月草雑記帳

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五宝文字と時空終着駅


超・電王&侍戦隊捏造 五宝文字と時空終着駅 『この時を駆け抜けて』


ただいまですリオンです。昨日は力尽きて寝てしまいました。ある意味予想どおりでしたが…
そして今日の更新分でストックがきれるって言う…今日書くはずだったんだけどな…24時間何処言ったんだろう。


さて、前回の補足でも。
まずは仮面ライダーフォーゼより登場いただきました如月弦太郎・城島ユウキ・歌星賢吾。高校生です。
侑斗を宇宙に連れて行きたかっただけです…(笑)。最近まで見てたのでわりとすんなり書けました。書いたの二回目ですけど。
それから、最早不審者と化してしまった…ごめんなさいなヒビキさん。仮面ライダー響鬼より登場です。
一応某動画サイトで口調とキャラを確認はしましたが…あんまり見たことないです。ただ、映画は素晴らしいと思ってます(私は歌舞鬼ファン)。この方も侑斗と会わせたかっただけかも…。理由は分かってもらえると思います!


それでは本日分です。ここも結構書きたかったとこだから楽しかったー!






『この時を駆け抜けて』


 とある電車の、先頭車両。
人を象った、しかし人と呼ぶにはあまりにも曖昧な何かは、バイクの前に手をかざす。
それは一層姿を曖昧にした代わりに、薄いカードを手にした。そしてそのカードを、バイクに差し込んだ。


「1999年に行きたい。」
 そう切り出した丈瑠に、オーナーは難しい顔でチャーハンを口に運んだ。
「今は緊急事態というわけでもありませんから、チケットの無い者を乗せて移動することはできませんねえ。」
「そんな…」
「ただでさえ時間が乱れている今、規則を破ることは」
 言葉を遮るように、がくん、と地面が揺れた。
「あれ?なんだろ。」
 ナオミが首を傾げる。
「な、なんだあ?」
 窓へと走ったデネブが声をあげる。
「あー!走ってるぞ!?」
「え?」
「嘘やろ?」
 イマジン達が窓を見る。確かにデンライナーはゆっくりと、しかし確実に走り始めていた。
「どうなってんだ!?また暴走か!?」
 モモタロスは先頭車両へ走り、ドアを開く。
 当然そこに人影は無い。ただ、表示されている行き先は確かに1999年を指していた。
「ん?なんか入ってんのか?」
 いつもチケットを差し出すところに、薄い何かが見える。
 モモタロスがゆっくり手を近づける。ふわり、と何かのイメージがモモタロスの頭を埋めた。
 霞がかったその先にいる誰かが、真剣に何かを描いている。
 そんな一瞬のイメージが消える頃には、丈瑠達も先頭車両へ着ていた。
「モモタロス、どうした?」
「あ…いや…俺にもよくわかんねえけどよ…。」
 先ほどのイメージはさらに薄くなっていて、もう何を見たのかすら思い出せない。
 それがとても大切何かだった気がすると言う、よくわからない直感だけを残し、イメージはどこかへ消えて行った。


「っと。ここが1999年か。」
 真っ先に降り立ったモモタロスはきょろきょろとあたりを見る。
「なんだぁ?妙に曇ってんな。」
「…雲じゃなくて霧だ。」
 隣に降りた丈瑠が答える。霧は瞬く間に濃さを増して行く。
「ことは、竹ってどっち?」
「あっち…あれ?なんやろう、人がいっぱいおる。」
「それはちょっとまずいんと違うか?」
「うん、見つかると危ない!」
「お前らがな…。じゃ、とりあえず移動しようぜ丈瑠…あれ?」
「あれ?モモちゃん?」
 千明とデネブが辺りを見回す。先に降りたはずの丈瑠とモモタロスの姿は何処にも見えない。
「まずいで、こっちに仰山来るわ。」
「しょーがねえから避難しようぜ、ことは、頼む。」
「うん、みんな、こっち!」
 ことはに先導され、四人は竹林を音が立たないように歩きだした。
「えっと、確かこっちにうちがよぅ遊んでたところが」
「…あなた達、なにをしているの?」
 不意に後ろから声をかけられて、千明とことはは驚いて後ろを向いた。キンタロスとデネブがこっそりと竹林に隠れたのが目の端に映った。
「あ、おね」
 千明がことはの口をふさぐ。
 後ろに立っていた和服の女性は、不思議そうに二人を見ていた。
「も、もしかして花織みつばサン?」
「…ええ、そうよ。どうかしましたか?」
「あ、あのえっと、俺達志葉家の使いの者で…」
「…志葉家の?」
「はい!あの、お…やなかった、みつばさん、うちら、竹の花をもらいに来たんです。」
「竹の花?」
 みつばはじっと二人を見てから、右手を出した。
「…いいと思うわ。こっちへどうぞ。」
 みつばが歩き出す。千明とことはは一度顔を見合わせてその後に着いて行った。


「ったく、なんなんだよここは!」
 モモタロスがぶつぶつと呟く。丈瑠は辺りを見回してため息をついた。
「霧が深すぎるな。千明とことはが気になるが、じっとしているしかないか。」
「おデブもクマもどこいきやがっ…た…」
 モモタロスがある方向を見て動きを止める。
 表情は無いが驚いているようなその様子に、丈瑠もそちらを見る。
 霧の向こうに、二つの影が見える。
 一つは人間と同じくらいで、輪郭がゆらめいているのか姿をはっきり見る事が出来ない。
 一つは大きく、四足で立っているのがわかる。頭と思しきところからまっすぐに角が生えている。
 二つの影は並んでいる。まるで、小さな影が大きな影を導いているかのようだった。
 その大きな影が五色に輝いているのを見て、丈瑠も息を飲んだ。


「ありがとうございました。」
 花をつけた竹を一本抱えて、千明が頭を下げる。
「ありがとうございました、あの、助かりました!」
 二人は揃って振り返り、歩き出す。
 みつばは二人をじっと見て、口を開いた。
「気をつけて帰ってね、ことは。」
「うん、ありがとうおね…」
 千明とことはが驚いて振り返る。みつばはゆっくりと微笑んだ。
「どうしたの?早く帰らないと。待っている人がいるんでしょ?」
「…ありがとう!おねえちゃん!…千明、行こ。」
「おう!」
 ことはは大きく手を振り、二人同時に駆けだした。


「…麒麟?」
 薄い、小さな影が微かに頷いたような気がした。
「…お前は…誰だ?」
 影は何も言わずに微笑むと、麒麟を手放した。
 かつん、かつん、と音を立て、麒麟が近づいてくる。
―そなたが、シンケンジャーの世界の現在を担うものだな。
 耳を通さず、声が聞こえる。
「麒麟か。」
―人は我をそう呼ぶな。
「…お前の角が、必要なんだ。」
―聞いている。
「…誰に?」
―それは言えぬ。我の角も渡せぬ。だが、この抜け落ちた角ならば持っていくがよい。
 そういって麒麟は咥えていた角を示した。
「…。」
―受け取るがいい。
「ああ。ありがとう。」
 丈瑠が伸ばした手を横から掴んで、モモタロスは麒麟と影を見た。
「おい…お前…」
 ふ、と影がまた笑った気がした。
 その瞬間、眩しい日の光が戻り、二人は一瞬何も見えなくなった。
 次に目を開けた時にいたのは降り立った竹林そのもので、霧はすっかり晴れ渡っていた。
 そして、丈瑠の手には麒麟の角と思しき塊が、しっかりと握られていた。
「あ、殿さま!」
「モモの字、どこ行っとったんや?」
 それぞれを呼ぶ声に振り返ると、そこには竹を抱えたキンタロスとことは、千明とデネブがいた。
「竹…もらえたのか?」
「え?あ、ああ、ことはのお姉さんにな。丈瑠、お前どこに…」
「あれ?何を持っているんだ?…うわぁーお、もしかして麒麟の角!?」
「なんや、もう麒麟に会えたんか?」
「流石です殿さま!」
 モモタロスと丈瑠は顔を見合わせる。
「とりあえず戻るか。」
「あ、ああ。」
 何か釈然としない思いを抱えながらも、二人はデンライナーに向かって歩きだした。

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~ Comment ~

○ちゃん~!! 

 ってこれじゃネタばれかぁ。○に変えとこ。
切ないなぁ。影がどんどん薄くなる。
モモ!頑張って思い出すんだ!!

 次は…とついつい思いますが、それは書き手にとっては
プレッシャーなのも重々承知なので正座して待っときます!(^^)!

暁さんへ 

コメントありがとうございます!返信遅れてすみません。

楽しんでいただけていれば幸いです!正座していると足がしびれますので崩してくださいね!?
遅くなりましたがようやく次の話を予約投稿しましたので、よければお読みください~。そろそろ終末に向かいたいですが・・・どうなることやら、です。
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