。
「…!」
 そして、確かにそれはすぐに目に入った。
 ゲートをくぐると、きらびやかな光に包まれる。
 園内の全ての木に飾られているのは色とりどりの電球の様で、それが惜しみなく光っている。
「綺麗なイルミネーションね。」
「これだけじゃないよ。」
「え?」
「俺のお勧めは…こっち。」
 そういうと多くの人が歩いていく方から少し外れた方角に侑斗が向かう。
 愛理は首を傾げながらも、それについて行った。


 小高い丘に登ると、その景色はすぐに見えた。
 眼下に広がる広い土地。
 そこに咲き乱れる光の花。
 その眺めを例えるなら…光の花畑。
 赤・青・黄・桃など様々な光が咲いてはしぼみ、また開く。
「本当はあっち側から眺めるものらしいんだけど。」
 侑斗が指すのは向かいに見える建物。確かにたくさんの人がいるように見える。
「ここの方が静かだし、空も広いんだ。」
「…空?」
 言葉を失ってその景色を見ていた愛理が首をかしげる。
 侑斗はふっと笑って、眼下に広がる光をみた。
「しばらくこうやって…空を観るんだ。」
 言われた通りしばらく光を見つめ、空を見上げた。
「星が見えるようにならない?」
 目の奥に焼きついた眼下の光が暗い夜空に散らばって見え、それは確かに星空のようだ。
「こういうのもたまにはありかなと思って。」
 嬉しそうに、でも不安そうにいう侑斗に、愛理は一言答えた。
「…そうね。とっても綺麗。」
 それから空を見上げたまま、付け加える。
「ありがとう、桜井君。」
 侑斗は黙ってその言葉を受け止める。
 二人はしばらく、空と光を観ていた。 


「でも意外だったわ。てっきり、星が綺麗な所に連れて行ってくれると思ってたたから。」
 園内にある店で土産を手に取りながら、愛理が呟く。
「…いつも同じじゃ駄目だと思ったし、それに…」
「それに?」
「花が好きだったと思ったから。」
 その場所の名前は「光の丘」。花などどこにも出てこない。
 だが、彼も同じように思っていたのだろう。
「そうね。とっても綺麗だったわ。」
 まだ目の奥に残る光を瞼にしまい、愛理はずっと見ていた土産物を棚に戻した。
「とりあえず…良太郎の分だけ先に買っちゃおうかしら。本当はもう少し見ていたいけど…」
「じゃあ、俺がレジに並ぶから。他の分見てきて。」
「え?いいの?」
「うん。」
「じゃあ、そうさせてもらうわね。」
 良太郎用に選んだお菓子を侑斗に預け、愛理はコーヒーカップが並んでいた棚へと足を伸ばした。
 しばらく棚を物色し、それから数点を選んで並んでいた侑斗にカップを手渡す。
 そしてレジを侑斗に任せ、愛理は夜食用の屋台を見に出かけていった。
 

「今日は楽しかったわ。ありがとう。」
 ミルクディッパーの前で愛理が微笑む。侑斗も少し笑って、掌サイズの箱を差し出した。
「あら?これ、さっきの場所の…」
「お土産…というか、クリスマスプレゼント。」
「え?」
 受け取って、箱を開ける。
 そこに入っていたのは、あの花畑をモチーフにしているオルゴール。
「なんか、欲しそうだったから。」
 確かにこれはあの店の中で一番素敵だと思って、だがそれほど必要だとは思わないし、と諦めたものだった。
「良かったら、と思って。」
「…ありがとう。桜井君。ごめんね、ちょっと待ってて?」
 愛理は急いで店の中に入ると、カウンターに乗せていた紙袋を手に取り、一瞬だけ躊躇ってから外に出た。
「これ、お返し。大したものじゃないんだけど…よかったら。」
「あ…ありがとう。」
 それを受け取ると、ちらりと愛理を見る。それだけで、何が言いたいのかが伝わる。
「家に帰ってから開けてみて?」
「…うん、そうする。」
 それからもう一度バイクにまたがり、侑斗はヘルメットを被った。
「…おやすみ。」
「ええ。おやすみなさい。」
 そして表情を隠したまま侑斗が走り去る。しばらくそれを見送っていた愛理は、ふと首元に手を当てる。
「あ…」
 そこに巻いてあったのは、借りたままのマフラー。
 追いかけても無駄だと諦め、愛理は店の中に入った。


 返しそびれたマフラーをはずす。
「明日返さなきゃ…それから、良太郎にお土産渡さなきゃね。」
 弟の部屋に既に明かりは無い。もう眠っているのだろうか。
 カウンターに座り、オルゴールのねじを巻く。
 聞こえてきたのは知らないメロディー。どうやらバラードのようだ。
 曲名を見てもなんの曲だかわからないが、光の花畑を見ながらその曲に耳を傾ける。
 返し忘れたマフラーを手に取り、もう一度首に巻いてみる。
 それから、カウンターにうつぶせて、目を閉じた。
 そこに見える景色はきらきらと輝く。
 あの日の星の光か、今日の花畑か。
 それともーーーーー



 その光の名は、まだ誰にもわからない。















ーーーーーー
?あとがき!
なんか細切れになってしまったのは何故だろう。
えと…とりあえずあの…「ダイジェスト」とかだと思ってください。多分間になんか喋ったりおやつ食べたりしてるはずなんです。
甘さ控えめ…というか肉体的接触はなかったですがこんなんでよろしいでしょうか…?っていうか今の精神状態だとこれも結構限界なんです!
ちなみにやってほしかったのは「マフラーを貸してくれる」と「お土産をこっそり買ってくれる」です。あとは「服を褒めてくれる」もやりたかったけど…私にセンスがなかった!!
読んでくださってありがとうございましたー!全力で忘れて下さい!!  


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