月草雑記帳

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侍戦隊捏造文章


侍戦隊捏造長編「聖夜幸:真心贈」


今日は冬至だ~!寒い日が続きますね。
私はすっかり足がシモヤケに侵食されつつあります。…悲しいですね。


さて、今日の更新のお話を。
侍はあと二人、ですね。その後が誰になるかはお楽しみ…まあ一人はバレバレですが。
なかなかにストックが無くてヤバかったり(笑)。負けるものか!最後のオチ(あるのか?)まで持っていくんだ!


今回は「待降節」を読んだ方が分かりやすい…かと。さらに、今までの話の裏面や続きがちょこっと出たりします。みんな出たがりだから…(えええ)。最終的に最終幕で全部繋げますがね!…繋げられるかな…。繋げます!


本編の素晴らしさを損ねたくない方は、回れ右願います。
「いいよー」という方は、どうぞお付き合いください。


過去捏造も甚だしい!
一応矛盾しないよう気をつけてます!


では、侍戦隊捏造長編聖夜幸第六幕真心贈、どうぞ!





「聖夜幸:真心贈」


 どうしよう…。でも、やっぱり聞いてみいひんとあかんよなぁ…。
 うちはショドウフォンを手に取る。うん、やっぱり電話するべきや。
「もしもし。あ、源さん?」
『ん?ことはちゃんか。どうかしたか?』
「あのな、今みんなにクリスマスプレゼントを作ってるねんけど。」
『へーすげぇ!俺にもくれるの?』
「うん、でもな、うち、不器用やから…その、難しくて。」
『ん?』
 どないしよう…何を造ってるか、言うてまうしかないか。
「みんなには内緒にしてな。」
『ああ、良いぜ!』
「ストラップ造ってるねん。みんなの折神の形…殿様は五角形で、流さんは六角形ってしたくて。」
『へぇ、すごいな。』
「でも…源さんの星形って難しゅうて…違う形でもええかなぁ?」
『あったりまえだろ?もらえるもんなら何でも嬉しいぜ!』
「ホンマに?良かった…。あ、どんな形がええですか?」
『うーんそうだなー…じゃ、丈ちゃんと同じ五角形で!』
「殿さまと、ですね。わかりました!」
『じゃあ、楽しみにしてるな!』
 良かった、源さん優しくて。
 うちの目の前にはお姉ちゃんにお願いして送ってもらった道具と材料が並んどる。


 クリスマスプレゼントに、何か作ろうって決めたんは何日か前。
 茉子ちゃんも流さんも殿さまも、サンタさんにプレゼントをもらわれへんって聞いた時。うちと千明にだけもらえるなんて、なんかおかしいって気がした。
 だから、うちが作ろう、と思った。
 でも、千明にだけあげへんのも不公平やし、みんなにあげる事にした。
「うまくできるかなぁ…。」
 竹細工なんて作るん久しぶりやし、そもそも上手に作られへん。でも、プレゼントは上手かどうかやなくて気持ちの問題やって、お姉ちゃんが教えてくれた。
「うん、頑張ろ!」
 とりあえず、試しにうちのストラップを作ってみよう。三角で、中に「土」と彫り込めばいい。…うちの字って、一番簡単や。
「…できた!」
 大体見本も出来たし、誰のからやろうかな…。
「やっぱり、殿さまから…かな。」
 まずは五角形。中に「火」が彫りやすいように、ちょっと縦長にしとこ。
「彫るのは後にしよ。」
 先に皆の分の形を削って…。明日も早いし、寝る時間はあんまり減らされへん。なるべく急いで、頑張らなクリスマスに間に合えへん!
「あ…割れてもうた…。」
 新しい竹を出す。ほんまに終わるんかなあ…。


 作り始めてから、何日か経った後。ストラップはだいたい出来上がったからうちは端を磨いたりして仕上げをしとった。
「ただいま~。寒い~!」
 あ、千明が帰ってきた!今日は急なお休みやったからうちはプレゼント作りをしてて、流さんはお庭で稽古してはったけど、皆どこか行かはったみたい。だいたい一段落したし、うちは千明を出迎えに御座敷まで出て行った。
「千明、おかえり!…あれ?何買うてきたん?」
「え?あ、ああ…別に。」
 なんかええ匂い。でもそんなん言うたら食いしん坊みたいやし、黙っとこ。
「ちょっとこれ、部屋に置いてくる!」
 行ってもうた。なんやってんやろ?
「ただいま帰りました…。あれ?ことは。どうしたの?」
 あ、茉子ちゃん。
「茉子ちゃん、おかえり。今な、千明も帰ってきたところやねん。」
「そうなんだ。」
「茉子ちゃんは、どこ行ってたん?」
「買い物。前から狙ってる可愛いマフラーとかあったから今度…年明けにでも一緒に行こうよ。」
「うん!」
 茉子ちゃんは行くときと同じ鞄と本屋さんの袋を持ってはる。お洋服とかは買わへんかったみたい。
「丈瑠は?」
「殿さまは…多分まだ。確か、源さんのとこに行くって言うてはったかな…。」
「へえ…ことはは?何してたの?」
 え?どうしよう、プレゼントは内緒やのに!
「あ…あのな、部屋で、モヂカラの練習しててん。」
「真面目ね。」
 いいこいいこ、と茉子ちゃんが頭を撫でてくれた。
「年明けの買い物の予習に、ファッション雑誌買ってきたから、一緒に見ようよ。」
「うん!」
 茉子ちゃんが鞄置いてくる隙に、部屋を片付けとかな!


「…出来た!」
 ちょきん、とハサミで長すぎた紐を切って、全部のストラップが完成したのはもうクリスマスまで片手の指ほども残ってなかった。買っておいたかわいい袋に一個ずつ詰める。うん、綺麗に包めた!


 みんな、喜んでくれるかなぁ?
 もう遅かったからわくわくしながらもお布団に入った。
「どうやって渡そう…。」
 うとうとしながら考えとったせいかな。昔の夢を見た。
 お姉ちゃんとの、クリスマスの夢。




 うちはその時まだシンケンジャーになることが決まってすぐくらいで、毎日特訓の日々やった。
 泣かない事、笑顔で居ることは決めてたけど、学校でもなんでもうまくできひんくて、泣きそうやった。
 そんな時に、お姉ちゃんはいつもうちを慰めてくれた。
 だから、お姉ちゃんにプレゼントをしようって、思った。


 お姉ちゃんが前に見て「綺麗ね」って言ってたリース。それをあげたくて、どんぐりとか松ぼっくりがいっぱいついたやつを、うちは学校の図工の時間に作った。終業式の日に持って帰ったんやけど、帰る途中で転んでもうて、飾りの部分がいっぱい取れてもうた。
 潰れてしまった木の実もあって、しょうがないから、新しい木の実を採りに山の中に入ったんや。


 でも、山は暗くて、目指していた赤い実のなる木はいつもより遠くて、たどり着いて赤い実を摘んだところまでは良かってんけどそこから帰れない暗さになってもうた。
 よく知ってる道のはずやのに何にも見えへんくて。
 ときどき聞こえる鳥の声とかも怖くて。
 とうとう泣きだしてしまった時。


「ことは!」


 お家で寝込んでるはずの、お姉ちゃんの声が聞こえたんや。        
「お姉ちゃん!」
 うちは声のする方に夢中で走った。お姉ちゃんは寝巻に上着を着ただけの姿で、手足にいっぱい擦り傷を作って、苦しそうに息をしとった。
「…っ、ことは…っ、大丈夫?怪我は?」
 ブンブンと首を横に振る。
「お姉ちゃん、ごめんな!うちな、お姉ちゃんにクリスマスプレゼントあげたかっただけやねん!学校でな、リース作ったのに、壊しちゃったから…それで…ごめんなさい…。」
 大きく息をしながら、苦しそうに、それでもお姉ちゃんは笑ってくれた。
「ことは…。私は、その気持ちだけで、充分嬉しいわ。」
 寒いのに汗をいっぱいかいた手で、うちの頭をなでてくれた。
「ありがとう、ことは。大好き。」


 そのあと、家に帰ってお姉ちゃんと一緒にリースを作った。
 お姉ちゃんは綺麗ね、ありがとうって言ってくれたけどそのまま寝込んでもうて、年明けから入院してもうた。
 それでも、お姉ちゃんはうちを怒らんかった。
 入院する時、お姉ちゃんはリースを持って行かはった。
 「これを見てると、元気が出るから」って。
 うちは、そんな優しいお姉ちゃんみたいになりたいって、思った。




「お姉ちゃん…。」
 自分の声で目が覚めた。
 そうや。うちはお姉ちゃんみたいになりたくて。
 でも、お姉ちゃんじゃなくて、シンケンイエローはうちや。
 だからお姉ちゃんの代わりやないうちが、みんなの役に立ちたい。
 皆に笑顔でいてほしい。
 うちらしく、役に立てるやろか?


 布団から出て、着替えて、ラッピングした袋を確認…ってあれ?
「しまった…。」
 全部おんなじ柄の袋に入れてもうた。しかもうちのまで。これじゃあどれが誰のかわからへん。
「一回全部開けなあかんなあ。」
 せっかく綺麗に包めたと思ったのに。


 袋を開けようと思ったら、ガランガランって音がした。
 外道集や。『冬至辺りは活動が活発になる』って殿さまが言うてた通りや。
「ことは!起きてるか!」
「はい!今行きます!」
 袋を戸棚になおして駆け出す。          
 うちはうちなりに、役に立たな!


 それから、すごい忙しい日が続いた。
 でも、心のどこかでクリスマスを待っているうちがいる。だから、頑張れた。
 サンタさん、今年も来てくれはるかな?
 皆、喜んでくれるかな?
 クリスマスは、もうすぐや。

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teddyさんへ 

コメントありがとうございます!返事が遅くなってすみません。

あ、しもやけ仲間が!?かっゆいですよねーしもやけって。靴もキツクなるし。悲しいです。ええ、触ると白くなります!!

みつば姉さん登場です!お父さんとお母さんが出てきていないので。あのマフラーは届くんでしょうかね?
入院生活はいったいどこで…(とこっそり殿×みつば派な私はうきうきしてたり)。
失敗作はきっと割れてますよ~(笑)。
成功作のイメージはアニメイトで売っているやつです!!
あれは「木」で出来てますが…。


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