月草雑記帳

電王捏造文章


題名さえついていない羅列を


こんにちはです。
久しぶりにUSBの中身見てたら、書いたことすらうろ覚えの文章がいっぱいありました。おい自分。
長編になりそうでできてない奴とか。何が書きたかったのかよくわからないやつとかいろいろあるんですが…どうせ今新作が書けないなら小出しにしていこうかな、なんて考えてます。完結できそうにない奴とかね。

というわけで第一弾。
ワードファイルに本当にこれだけ入ってました。自分が何をしたかったのかわからない。
とりあえずでんおーで、たぶんDVDで言うと11巻くらいの時期設定だな、ということはわかるんですが…何だろうこれ。
タイトルすら決まってません。まあ仮に、ファイル名になってた「ひーろー」とでもしておきますか。

ページ数にすると2ページの暗い文章ですが、よろしければどうぞ。






 真っ暗な闇の中。
 変身を解除して、大きく息を吐く。
「そうやってお前は奪っていくんだな」
 後ろから声がして振り返る。ニタリと笑う黒い青年が続ける。
「あいつらとオマエ、やってることは同じだろ?」
「…違う」
「違わない」
「違う」
「違わない」
「違う!」
「同じだ。時間を自分の思い通りにしようとしてる。同じだろ?」
 ふわりと宙を歩く青年が手帳を開く。
「違いは人間かイマジンか。だったらなんで、アイツらをお前は殺さない?自分の味方だけは特別ってわけだ」
 ハハ、と乾いた笑いが耳につく。
「…違うよ…」
「何が?」
「モモタロスたちは…」
「イマジン」
「イマジンだけど…」
「“正しい”って?言えるんだ?」
 ヘェ、と青年がゆっくり笑う。
「いつからそんなに偉くなったんだ?特異点って奴は?」
 言葉が胸に突き刺さると同時に目が覚める。激しい運動をしたかのように騒がしい心臓を押さえつけて、長く息を吐く。
 窓の外をうかがうと、まだ外には闇が広がっていた。それでも良太郎は起き上がると服を着替え、そっと一人で家を出た。
 当てもなく。行先もなく。ただただ下を向いて歩き続けた先にたどり着いたのは、町はずれの小さな公園。
 小高い丘の上にあるその公園の芝生に座り込み、うつむいてしゃがみ込む。
 頭を膝にうずめて、膝を両手で包む。耳も目も外界から遮断する。
 それでも聞こえ、見えるもの。夢の続き。
 できないことばかりが頭に浮かぶ。
 モモタロスたちを倒すこと。
 イマジンたちを許すこと。
 イマジンたちをほっておくこと。
 桜井さんを忘れること。
 全部なかったことにすること。
 ベルトを捨てること。
 特異点をやめること。
 戦いをやめること。
 どれか一つでもできれば、こんなにも苦しまなくていいのに。
 どれか一つでも選べれば、こんなにも涙は出ないのに。
「僕は…」
 何もつかめない両手でただ自分を握りしめて、暗闇にひとりうずくまる。


「野上?」
 聞きなれた声に一瞬で思考回路が覚醒する。
 気付かれないように一度だけ強く目をつぶり、ゆっくりと顔を上げる。
「…侑斗?」
「こんなところでなにやってんだ?」
「えっと…」
 そのままあたりを見回して瞬きをする。侑斗は少し眉をひそめた。
「また勝手に体使われてたのか?」
「そう、みたい」
「ったく。アイツ等自由すぎんだろ」
「…そうだね」
 それから立ち上がり、砂を払う。
「侑斗は何してるの?今何時?」
「朝の4時。久しぶりに明けの明星でも見ようかと思っただけだ」
「明けの明星って…金星だっけ?」
 他愛のない話をしながら空を見る。
 空の暗闇は少しずつ明るさに代わる。
 夢の暗闇は消えることはなく少しずつ大きくなる。
 それでも、暗闇を決して見せないように、笑ってみせる。


 これ以上、誰にも何も背負わせないように。
 そして何も失いたくないという、身勝手な願いを叶える為に。
 




ーーー付け足したあとがきーーー
こういう雰囲気の文章は真剣では割とよく書いた気がしますがでんおーでは珍しいかな?
私の中ではでんおーも結構こういう雰囲気ありなんですけどね。
ヒーローなんだから良太郎に悩んでもらおうと思ったような…気も…する…?
綺麗に忘れているだけで既にブログに載っていたらマジでごめんなさい。

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