月草雑記帳

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侍戦隊捏造文章


侍戦隊捏造長編…!「真剣、言葉力」第五幕


勢いで始めた侍戦隊捏造長編。短期集中連載…というか一気に書いてろくに読み返せてないのでああ…話が焦ってるなあとかいろいろあります。うう、すでに書きなおしたいって…!!」
今までの話はこちら→第一幕第二幕第三幕第四幕


さて懲りずに第五幕。殿サイドパート2です。
「三十八幕」から「三十九幕」の間にあったかもしれない(確実になかった)お話。


しかし、ここまで五日連続更新しましたが、正直明日は無理だと思います。明後日もちょっと厳しいか…。代わりと言っちゃあなんですが、明日は捏造短編がやってくるかもです。


あ、あと、先に謝っておこう。すみません。侍巨人とかの法則がわかりません。あり得ないことが起きてるかもです。すみませんが、ご了承ください!!




では覚悟ができた方はどうぞ。













「真剣、言葉力」第五幕



 不意に源太が、肩に手を置き、何かつぶやいた。しかし、さっぱりわからない。
 源太は返事がないことを特に気にする様子もなく、自分を稽古場まで引っ張っていき、箸袋(爆発するやつ)を五つばかり手渡した。何をさせるつもりかと思えば、どうやら「さっさと仕舞え」と言っているようだった。あいつなりの、「護衛」なのかもしれない。その「気持ち」が嬉しい。少し、寂しくなくなったような気がした。
 今の自分は、変身できない。でも、戦える。だから、いつも以上に熱心に稽古をした。
 最初は源太と。次は流ノ介と。本気で打ち合った。
 参りました(流れ的に多分そう言った)、と頭を下げてから、流ノ介が何か言い、舵木折神を取り出した。
「 」
 また何か言って、それを自分に向かって差し出した。


 言葉はわからないがこれはおそらく。
 「自分を信用している」証。


 なるべく丁寧に受け取って、箸袋と同じように仕舞った。
 その時、ぴくり、と皆の動きが止まった。何かあったらしい。
「 」
 何か言って、千明が腕を掴んで走り出した。向かっている場所は、座敷。
 外道集だ。
 内心舌打ちした。「言葉」がわからないから、「雑音」と「隙間センサーの音」の違いもわからない。
 座敷について、黒子が広げた地図を見る。読めない。
「 」
 皆が一斉に自分を見た。聞かれているのだろう。「戦いに行くのか」と。
 それまでは戦えると思っていたが、必要な音がわからないのでは戦いの邪魔になるだろう。
 インロウマルを取り出す。今、これを預ける相手は。
 迷わず、流ノ介に手渡した。心の中で、「頼む」と言いながら。
 言葉は通じなかったが、家臣たちは戦いへと向かってくれた。悔しい。自然と拳を握る。でも、きっと大丈夫だ。


 稽古の相手がいなくなったので、着替えてから座敷に戻った。座敷ではじいが仕事をしていた。自分に気づいて手を止めた。邪魔をしないように、ショドウフォンをいじることにした。
「 」
 気づくと、じいが何やら怒っている。どうやら黒子の携帯が鳴ったらしい。仕事中は切っておけ、ということだろう。
 電話だろうか。それともメールだろうか。そこまで考えた時、ある可能性に気付いた。メールなら、うてるんじゃないか。メールのボタンを押す。流ノ介、茉子、千明、ことは、源太全員にメールを送るには、確か…。さっぱり読めないが、これで多分、大丈夫だ。本文には、何と。今、一番伝えたいこと。


「上から二つ目、真ん中」を、四回。
「上から二つ目、真ん中」を、一回。
「左下」を、一回。
「真ん中の、右端」を、一回
「中心」を、一回。
「上から二つ目、左端」を、二回。
「上から二つ目、真ん中」を、一回。


 これで、いいはずだ。送信ボタンを押す。届くと、いいが。
 ぱたんとショドウフォンを閉じたとき、じいが立ち上がった。黒子が地図を持ってくる。また出たのか?じいと一緒に地図を覗きこむ。さっき五人が向かった場所とこの場所との中間地点だと、絵を見てわかった。
 行かなくては。我慢できずに向きを変えると、じいに腕を掴まれ止められた。皆まだ戦っているかもしれないんだ。そう言いたくて、ショドウフォンを開いた。


「真ん中の、左端」を、一回。
「左下」を、一回。
「上から二つ目、左端」を、二回。
「上から二つ目、右端」を、二回。
「左下」を、一回。
「下から二つ目、真ん中」を、六回。
「上から二つ目、左端」を、三回。
「真ん中の、右端」を、三回。
「左下」を、一回。
「真ん中の、左端」を、一回。
「左下」を、一回。


 画面を、じいに見せた。目をこれでもかとばかりに大きく開いて、手を離してくれた。通じた、のだろう。後から黒子も付いてくる。地名もわからぬ地図の場所にむかって、走った。


 ナナシが出た場所には、やはりまだ誰も来ておらず、かと言って自分も変身もできず。仕方がないから黒子と一緒に避難を誘導する。不意に瓦礫に道をふさがれ、数人の人と伏せた。ナナシに気付かれた時のため、手には箸袋を握りしめる。


 そこへ、五人が来た。そして、アクマロが姿を現した。思わず身が硬くなる。あいつは、外道集の中でも何をしでかすかわからない。正直苦手だ。アクマロは、キリガミを置いて帰ったらしい。流ノ介と茉子がシンケンオーで相手をしている間に、三人がナナシ退治をするらしい。人がいることに気付いたのか、源太がナナシを切り捨てながらやってくる。
 しかし、ナナシは数が多い。源太もあっという間に行く手を防がれている。こちらに気付いたナナシが襲いかかってきた。ギリギリまで引き付けてから、箸袋を投げた。閃光が走り、ナナシが飛ぶ。自分も少し後ろに押された。でも、これ以上さがるわけにはいかない。自分は、殿様なのだから。


 ぞくぞくやってくるナナシを落ちていた鉄の棒で対抗する。
 さすがに無理があるか。そう思った時、源太がこっちにやってきた。
「 」
 自分を見て驚いているようだ。でも、すぐにスシチェンジャーを出し、シンケンマルを取り出した。
「 」
 それを自分に渡す。受け取って、ナナシに向かった。音も言葉も理解できないが、源太がいるなら大丈夫だろう。


 進んでいくうちに、千明とことはが見えた。二人して取り囲まれている。ことはが反撃するが、あれでは駄目だ。残ったナナシのほうが早い。
 ナナシと二人の間に割り込めるほど自分は速くないし、強くない。だから狙いを定めて、箸袋を投げた。爆発する。
 ほっとしたのもつかの間で、視界に一般の親子が映った。逃げ遅れたのか。とっさに身体が動く。振り下ろされる前に、ナナシと親子の間に滑りこんでその刀を受けた。そのまま横に切り捨てる。駆け寄ってきた黒子に親子を預け、自分に気づいたらしい千明とことは、それにいつの間にか来ていた源太の元へ向かった。
 ことはが頭を下げる。千明が苦い顔になった。メールは、届いたのだろうか。
「 」
 源太が何事か言って、二人が驚いた顔になる。千明が食いつこうとした時、残っていたナナシが一斉に襲いかかってきた。


「 」
 ことはが自分と背中合わせに立つ。千明が左に、源太が右に。四角形を描くようにして立って、ただ目の前のナナシを斬った。後ろのことも左右のことも、何も気にしなかった。


「 」
 ナナシを倒し終わった三人が、何やら話し始めた。
「 」
「 」
「 」
 そして、ショドウフォンとスシチェンジャーをこちらに向けた。
 何をすると、いうのだろうか。


 三人が、マスクをしていてもわかる、まっすぐな目でこちらを見ている。
 今や身体の中にしかない「言葉」を使い、何かを伝えようとしている。
 なら自分は覚悟を決めて。
 家臣の「想い」を受け止めよう。


 三人はモヂカラを自分に浴びせた。
 その瞬間、殻にヒビが入ったような気がした。


「たけ………きこえ……?」
「と…さ…」
「…い、たけ…」
 突然流れ込んできた大量の「言葉」に耐えられず、気分が悪くなる。
 しかし、完璧に回復したわけではなく、断片的に言葉が流れ込んでくる。
「たけ…へん…んで……るか」
「とのさ…りゅ…さん…まこちゃ…が」


 完璧ではない。でも、使える気がした。


 ショドウフォンを構える。
 「一筆奏上」。そう言ったつもりだった。
 あまりよくは聞こえなかったが、とにかく力いっぱい「文字」を書いた。やはり読むことは叶わなかったが、身体が燃える感じ。たった半日ほどのはずなのに久々の、「シンケンレッド」。
 

 虎折神と舵木折神を取り出す。
「千明、兜折神を」
 そう、言ったつもりだ。自分の言葉は口から出るが耳からはまだ入らない。
「ことは。」
 舵木折神を渡した。今のことはなら、扱えるはずだ。
「折神大変化。」
 千明とことはが折神にモヂカラを打ち込む。
「こい!…か…ん!」
 源太が海老折神を呼ぶ。
「よか…た…にも……た!」
 ことはがダイテンクウの中で嬉しそうに言う。今にも倒れそうなシンケンオーに向かって、一直線に空を飛んだ。

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~ Comment ~

殿~vvv 

って、どんなタイトル? って感じですが(苦笑) 
殿がやっぱり、殿が好きvvv って事ですね! 
 
モヂカラの足りない? 殿!? 大天空の操縦??は大丈夫だったんでしょうか? 気に成りますねぇ。

teddyさんへ 

コメントありがとうございます!!
さっきコメントで「叫んでください」と書いてすぐこのコメントを見たので「teddyさんには予知能力がある…?」と思ってしまいました(笑)

ダイテンクウは…大丈夫ってことに(汗)
ここまでお付き合いいただきありがとうございます。次で最終幕…のはずです。良ければお付き合いください。
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