月草雑記帳

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侍戦隊捏造文章


新年早々侍戦隊捏造短編


ただいま我が家っ!!!ああー寒い(笑)。
無事帰還いたしましたー!嬉しい!さあ更新だ!


というわけで。一回書いてみたかった、外道集サイドの捏造。挑戦してみました。一応、薄皮太夫にスポットを当ててみました(書きやすかった)。


タイトルは「情鬼怨歌」。秘伝音盤第五幕トラック8の「情鬼~薄皮怨歌~」から取りました。聞いた事がある人は何の曲か御存じでしょうが、薄皮太夫の三味線が入ってます。「テンテンテンテン テテテテン テンテン テテテテン」ってやつですね。


薄皮の魅力が全然出てないのですが。せっかくなので載せてみます。


本編の素晴らしさを損ねたくない方は回れ右願います。「薄皮大好き!!」という方は猛スピードで回れ右願います。


お付き合いくださる方はどうぞ。あ、捏造ですから!!






「薄皮怨歌」


外道というものは。一体何を考えているのだろう。


常に怒り。
常に苛立ち。
常に悲しみを求め。
常に不幸を求める。
悲しい生き物。
あの世にも行けず。
この世にも来れず。
何のために。
何故生を得た、と。
問いかける事もせず。
ただただこの世を目指し。
人を傷つける。


「…くだらない。」
ベベン、と三味が鳴る。
「何か言ったかい、薄皮太夫。」
「何も。それより…ドウコクはまだ寝ているのかい。」
「ああ。お前さんの三味線のおかげでね。ドウコクの苛立ちも鎮まるようなんだよ。」
「それは…喜ぶべきことなのか?」
「あたしにとっちゃあね。ドウコクに振り回されっぱなしじゃあたまらないよ。」
それは…癒しを求めているという事か?
おかしな話だ。
「…くだらない。」
ベベン。
生まれついての外道が癒しを求めるなどと。あるのだろうか。


それに。
わちきの三味は、わちきを満たす為にある。
それ以外の何物でもない。


―否。


「…満たされぬ。」
わちきの三味は、わちきを満たすことはない。
永久に。
しかしわちきはこの三味を手放すつもりはなく、
この三味で以外で満たされるつもりも、ない。


ベベン。
ふと、手を止める。


「そうか…。」
満たされる想いを満たさせぬため。
外道に堕ちたのではないか。


ならばわちきは。
満たされる事のない想いを、満たす為。
骨の髄までバラバラになるような、


シアワセを。


薄い皮を被り、溢れ出る『何か』を求め続ける。
「それが、外道、か…。」
ならばいつまででも奏でてやろう。
この、歌。


「いい音じゃねえか。薄皮太夫。」
途切れることない苛立ちを持つ、笑うことない顔が笑う。
その音は、ただ淡々と刻まれる。
情けの鬼の、怨みの歌。

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