月草雑記帳

スポンサー広告


スポンサーサイト


上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。



TB(-) | CO(-)  *Edit

創作文章(その他)


都々逸お題に挑戦!~デジモン~


一日にいっぱい更新してる!えらい私!


というわけでそろそろだいぶまとまってきたので「都々逸お題」のデジモンいきます!
無印&02よりタケル&ヒカリです。
このペアはおそらく私が人生において最初にはまった非公式カップリングだと思います。無印の頃から好きでした(そんな告白は要らん)。ちなみに公式はセーラームーンかな。

なので思い入れはものすごくあるんですが、それゆえにいろいろ書きづらい。記憶の底に沈んでしまっているという点も含めてね・・・。
小学生だとあまりにも似合わないので二人の中学生時代を勝手に想像して書きました。お兄ちゃんsとおんなじ床に行ったんじゃないかな~制服姿見た…なんでもないです。


それでは、興味のある方のみどうぞ。
あ、最後に一言。大輔、ごめん。







「あ」
「あ」
 校門を出る直前。ヒカリは校門に立っていた少年を認めて足を止めた。
「タケルくん?」
「ヒカリちゃん、今帰り?」
「うん。タケルくんは?」
「人待ちなんだけど…もう飽きたから帰ろっかな」
「…いいの?」
「もう30分くらい待ったし。いいよ」
 秋の日は釣瓶落とし。その諺を表すかのようにするすると落ちていく夕日を見ながら、二人は並んで歩き出した。
「ヒカリちゃんのクラスは何するんだっけ?文化祭」
「喫茶店。結構いい感じに仕上がってるのよ。タケルくんはストラックアウトだった?」
「ストラックアウトサッカーバージョン、だったかな」
「大輔くんの提案なんだっけ?」
「うん。でも原案は太一さんって聞いたけど」
「お兄ちゃんが?そういえば言ってたかも…」
 少し会話が途切れて、それからまたどちらともなく話し出す。
「後夜祭さ、どうするの?」
「うーん…わかんないな…」
 タケルとヒカリの通う中学の文化祭で行われる「後夜祭」。そこで3年生は必ずフォークダンスに参加しなければならない。「マイムマイム」など皆で踊るものは良いのだが、問題は男女ペアになって踊る曲が一曲だけ混じっていることである。
 出席番号順、などと生易しいことはしてくれないので、3年生は自力で異性を誘わなければならない。このような―――一種ばかばかしいともいえるような行事が多くの反対を聞きながらも結局引き継がれているのは、やはりそれを楽しんでいる人が圧倒的に多いからだろう。
「文化祭委員やっておけばよかったかな?」
「免除されるもんね、ダンス。あ、でも大輔君悔しがってたよ~」
「え?どうして?」
「『せっかくヒカリちゃんと手をつなげるチャンスだったのにー!!』だって」
「あはは。大輔君、文化祭委員で司会するんだもんね」
 中学も3年になったが、大輔は変わらずことあるごとに「ヒカリラブ」をアピールしている。それは最早習慣のようにもなっており、周囲もあまり真剣にはとらえていないようだった。
「大輔君モテるのに」
「太一さんほどじゃないって噂だよ」
「お兄ちゃんかあ…それよりヤマトさんの方がすごかったじゃない。今でも伝説だもん」
「うわぁやめてよ。恥ずかしいんだから」
 くすくす、と笑いあう。ヒカリはふと、タケルが自分の家に向かう方角から外れていることに気が付いたが、何も言わなかった。
「僕さ、大輔君はセミだと思うんだ」
 唐突な言葉にヒカリは足を止める。
「確かに夏は似合うけど…セミほどうるさくない…んじゃない…かなあ…」
 だんだん声が小さくなるヒカリにくすりと笑うと、タケルはヒカリを振り返った。
「それで、僕はホタルだと思う」
 その表情があまりにも真剣だったので、ヒカリは何も言えなくなった。
「でも、ホタルもたまには鳴いてもいいと思うんだ」
 辺りはすっかり暗くなっている。コオロギの音がどこからか聞こえる。
「ヒカリちゃん、後夜祭、一緒に行こうよ」
「…うん。行こう」
 顔を見合わせて笑うと、二人はまた家路へと歩き出す。
 二人の顔は、夕日に照らされているかのように赤く火照っていた。


―恋に焦がれて鳴く蝉よりも 鳴かぬ蛍が身を焦がす―




あとがき
それぞれ中学三年生。タケルはヒカリが好きだってことを自覚してるけど大輔もいるし、性格上口に出すことはできない。
ヒカリもタケルが離れていくのが寂しい感じはするんだけど、クラスも違って接点もないから半ばあきらめているような。
でもお互いに、ダンスのパートナーはお互いしかいないって思ってる、みたいな。
そんなタケヒカが好きなのです。書けているかどうかは置いておいて。
もっと書きたかったんですがあんまり書いても野暮なのでここらで止めておきます。そしてタケルがなぜ校門に立っていたか、何度立っていたかは、皆さまのご想像にお任せします(笑)。

スポンサーサイト


TB(0) | CO(0) *Edit

~ Comment ~

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。
 ◆Home  ◆作品*  ◆All  ◆通常ブログ画面  ▲PageTop 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。