月草雑記帳

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五宝文字と時空終着駅


超・電王&侍戦隊捏造 五宝文字と時空終着駅 『受け継ぐものと君がつくるもの』


拍手ぱちぱちありがとうございます!
今日も長いです。
…ここまで来ると最早何を語ってよいのかわかりませんね…私に言えることはただ一つ、「映像化してほしかった…」くらいで(ちょっと待て


8月から始まった捏造も残すところ2話となりました。
まあそれが終わったら長ったらしい後書きを書く予定ですが。
一足早いですがここまでお付き合いくださいましてありがとうございました。
よろしければどうぞ、見届けてやってください。


あ、前回のはじめの方がよくわからなかった人はライダーと戦隊が共演してた例の映画を見るといいんじゃないかな?
そして今回もとんでも展開(笑)だよ勘弁してね!






『受け継ぐものと君がつくるもの』


「これで終わりだ!」
 そう言ったシニガミイマジンに対し、電王がゆっくりと言い放った。
「まだ、だよ。」
 電王がパスを構える。空からレールが現れ、仮面が四つ付いた巨大な剣が電王の手に収まった。
「…このまま終わって、いいわけがない。」
 剣にパスをセットする。剣が小さな音を立てた。
 電王からイマジン達が離れ、フォームが変わる。頭にパンタグラフが付いたライナーフォームになり、電王は重い剣を構えた。
「クライマックスは、まだまだこれからだよね。」
 追い出されたイマジン達が良太郎を見て嬉しそうに声を上げる。
「あったりまえだ!」
「やっぱり良い事言うよね、良太郎は。」
「深みが違うわ。」
「良太郎、行っちゃえー!」
 良太郎が剣の一部を引く。くるくると剣の仮面が周り、切っ先が輝く。
「モモタロス!」
「おう!」
 デンカメンソードの切っ先が宙を舞い、モモタロスが持つ剣へと吸い込まれる。それを振りまわしてグールを倒し、モモタロスが叫ぶ。
「カメ公!」
「オッケー!」
 赤い光の筋がモモタロスの剣からウラタロスのロッドへと飛ぶ。ロッドが光を受けとり、グールを薙ぎ払う。
「キンちゃん!」
「了解や!」
 ロッドを離れた青い光が斧へと吸い込まれる。キンタロスがその斧をぐるりと回転させ、また金色の光を飛ばす。
「リュウタ!」
「うん!」
 飛んできた光を受け止め、リュウタロスが銃を撃つ。撃たれた紫の弾は何体かのグールを貫いた後、侑斗の元へと走る。
「行ったよ!」
「ああ。」
 侑斗が同じように光を受け止め、緑の弾として放つ。
「ふっ!」
 その弾をジークが弾き、幸太郎の方へと向かわせる。
「テディ。」
「ああ。」
 白い光をまとったテディを幸太郎が上下左右に振る。
「じいちゃん!」
 最後に光が電王の元へと戻る。
 デンカメンソードは七色に輝き、シニガミイマジンをまっすぐに狙う。
「僕一人の力じゃ勝てないけど…皆がいるから、負けないよ。」
「お前…いいのか、これは」
「僕は、忘れない。でもそれは過去にとらわれるってことじゃない。」
 仮面の下で静かに笑って、良太郎はシニガミイマジンを見た。
「僕たちは未来へ行くよ。」
 すっと良太郎が剣を構える。虹色の線路が良太郎とシニガミイマジンを繋ぐ。
「電車斬り!」
 短い線路を、電王が走る。
 シニガミイマジンと共に、描かれた家族は粉々に砕け散った。


「あの外道衆は、俺が…生み出したものらしい。」
 獅子折神に乗ってシンケンマルに手をかざし、丈瑠が小さく言った。
「…さっきの話か?聞こえてたよ。で、どうしろって?」
 源太の声に茉子が続く。
「まさか自分一人で倒す、なんて言わないわよね?」
「そーそー。ま、そんなこと言われても聞かねえけどな。」
「殿さま、うちもがんばりますから。みんなで倒しましょう。」
「参りましょう、殿。」
 侍達の言葉を聞いて、丈瑠は小さく頷いた。
「ああ。まずはあの棍棒をなんとかする。」
「丈瑠!」
 下から聞こえて来た声に丈瑠が薫を見る。
 戦いを見上げていた薫が、にっと笑って上を指した。
「行け!」
 薫の指している方向を見る。そこにいたのは、赤い一台の電車。それが切り離され、赤・青・金・紫の四台に分かれる。さらに後ろから緑と黄色の電車も現れる。
「…借りるぞ!」
 丈瑠が叫び、獅子折神が宙を駆ける
「流ノ介、茉子、千明、ことは、源太!」
 呼ばれた声に全員が電車を見た。そして、意を得たりとばかりにそれぞれ走り出した。
「こうですね、殿!」
 龍折神が紫の電車の尾に噛みつく。紫と青の龍と化した物は、ハクコツの周りを素早く周り、棍棒を絡め取った。
「お前やっぱりなんかズレてるぜ、流ノ介!」
 金色の電車にのった熊折神が、ハクコツの右手に近づく。右手を電車から延びる斧が攻撃した瞬間、飛び降りた熊折紙はその傷に爪を立てた。こらえきれず、ハクコツの手から棍棒と電車と龍折神が落ちる。
「行くわよ!」
 青い亀と亀折神がハクコツの両膝を同時に攻撃する。たまらず膝をついたところを、赤い電車が爆弾で攻撃する。
「せーのっ!」
 赤い電車に乗った猿折神は爆弾を手に取ると、ハクコツの頭めがけて投げつけた。
「よっしゃ、行くぜ烏賊ちゃん!」
 烏賊折神が吸盤で黄色い電車を下から吸いつけ、回転させる。回り始めた電車は同じ向きに薙刀を回転させる。そしてその刃をハクコツの首に斬りつける。
 緑の電車についているドリルが回転する。獅子折神が電車に乗り、電車ごと赤い炎に包まれた。
「はっ!」
 燃えるドリルとなったそれはハクコツの腹部を突き破る。折神たちと電車が素早く離れ、ハクコツはそのまま大きな音を立てて爆発した。


 折神から降りて来た六人に、薫が近寄る。
「ご苦労だったな。」
「…はい。」
「はーやれやれやっと片付いたか。」
「なんや、えらい戦いやったなあ。」
「本当に。随分かかっちゃったもんねえ。」
 グール達とシニガミイマジンを倒し終わったモモタロス達も伸びをしたりと、くつろぎ始めている。それを見ていた士は、こき、と首を回して呟いた。
「俺も帰るか。泥棒を捕まえなきゃならないからな。」
「…泥棒さんによろしくね。」
 ハナの言葉に士はめんどくさそうに手を振り、士の後ろにオーロラが現れる。オーロラの向こうで、くるりと髪先の跳ねた誰かが笑っているのが、一瞬見えた。
「じゃあな。」
 帰りかけた士がふと振り返る。そこにあった光景に、何気なく首から下げていたカメラを手に取り、シャッターを押した。
 その音に振りかえったハナに、良太郎が声をかける。
「ハナさん、いろいろ迷惑かけちゃったみたいで、ごめんね。」
「ううん、あたしは何もできなかったから…。」
「それから、侑斗と幸太郎も。」
「…ああ。」
 幸太郎が何か言おうとした時、テディが目の前に封筒を差し出した。
「幸太郎。手紙が届いていたのを忘れていた。」
「手紙?俺に?誰から?」
 テディが取り出した大きめの封筒をうけとり、幸太郎が中身を取り出す。
「…なんだこれ。本?」
 中から出てきたのは分厚い装丁の本。表紙にはなにやら読めない文字が書かれている。
 中を開いて一ページ目を見た幸太郎が首を傾げる。
「なんだこれ…記録?」
「あ?なんだそりゃ。」
「僕もみたーい!」
 わらわらと皆が本を覗き込む。幸太郎はそれを押しのけながら本のページをパラパラめくっていく。 
 その時、ヒラリと本から何かが落ちた。
 それに気が付き、拾い上げた良太郎は、優しい瞳で皆を見た。
 そこから少し離れた場所で、流ノ介が目を輝かせて丈瑠と薫を見る。
「やりましたね殿、姫!とうとう五宝文具が」
「ああ、一部はすでにないけどな。」
「え?」
 きょとんとすることはに千明が苦笑する。
「竹葉花紙は一枚しかつくれなかったからなー。」
「それと、ショドウフォンに組み込んだ不死鳥の羽根ももう使えないだろう。」
「…だな。」
「だが、丈瑠の五宝文字が見られた。」
 そしてすっと丈瑠を見た。
「私はそれで満足だが?」
 丈瑠は視線を受け止め、頷いた。
「はい。」
「ところで殿…この池波流ノ介、恥ずかしながら今回の件によく理解していない点が…」
「私も。」
「あ、うちもです。」
「俺も。源ちゃんは?」
「んーキバとか言う奴とアラタの話は聞こえてたから大体…」
 自信無さそうに源太が頭をかく。
「丈瑠、ちょっと話きかせてよ。」
「だったらこっちで記録でもいかがです?」
 ひょいと茉子の手をとり、ウラタロスが囁く。
「記録って…?」
「あ、何か読んではる!」
 幸太郎とその手の中の本を目にし、ことはや千明はそちらに寄って行く。
 人ごみから少し離れた場所に良太郎を見つけ、丈瑠はすっと歩き出す。自分の前で止まった影に、良太郎は顔をあげた。
「お前…野上良太郎…だよな?」
「うん、そうだけど?」
「…何か…」
 そう呟いた丈瑠の後ろからウラタロスを払った茉子が答える。
「そうそう、あたしも何か違和感あるのよね。」
「うちもです。なんかもっと…背、低くなかったですか?」
「いやーこんなもんだっただろ。それよりもっと…なんだろ?」
「た、確かにどこか違うような…まさか偽物!」
「イマジンの態度見てりゃ違うだろ。」
 わいわいと言い始めた侍達にすっかりタイミングを失った丈瑠が困ったように良太郎を見る。
 くす、と良太郎が笑った。
「この姿で会うのは初めてだもんね。」
 その後ろに、一回り小さい少年が見えた気がした。
「改めて、こんにちは。僕は野上良太郎。…よろしくね。」
 すっと良太郎が右手を差し出す。丈瑠が戸惑いながらも右手を差し出すと、ぐっと手を握った。しばらく躊躇い、丈瑠もその手を強く握り返した。
「それから…お願いがあるんだけど。」
「?」
「たっけちゃーん!」
 がば、と源太が丈瑠に飛びつく。
「…なんだ。」
「俺大事なこと忘れてたんだ!」
「大事なこと?」
「そー!すっげー久しぶりなのに一本締めしてねえ!」
「げ、源太!そんなことを」
「あら、いいじゃない。久しぶりだし。」
「僕もやりたーい!」
「なんや、おもろいやないか。」
「そう言えば前に良太郎もやりたいって言ってたよね。」
「…うん。かっこいいじゃない。」
「それはどうなんだ?」
「この時代のセンスはわからない。」
「いや、この時代じゃないと思うぜ…」
「皆の者、私を崇めても良いのだぞ」
「うるせえ手羽先野郎!」
「まあまあモモちゃん。ほら、侑斗もやろうよ。」
「…今回だけだからな。」
「じゃあ、決まりね!」
「みんなでやりましょうよ、源さん、殿さま。」
「ふむ…よし、ならば音頭を取れ。」
「よーっし!」
「ああ。」
 その場に居る全員が、そろって両手を広げた。
「それでは皆様、お手を拝借。いょーお!」
 パン、と澄んだ音が大空に響く。
「これにて、一件落着。」
 丈瑠の言葉に、また皆が笑いあった。
 そうして、世界はまた回って行く。
 そうして、時間はまた進んでいく。

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~ Comment ~

確かに! 

 映像で見たかったねぇ…特に電車に絡んだ折神たち…。って流ノ介!?
こういう時って絵描きさんはいいなぁって思いません?
暁だけかな…。

暁さんへ 

コメントありがとうございます。返事が遅くなりましてすみません。

流ノ介さんは本当、なにやってるんでしょうねえ…?私もびっくりしました。巨大戦はなしにしようと思ってたんですが…いつの間にかこんなことに。
私も絵描きさんになりたいです。まあ妄想で誤魔化します!
ありがとうございました!
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