月草雑記帳

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五宝文字と時空終着駅


超・電王&侍戦隊捏造 五宝文字と時空終着駅 『傷つくことがあっても』


やっとここまで来ましたパート2!って感じですこんばんは。
とりあえず前回の補足から行きましょう。


まず、オリジナルアイテム「不死鳥の羽根筆」と「雪墨」。これらは以前書いたコラボ捏造に登場したものです。読んでいないかたは、「まあなんだかんだあって今は志葉家が持ってる珍しいもの」とでも思っていただければ大丈夫です。


では、登場キャラクターについて!
まずは城戸真司さんとゲルニュート。2002年放送の「仮面ライダー龍騎」から登場です。
ミラーワールドで13人のライダーが戦う…というようなものなんですが…すみません未視聴です。本当すみません。変身シーンとかはうちにあった資料で調べまくりました。あと口調も。違うかも…ですが…10年後と言う事で何とか…ほんとうごめんなさい!
続いて浅見達也さん。2000年放送の「タイムレンジャー」よりお越しくださいました。
…すみませんこれも見てないです。一巻だけは見た。あとこの間VS見ました参考に!おもしろかった!
これより前の戦隊さんに登場してもらう予定はないので、最上級生になりますね(何が)
何故この二人がセットで出てきたのか…わかる人にはもうわかってると思います。あえて説明はしません。本編中でもありません!スルーで!お願いします。
あ、それから怪人だけ出てきた魔虫兵ビービとファンガイア。それぞれ「天装戦隊ゴセイジャー」と「仮面ライダーキバ」から登場してもらいました。一言だけの補足にしときますねー。


それでは今回です!
かっこよく書けてるといいんだけどなー。
よろしい方のみどうぞです。






『傷つくことがあっても』


「源太、場所は?」
「もうちょい先!っと…」
 源太が足を止める。曲がり角に見えたのは、見覚えのある赤い怪人。
「ナナシか…。」
「俺一人で十分だ。源太、デネブ、先に行け。」
 丈瑠がショドウフォンを取り出す。源太は少し迷ったようだが、にっと笑って答えた。
「おう。行こうぜデネブ!」
「了解!」
「無理すんなよ、丈ちゃん!」
 源太とデネブが走りぬけた事を確認して、丈瑠はショドウフォンを構える。
「一筆奏上!」
 シンケンレッドへと姿を変え、シンケンマルでナナシに斬りかかる。
 それはとても、世界の条理にふさわしい行動だった。


「でりゃあ!」
 モモタロスが刀を振りまわす。周りにいたファンガイアが割れたステンドグラスのように消えて行く。
「なんなんだよコイツらは…この大変な時に…」
「一貫献上!」
「ん?」
「よう!シンケンゴールド梅盛源太!ただいま参上、ってとこか。」
「おい!それは俺の台詞だろうが!」
「え?そうだっけ。」
「そうだっけ?じゃねえ!」
「まあまあモモちゃん落ちついて。ほら、早く倒さないと。」
「ったく…おいおデブ!なんで侑斗は来ねえんだよ!?」
「さーそれは俺にも…でも大丈夫!俺が侑斗の分まで戦うぞぉ!」
 デネブはそう言うとさっそくファンガイアに攻撃を仕掛ける。
「…源太。侑斗は来ないのか?」
「おう流ノ介。そう言ってたけど?」
「…あいつの性格なら、出てきそうなものだが…?」
「ん?」
「ああ、いや、なんでもない。それより源太、殿はどうした!?」
「丈ちゃんならナナシ見つけてそっち行ったよ。」
「ナナシまでいるのか?」
「そんなことどうでもいいよー!」
 リュウタロスが鈍器として使っていた銃を投げ捨てる。
「もーキリがないよ!おデブちゃん!銃になってよ!」
「ん?わかった!」
 デネブが空中で回転し、デネビックバスターへと姿を変える。
 リュウタロスはそれをつかむと、勢いよく乱射した。
「わーい強ーい!」
「相変わらずやりたい放題ね。」
「まあなあ。」
 あちこちで武器と武器のぶつかる音がする。
 その音は確実に、歪計の針を揺らしていた。
 世界にふさわしくない行動として。


 ナナシが暴れまわる町中。一人の黒子がそこに立った。
 黒子はしばらく息を整えると、頭巾を外す。頭巾の下から現れたのはまだ若い、男。
 ベルトを取り出し、黒いパスケースを構える。
「…変身。」
 黒子の衣装から同じく黒い、鎧に姿を変える。
 そのいかにも弱そうな姿に、ナナシ達はむしろ戸惑ったようだった。
「…ええい!」
 思い切り体当たりをしたようだったが、ナナシは僅かによろめいただけで、逆に男を突き飛ばす。
 男はそれでも腰にさげていた剣を構え、攻撃を仕掛ける。
 ナナシ達が刀を取り、応戦しようとした時、横からの攻撃で先頭のナナシが吹っ飛んだ。
「モウギュウバズーカ!」
 赤いバズーカを抱えたシンケンレッドが、バズーカを乱射してナナシ達を次々に倒して行く。
 全てのナナシが片付いた時、ようやく男は立ちあがった。
「あ、ありがと。」
「お前…良太郎…か?」
「うん。」
 変身が解除して黒子の服に戻った良太郎が、シンケンレッドの前に立った。
 シンケンレッドが変身を解除する。そして、ぐっと右手を握りしめた。
「お前、どうして此処に…?」
「悲鳴が聞こえたんだ。だから、悪いと思ったけどこの服を借りて。あ、返しておいてもらえるかな?」
 悠長に黒子の服を脱ぎ、丈瑠に渡す。元々上から着ていただけのようで、先ほど屋敷で見た格好になっていた。
「お前がナナシと…別世界の怪人と戦う事も、歪の原因になるんじゃないのか?」
「そうだね。でも、例え僕が消えることになっても…目の前で泣いてる子供を、ほっとけないよ。」
「そうしなければいけない時も…あるんじゃないのか。」
 侑斗も、きっと戦いたいのに我慢している。それを口にすると、良太郎は少し笑った。
「侑斗は、ここで忘れられるわけにはいかないんだよ。だから戦わない。」
 以前流ノ介から聞いたことがあった。侑斗は戦う度に忘れられてしまう。それはこの世界の瀬戸際であってはならないことなのだろう。
「…侑斗は、そこまで知っているのか?」
「多分知らないよ。だから…本能、とか言うのかな。」
「…どういうことだ?」
「わかんなくてもしょうがないよ。君は仮面ライダーじゃないし、侑斗は電王じゃないんだから。」
 一見脈絡のない言葉に、走り際に聞こえた二人の男の会話が蘇る。
「仮面ライダー龍騎…あいつも、何か知っているのか?」
「うん。…悪いけど、あんまり説明するわけにはいかないんだ。今大事な時だし。それに、話してる余裕はないみたい。」
 遠くの方にまた、怪人の集団が見えた。シンケンレッドの姿を見つけて、こちらに向かってくる。
「僕は弱いから、君が戦ってもらえる?みんなを護るために。」
 そのあまりにも一直線な態度に、丈瑠は視線を落とした。
「…凄いな。迷いが一切見えない。…俺は、迷ってばかりだ。」
 その言葉を聞いて、良太郎は少し空を見上げた。
「僕はその方がいいと思うよ。僕だってたまには迷いたいし。」
「迷わない…のか?」
「あんまりないかな。前にモモタロス達が消えるかもって分かった時もそうだったし。でもね…迷わないだけで、ちゃんと、やりたいことだって、あるんだ。」
 丈瑠は少し視線を上げる。握りしめられた拳が見えた。
「本当は今だって、みんなと一緒に戦いたいよ…!」
 その拳は、確かに震えていた。
「でもそれはできない。僕が下手に手を出して、時間を破壊するわけにはいかないから。…迷いなんて、ないんだ。僕には。」
「…矛盾してないか?」
「してないよ。目の前に居る人は助けたい。でも、だからといって、破壊するわけにはいかないんだ。」
 そしてまた、良太郎は静かに微笑んだ。
 丈瑠は何も返せずに、良太郎を見た。
 最初は、なんて意志の強い奴なんだと思った。
 燃える空家の中で、誰のものかもわからない物を守りきったことも。
 アクの強いイマジン達を、力を持たずに従えていることも。
 自分に何の関係もない不死鳥をかばったことも。
 そしてその不死鳥に認められたことも。
 侍でもなんでもないのに、戦い続けている事も。


 次に、なんて精神の強い奴なんだと思った。
 死の世界からことはとダイゴヨウを連れて戻って来たことも。
 同じように幽霊を連れて戻って来たことも。
 その幽霊を『母親』に引き合わせたことも。
 そしてその再会を、自らの手で立ち切ったことも。
 どれも、すごいと素直に思ったんだ。


 そして、今。
 ようやく彼の弱さを知った。


「モモタロス達。」
「?」
「あれで結構打たれ弱いから。励ましてあげてね。」


 そう言って見せるのは、やはりいつもの笑い顔。
 彼の弱さが見れた。でもそれ以上に、優しさを見た。
 ずっとそうやって、戦ってきたのだろう。
 過去と未来と、現在を護るために。
「お前…」
 そう言いかけた時、何かが弾けるような音が聞こえた。

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~ Comment ~

あと2本なのかぁ… 

 毎朝うきうきとお邪魔しておる暁です。
そろそろコメントうざいかなぁと心配していた矢先に「コメント楽しみにしています」との
温かいお言葉をいただきまたコメントを書いているという…図々しいな。

 今回は良ちゃんのかっこいい回でしたね。
う~ん…深い!、泰子さんの脚本は深読みしようと思うと、どこまでも深読みできてしまい
うっかりはまると抜け出せないのですが相変わらずの鮮やかなコラボっぷり。さすがです!

 次のお話ではぜひともかっこいい丈瑠を!期待しています!
そして当劇場にもご足労いただいてありがとうございます。
第4章とお返事アップしておりますのでお時間のある時にぜひお立ち寄りくださいませ。
少し新しい展開になっておりますよ~v      暁 颯

暁さんへ 

コメントありがとうございます!
ここ二日ほど更新できなくてすみません…!!

良ちゃん格好よかったですか?よかったですー!!
原作が素敵すぎるおかげです!脳内で勝手にしゃべり続けてるのを無理やり文章にしてるので…伝わってるのか不安だったんです(汗
自己完結になりそうで・・・><

かっこいい殿…予定はあります!が、次回ではないかな…?第四章・五章も着実にわくわくしておりますよー!!また改めてコメントしに行きますね!
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