月草雑記帳

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五宝文字と時空終着駅


超・電王&侍戦隊捏造 五宝文字と時空終着駅 『その心が求める物』


うわーついにここまで来ちゃったかーって感じです今回のお話。
書きたくて書きたくてどうしようもなくて、いろんな角度から考えてみたんですがとりあえず?こんな形に収まったって感じですね…。ああ文才が欲しい!


ああ、そうそう。前回はいろいろ出てきたのでそれの話を少し。
まず、2006年放送『轟轟戦隊ボウケンジャー』からチーフこと明石暁さん。
型物真面目系レッドですね。あと姿だけ登場したのが映ちゃんこと高岡映士。何気に特撮「エイジ」が多くて漢字に迷うんですよ!!あ、それから声だけ登場ミスターボイス。
一応書いときますと、「歪計」は実在のものとは大きく異なりますので!そしてオリジナルアイテムですので!
ボウケンジャー見てもでてこないよ!


そして2009年放送『仮面ライダーディケイド』より2号ライダー仮面ライダーディエンド、海東大樹が参戦です!やーコイツ書きやすいわ…前書いたことあったしねそういえば(暇な人は探してみよう☆)
前回の映画でいろいろあったので、ちょっと出づらかったのかな…?まあこの人ひっかきまわす専門なので!こんな感じだと思いますハイ!


それでは本日の更新です。
個人的にはとっても楽しかったです。
興味のある方のみどうぞ。





『その心が求める物』


 ハナ・侑斗・デネブ・源太を志葉家の客間に残し、丈瑠は一人、薫のいる奥の部屋へと向かった。
「母上、野上は」
「隠し部屋に隠してある。帰る場所がないと言うからな。好きなだけ泊まって行けと言ってある。」
「…そうですか。」
「丈瑠。」
「はい。」
「あいつは…昔のお前にそっくりだ。」
「…え?」
「仲間との絆に自信がないわけがないのに、仲間を思うから、自分から仲間を突き放す。世界が助かれば自分などどうでもいいと考える。私がこの屋敷に来た頃のお前とそっくりだ。」
「…どう言う意味ですか?」
「さあな。私にわかるのはそれぐらいだ。」
 そういうと薫は立ち上がり、歩き出す。
「母上?」
「客人は客間に居るのだろう?私が話をする。丈瑠、お前は隠し部屋の方に行け。お前の方が適任だ。」
 それだけ言い残すと、薫は黒子を引き連れてすたすたと歩いて行った。


「…野上、良太郎。」
 丈瑠の声に、そっと良太郎が顔を出す。
「えっと…お殿様、だよね。」
「丈瑠でいい。今この屋敷にハナと侑斗、それからデネブが来ている。会いたくないなら、奥へ行くぞ。」
 丈瑠に促され、良太郎は掛け軸の裏にあった部屋から出た。
「今は母上と源太が客間で話している。」
「そっか、ありがとね。気を使ってもらって。」
「気にするな。」
 ひっそりとした奥の部屋で、丈瑠は腰をおろした。
 良太郎もそれに倣う。
「さっき、お前の仲間に会った。」
 躊躇いながら口を開いた丈瑠を、良太郎はただじっと見ていた。
「これを伝える事がお前の為になるのかどうかはわからない。」
 そう前置いて、丈瑠は少しずつ話し出した。
 たくさんの世界が、融合して一つになろうとしている事。
 融合した後、おそらく良太郎は世界から居なくなるであろうこと。
 イマジンと仲間達が今、それを阻止する方法を探していること。
 躊躇いながらも確実に、丈瑠はこれまでのいきさつを話した。
「そっか。」
 そして全ての話を聞いて、良太郎は一言そう言った。
「モモタロス達が迷惑かけちゃったみたいでごめんね。」
「…いや…。」
 丈瑠はその答えに、先ほどから感じていた感覚を再確認する。
 何かが、おかしい。
 自分が消えると言うことを、こんなにもあっさりと肯定できるものなのか?
 今日の初めから違和感を思い返す。
 茉子達から逃げ出した良太郎。
 そしてわざわざ此処に現れたこと。
 世界の融合。
 何も告げていないと言ったイマジン達。
 愛想つかれた、と言った良太郎。
 そして薫の言った「似ている」という言葉。
 その全てを繋げて、丈瑠は結論を出した。


「知っていたのか?今の話、全てを。」


 問いを投げかけながら、丈瑠は心の中でそれを否定していた。
 自分が消えるなんてこと、知って、こんな風に平静でいられるわけがない。
 そんな人間、いるわけがない。
 まっすぐな瞳に答えて、良太郎は静かに口を開いた。


「うん。」


 その瞳も、まっすぐに丈瑠を見ていた。
「知ってたって言うより、思い出したって言う方が正しいかな。」
 少し言葉を選んで、良太郎は話し出した。
「君達と出会うずっと前、僕たち『仮面ライダー』は集まったんだ。そして、世界の終わりの話を聞いた。融合が進むと、世界が全部壊れてしまうってこと、そしてもう融合は止められないってことも。」
「…そんなに前から、融合が?」
「うん。だから僕たちは、もう一つの壊れそうな世界を軸に、九つの世界を立てなおすことにしたんだ。」
 だけど、と良太郎が続けた。
「もう一つの世界は全ての疑似ライダーを破壊しなくちゃいけなかったのに、仲間にしてしまった。だから世界は破壊を迎えず…創造を迎える事が出来なかった。」
「疑似ライダー?」
「うん。歪んだ世界にいた、仮のライダー達だよ。」
 それ以上は説明できない、そう言って良太郎は話し続ける。
「世界は、世界の破壊を終わらせない…最後の世界の物語を終わらせないことで、なんとか崩壊を免れた。でもそんな間にも、新しいライダーが生まれていった。新しい世界と融合していった。そして、また、終わりの時が来た。僕が知ってるのはそれくらいかな。」
 あまりに突然の話に、丈瑠は言葉を探した。
「…それと、俺達は関係しているのか?」
「シンケンジャーが?…うん、そうだね。」
「何故、今まで黙っていた?」
「ちょっといろいろあって、忘れてたんだ。…違和感はあったみたいなんだけど。」
「…違和感?」
「ちょっとは、不思議だったんだ。元の体を失ったのに、どうして僕はこんなに平然としていられるんだろうって。」
 良太郎が自分を見る。幼くなった自分。
「最初は、ハナさんが同じ目に合ってるからじゃないかって思った。でも…それよりも。『僕がその原因を知ってるからじゃないか』って思ったら、妙にすっきりした。ウラタロスが僕のことを『地球の本棚』で調べてくれた時も、わからなかったって知って…」
 その時の事が蘇る。
 確かに、そうだったのだ。
「『地球の本棚』に入った時、良太郎が小さくなった原因を調べられないか試してみたんだ。」
 そう言われ、心臓がおかしいほどに高鳴って。
そして「駄目だった。」と聞いた瞬間、原因がわからなくて落ち込む以上に、ずっとずっと


 ほっとしたんだ。


「その時から、かな。気が付き始めたのは。僕は、僕が小さくなったその理由を知っていて、そしてそれは隠すべき事なんだって。」
「…それ、から」
「それだけの話。」
 丈瑠の言葉を遮って、良太郎は言う。
「それだけの話だよ。」
「何故、俺にその話を?」
「消えた後はきっと誰も僕を覚えていないから。だから、誰にもそのことは言わないでおこうと思ってた。言ったら、悲しんでくれるだけだから。でも、君は気になってたみたいだし。いつか知ってしまうような気がしたから、かな?」
 部屋の外から遠慮がちに戸をたたく音がした。
 丈瑠が立ち上がり、外に出て何か言っているのが小さく聞こえる。
 良太郎はポケットから折りたたんだ紙を取り出し、眺める。
 その表情は、誰にでも読み取れそうなほど単純なものだった。
「…良太郎。」
 名を呼ばれ、良太郎は持っていた紙を慌てて隠す。
「な、何?」
「母上に呼ばれた。少し此処に居てくれ。…他言は、しない。」
「うん。」
 丈瑠は廊下に出ると、早足で歩きだした。
 その表情は、誰にも読み取る事が出来ないほど複雑なものだった。

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~ Comment ~

なるほど… 

 そうか、確かに妙に達観している感じは丈瑠と良太郎の共通点かもしれない…と納得。
「良ちゃん!何を隠したのかなぁ?さぁお母さんに見せてみなさいっ!」
とうっかり思った暁でした(^^ゞ

 綾子~…重いんだよね…。
あんな引っ掛かるとこまでで止めてるなんてなんの放置プレイ?((+_+))
と思いつつ…ネタがなかなか出てこない「空の器」
現在他ジャンル込みで4本書きかけを抱えていますが頭が…夏バテ?
おばさんも頑張りまぁっす!

 あっそうかリンク申請をすればいいのよね?
いやそれでもよそ様のコメント欄をジャックしていい理由にはならないでしょうけど。
(今までリンク申請などした事がないので調べてみます)
また後日改めてリンク申請に参ります~。
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