月草雑記帳

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五宝文字と時空終着駅


超・電王&侍戦隊捏造 五宝文字と時空終着駅 『君の胸にも響け』


寝オチと戦ってるなーーーぅ…昨日は寝オチじゃなくてネットがぶちぎれたのですよすみませんでした。
今日はすごーーーく気合入ってる回なのでじっくり読んでいただきたいような…ボロが出そうなので読み流してほしいような…複雑な気持ちです。


そうそう、前回の話ですよ。
登場していただき来ましたレーサー、ゴーオンレッドこと江角走輔。うん書きやすい。ちなみになんでイマジン達を知っているっぽいかは…コアな電王ファンならわかると思う…!!
えっと、それから内容にはあんまり関係ないけど、千明、まじごめん。全然そんな展開予想してなかったんだけどなんかデネブが勝手にね?
オーナーが意味ありげになんか言ってますが特に意味はないかもしれなかった前回。出し忘れがなければそろえるメンバーは全員そろったと思います。


そして今回。
クライマックスへ向かうこの捏造のひとつの見せ場であることは間違いないと…思います。
よろしければご覧くださいませ。






『君の胸にも響け』


「丈瑠、これ!」
 茉子が拳よりも一回り小さい石を手渡す。見た目に反して、それはまったく重さが無かった。
「これを使えば空中でも紙をとどめられるわ。真空の文鎮め、苦労したけど、イイモノ出来たと思う。」
 にこ、と茉子が笑う。千明が隣で丸めた紙を差し出した。
「こっちも紙出来てるぜ。これでいいのかは知らねえけど。」
「うちも出来ました!」
 ことはが差し出したそれは綺麗に削られていて、丈瑠は思わず口元が緩んだ。
「ああ。あとは任せろ。お前たちは」
「殿をお守りします。」
 茉子たちの後ろに立っていた流ノ介がまっすぐに丈瑠を見る。
「…ああ。任せた。」
「「「「はっ。」」」」
 四人がショドウフォンを構えて走り出す。
 丈瑠はその後ろ姿に小さく呟くと、薫の方へ向き直った。


「らぁっ!」
「うぉう!」
 シニガミイマジンが鎌を振る。それをモモタロスはソードで受け止める。その瞬間、ソードが砂のように消え去った。
「え?」
「なんや?」
「なんだ!?」
 驚くイマジン達にシニガミイマジンは得意げに鎌を振りまわす。
「この鎌はな、『イメージ』を刈る鎌なんだ。俺達イマジンはイメージで出来てるって知ってるよな?…触れれば…それで終わりだ!」
 ひゅん、とシニガミイマジンは鎌を振りまわす。丁度シニガミイマジンを四方から取り囲む形になっていたイマジン達はそれをしゃがんで避けた。
「触らなければ大丈夫ってことか。デネブ!」
「了解!」
 デネブが指先から弾丸を発射し、攻撃する。それを見てリュウタロスも銃を構えた。
「ばーん!」
 二人の遠距離攻撃にシニガミイマジンが鎌を振るって応戦する。
「他に攻撃方法考えないとね…って、ハナさん?」
 ウラタロスの声にハナが顔をあげる。しっかりと手に持った紙を見て、キンタロスがハナに近づいた。
「なんやその紙。どないしたんや?」
「…駄目なの。」
「ん?」
「早くあのイマジン止めて!そうじゃないと…世界から消えちゃう!」
「ハナさん落ちついて。」
「落ちついてられないわ。早く…早く、しないと…。」
 ハナの目が丈瑠を捕らえる。紙を持ったまま、ハナは走り出した。


「母上、不死鳥の羽根筆と雪墨は」
「私を誰だと思っている?当然用意してある。源太。」
「おうよ。ほい、丈ちゃん。」
 源太が丈瑠に手渡したのは、ショドウフォン。心なしか、いつもよりも赤く輝いて見える。
「…これは?」
「私のショドウフォンに不死鳥の羽根を組み込んだものを改良した。お前にも使えるようにな。」
「すげえ威力になってるからびっくりするなよ!いやー使用者への反動消すのに苦労したよ!」
 源太がにかっと笑う。薫は、まっすぐに丈瑠の目を見た。
「お前なら大丈夫だ。丈瑠。世界はお前に任せたぞ。」
「…はい。」
「それから麒麟の角硯を貸せ。私が墨を磨る。お前は文字を書くことに集中しろ。」
 丈瑠から麒麟の角硯を奪い取り、薫は懐に入れていた雪墨を取りだした。
 薫がゆっくりと雪墨を磨る。白い墨が、液体へと変化していった。


「あ、ちょっとハナさん?…何事なの?先輩、知ってる?」
「…うるせえ。」
 モモタロスはイライラと空を見上げた。
 この感情の正体がなんなのか、見当もつかない。
 ただ、不意に胸が詰まり、息が苦しくなる。
 そして、誰か知らない人の、切なげな笑い顔が瞼に浮かぶ。
 そしてそのイメージが、刈り取られていくような気がした。
「ちくしょう…なんなんだよ!!」
 モモタロスはいきなり走り出すと、シニガミイマジンに蹴りを入れた。
「あ、モモちゃん近くに行ったら危ない」
「おい!お前!」
「あ?」
「てめえじゃねえよ!俺の『中』にいる奴だ!」
「…とうとう頭おかしくなったのか?」
「名前も顔もわかんねえけど…そこに居んのはわかってんだよ!」
 突然叫びだしたモモタロスに、シニガミイマジンは付き合っていられない、と首を振った。
「お前…そんなに弱いワケねえだろ!」
 叫び続けるモモタロスを見て、リュウタロスが呟く。
「カメちゃん…クマちゃん…。」
「どないした?リュウタ。」
「アレ…誰なのか知ってる?」
「…さあ。わかんないけど。」
「せやな。さっぱりや。」
「でも僕、絶対知ってるんだ。」
 リュウタロスの頭をよぎるのは、傷だらけになって微笑む誰かの姿。
「ああ、せやな。俺もよう知っとる。」
 キンタロスの脳裏に蘇るのは、自分を想う強い瞳。
「だね。こればっかりは嘘じゃない。」
 ウラタロス、自信に満ちた優しい笑顔。
「そうだ…だから…さっさと…」
 モモタロスが叫ぶその先に居るのは、涙を瞳に浮かべたまま、それでも強く立ち上がる誰かの…
「戻って来いよ!」


「お前達は何のために戦っている?」
 ハクコツが棍棒で突きながら問う。
「いきなりなんだよ!」
「この世界が滅びようと、お前たちの生活は変わらない。いや、もっと平和になるかもしれない。それでもお前たちは戦うのか?」
「馬鹿な事を言うな!」
「本当だ。嘘を着くのはお前達人間の特徴だからな。」
「…例え本当だとしても、あたしたちは戦うわ。」
 茉子がシンケンマルを振るう。
「だって、この世界を滅ぼさないように、たくさんの人が願ってる。」
 まっすぐな男性も、きっとそれを願って森へ来た。
「だな。ハングライダーまで用意してさ。」
 おどけたフリをして、力を貸してくれる。
「美味しいケーキも、世界を滅ぼす為やない。」
 優しい瞳で、世界を託してくれた。
「ああ。お前たちの思う通りにはさせない。」
 流ノ介のシンケンマルがハクコツの右肩をかすめる。ハクコツは残念そうに首を振り、棍棒を構え直した。


「丈瑠さん!」
 ショドウフォンを握っている丈瑠の元にたどり着くと、ハナは紙を差し出した。
「これ、使ってください。」
「…ああ、わかった。」
 丈瑠がそれを受け取る。そこにかいてあったものは、最早ハナの目にも微かにしか映っていなかった。
「お願い…します。」
 丈瑠が頷いて戦闘から距離を取る。
「丈瑠、あの辺りだ!モヂカラが強くなる場所だからな!」
 薫も丈瑠のあとに続く。源太はハナの肩を一度叩いてから、ハクコツの方へと走って行った。
 ハナの目から涙が零れる。
「なんでいっつも…なんにもできないの…?」
 地面に落ちたその涙に、男性は笑いかけた。
「大丈夫。泣かなくていいよ。」
 ハナが顔を挙げると、そこには人影があった。
 それが誰なのかは逆光でよくわからない。
 光の中、その人は言った。
「信じて。君の仲間を。君のヒーローを。誰かが信じてくれていれば、ヒーローはいくらでも強くなれるから。」
 その人は確かに笑って、言った。
「悲しい時は青空を見て、笑って。誰かの笑顔の為なら、ヒーローは戦える。君の笑顔が、力になる。だから…信じていてあげて。君の大切なヒーローを。」
 ハナが涙をぬぐって頷くと、人影は笑って言った。
「じゃ、俺もがんばって来るよ。」
 すっと親指を立て、人影はゆっくりと歩いていく。
 光の中に居た人影は、闇の中へと姿を消した。


 モモタロスが叫びながらシニガミイマジンに蹴りを入れる。
 侑斗の指示でリュウタロスとデネブが銃を撃ち、キンタロスとウラタロスは石やら岩やらで鎌を壊そうと応戦する。
 源太の素早い動きでハクコツを翻弄する。
 そしてその隙間を縫って、四本のシンケンマルが角度を変え、場所を変え、ハクコツを狙っていく。
 そんな戦いを、闇の中で死神が見ていた。
 退屈そうに眺めていた死神は、足音に気が付いて振り返る。
「…お前は…」
 光の中から現れた人影に、死神はゆっくりと笑った。
「戻って来たのか。戦いの場へ。」
 人影はそれには答えず、右手をまっすぐに構える。その瞳ははっきりと暗闇を見据えていた。
「あれほど戦いを嫌うお前と戦う事になるとはな…嬉しいぞ。」
 死神が大きな鎌を構える。人影は小さく呟いて、その姿を変える。
「始めようではないか、英雄よ。お前が望むモノを賭けて。」
 死神の鎌と拳がぶつかり、鋭い音が響いた。


 薫が磨った雪墨が、麒麟の角硯に溜まっている。竹葉花紙とハナから預かった紙を真空の文鎮めで空中に固定し、丈瑠は不死鳥の羽根を組み込んだショドウフォンを構えた。
「…。」
 丈瑠がショドウフォンを動かす。書かれた線が虹色に輝く。
「はっ!」
書かれた『還』が更に輝きを増す。丈瑠の声と共に、世界が同じ光に包まれた。

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~ Comment ~

おもしろい~! 

 本当にこのところコメント欄をジャックしております、暁です。
リオンさんちの流ノ介は妙にかっこいいよね…と己を省みていたりします。

 今回表のヒーローが丈瑠なら影のヒーローは良太郎・・・であってる!?
クライマックス前でこの状態なら、クライマックスはどうなるんだろうと今から楽しみにしております!

 暁も自分的にはクライマックスな(?)卒業。
残り二本を書き終えたらシンケン次世代編と別館リクエストお応え月間に突入予定。…のはず。

 シンケンが…というより丈瑠が書きたくなったわ~!
ひとえにリオンさんのおかげ!

暁さんへ 

コメントありがとうございます。返事がとんでもなく溜まってしまってすみませんです。とりあえず新しい二つに返信しますね…!!

流ノ介、かっこいいですか?良かったですー^^
基本的にギャグキャラだとは思ってますが…たまには!

ふっふっふーさあどうでしょうか?
クライマックスは戦闘シーンですよー。もう書けないったらありゃしないです。戦闘シーン苦手。
卒業も毎日楽しませていただいております。
次世代編も気長に待ちますねー。

そして実はこっそり「名前募集」に応募していたリオンでしたー(笑)。さて、どれでしょう(笑)。

え?マジで!? 

 うわどれだろ…。ちょ…待って!わっかんねぇ~!!
いやはやホント「名前募集」と書いたのが確か昼過ぎで
夕方には10を超えてましたからねぇ。びっくりですよ。

 ありがたい事なんですけど、どれを選んでも、選ばれない人が出てきますからねぇ。
皆が納得してくれる名前となると難しいですわ。

 返信に関しては、忙しいのはわかってますから。
コメント欄も好き勝手書いてるだけですし。
ちょっと気が引けてきますけどね~(^^ゞ

 流ノ介はうちでもギャグ担当のはずなんですけど
暁がギャグはうまく書けないので相対的に出番が減ります(>_<)
シンケン次世代編は頭の中では少しあるんですけど打ち込む時間が…。orz。
卒業はあと2本でおしまいです。あれもなんかビミョー…。

 最近ちゃんと書けてない気がします。
読んでくださる方々の妄想力頼みヾ(-д-;)ぉぃぉぃ

暁さんへ 

コメントありがとうございまーす!
名前…もう決定したようなので暴露すると「大和」と「瑞穂」です。頭の中でミロクが「誰にでも読めて書ける名前にしようぜ…」と言ってたので。一応日本酒から取りました。意味は両方「日本」ですね(笑)。
どれも素敵な名前でしたからみなさん納得してくださると思いますよ~流石に六人兄弟と言うわけにも…いかないですし?

ギャグは降ってくる時は降ってきますけど意図的に書こうと思うと難しいですからね…
次世代編、私も妄想だけはばっちりです!その前にこれの続きと数年後編(暁さん別館風に言うと「卒業」のようなもの)を書かないと次世代に行けないんですけどね!?

妄想力頼みは私も一緒です~!
毎日楽しませてもらってますありがとうございます←ここに書くなと

すみません…。 

 わ~どうもありがとうございます!なのに…すみません。
どれもいい名前だってので選べず…姓名判断に頼った暁です。
_| ̄|○スイマセン_| ̄|○))ユルシテクダサイ_|\○_コノトオリデス


 確かに!「誰にでも読める書ける名前」って大事ですね。
実際他のCPは割とあっさり決めたんですけど…魅野に関してはホント決めかねて。
日本酒からって書いてもらってたら決まりだったのになぁ。
うぅぅそこまで考えてもらったのにホント申し訳ない(/_;)

 でも話のどこかで「大和」も「瑞穂」もこれから出てくると思います!
まだどんなキャラクターになるかもわかりませんが!!
ただ暁(アキラ)はちょっと…自分のHNって何プレイ…?

 リオンさん版次世代楽しみですね~!
でもそこに行くまでの流れを書くのって苦行のような…(笑)あっ!暁だけ!?
本館だとエピックon~がそうなんですけど、あぁいうの書くのってホントエネルギー使いますよね!?
書き上げると真っ白に燃え尽きた感じがします(>_<)

 今日源太とさくらの一日デートを考えてたんですけど
構想がみょーに暗く重くなって…どうすんべと。
思ったんですけど、シンケンって常に命のやり取りが絡むから
きちんと書こうとするとすごく考えないといけないというか。

 当代の侍たちに関しては出来上がってる覚悟を
次世代にもう一度覚悟を決めさせるまでってしんどい作業です。
最初はもうちょっとお気楽極楽を考えてたのに茉子ちゃんが(>_<)だからここに書くなと。 

 そういう意味では別館には命がけの覚悟は必要ないし
あったとしても「この世」ほどの重みはないですからねぇ…。
シンケンってやっぱ暁にとっては大きな存在ですわぁ。

 毎日ご来訪くださってるんですか!?それはありがとうございます!!
さて…今から暁課題のR書かなきゃなんですよ…。
うぅぅ…読んでくださってる方が満足できるようなものになるよう祈ってやってくださいε=( ̄。 ̄;)フゥ

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