月草雑記帳

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創作文章(特撮系)


風水さんに捧げたWな捏造


前回の記事でちらっとかきましたが、All’s Right with the World!の風水さんが二月二十五日にお誕生日を迎えられました。
それを二十六日に知った私は急遽Wの捏造を書いて風水さんに送りつけました!!


というわけで本日はその捏造を勝手に載せちゃいます。…風水さん、駄目なら言ってくださいねー消しますから。


では改めまして。
風水さん、お誕生日おめでとうございます!!
今年が風水さんにとって幸せな年になりますように!!


さあ、風水さんと言えば!言わずもがな素敵な特撮感想や絵を書いていらっしゃる方です。
そして、私がキバの終わりごろからかな?通わせていただいている方です。
そしてブログ開設からはなんとリンクまで貼ってくださるという…お優しい御方であります。
初めてブログにお邪魔した際には、トップページ(?)の赤鬼さんに激しくトキメイた記憶があります。まさかそんな雲の上の御方に駄文を送りつけるとか…!勇気あるなあ自分!!
しかも、とても祝っているとは思えない超シリアスで暗いお話になってしまっております。…悪気はなかったんですが。
「風水さんは園咲ファミリーがお好きだったはずだ!!」という記憶をたどって書いたのが原因だと。
私事ですが、今日のWでちょっと雰囲気似てるシーンが出てきて密かに嬉しかったです。


では、本編の素晴らしさを損ねたくない方は回れ右願います。
「よし、いっちょ挑戦してやろう」という方はどうぞ下へ。
タイトルは「Sの不思議/私を射止めて」です。
ううむタイトルからして祝えてなーい!!








『Sの不思議/私を射止めて』


「ねえ、お姉さま?」
「口を動かす暇があったら手と頭を動かしなさい?」
 とある大企業の一室。園咲若菜と園咲冴子は共に職務を勤しんでいた。
「いいじゃない少しくらい。」
「そんなだからあなたはまだ子供なのよ。」
「これはディガルコーポレーションと我が家に関わる問題なの。こうして一緒に仕事をしているのだもの。私にも色々教えてくれるのでしょう?」
「…手短に話して。」
 冴子が手を止め、若菜の方を向く。
「あのWのメモリの方と結婚なさるおつもり?」
「…どうしてそんな事を聞くの?」
「だって…。」
 若菜の脳裏に、最後に見た頬笑みが浮かぶ。
「霧彦さんが亡くなって…まだあまりたっていないじゃない。」
「そうね。」
「お姉さまは…愛した人をそんなに早く忘れられるの?」
「私は別にあの人を愛した記憶はないけれど?」
「…え?」
 はあ、と冴子はため息をついた。
「だからあなたは…。世の中には意に沿わない結婚なんていくらでもあるわ。」
「え、ええ…。でも、霧彦さんはお姉さまを愛していらしたわ。」
「人間はね、ミステリアスで理解不能なものに惹かれる習性を持つの。分かるでしょう?危険と分かってもなおガイアメモリを使い続ける人間を見てきたあなたなら。」
 ふと、若菜が思い出すのは、この間画面越しに、仮面越しに姿を見た探偵。そして、その人に惹かれる自分。
「そ、そうね…。」
「私も理解不能である人に惹かれるの。…ぞくぞくするわ。」
「…え?…じゃあ、霧彦さんは?」
「あの人は…初めて会った時。」
 ふ、と風都タワーを眺めながら呟くように冴子は言った。
「恋をしていた。」




「…えええええええ!?」
 予想外の答えに若菜はあんぐりと口を開けて固まった。冴子は気にせず話を続ける。
「でも、丁度その恋は終わったところでね。…大学の同級生だったらしいの。それで、彼女は風都から出て行った。あの人は…一緒に行かなかった。」
「…そ、そうなんですの。」
「その話をたまたま耳に挟んでね。この街から出ていくチャンスを何故逃したのか、と聞いたの。」
「…霧彦さんの、お返事…は?」
 一拍置いて、冴子が答える。
「『この街を愛しているから』だそうよ。」
「…恋人、よりも?」
「ええ。不思議でしょう?」
「…そう、ね。」
「だから少し、試してみたくなったの。」
 若菜が首をかしげる。
「何を、ですの?」
 冴子が唇の端を上げる。


「彼に風都以外を愛させる事ができるのか、よ。」


「…つまりお姉さまは、風都以上に御自分を愛してほしかったの?」
「別に私である必要はなかったけれど。私も暇だったしね。…丁度いい遊戯だったわ。」
「…それも一つの愛ではないの?」
「さあ。もう過去の事よ。私には関係ないわ。」
「過去の、…。…お姉さま。どうして霧彦さんは亡くなったの?」
 どくん、と質問した若菜の心臓がはねる。


 聞かされていない真実がある気がしていた。
 「ミュージアム」以上の秘密。
 それはなんとミステリアスで、魅力的。


「事故よ。新聞にも出ていたでしょう?」
「…でも」
「おしゃべりは終わりよ若菜。私、今日は早く帰りたいのだから仕事に戻って頂戴。」
「…あの人のところに行くの?」
 若菜の質問を無視し、冴子は仕事を続ける。
 しばらく答えを待っていたが、若菜も諦めて仕事をし始めた。


 その日の夜。
 とある屋上にひとりの女性が立っていた。
 女性は一本だけ持ってきた帯紅の薔薇を、銜えてちぎり、ゆっくりと口から放す。
 同時に残った薔薇をぐしゃりと握りつぶす。
 薔薇の花弁は風に乗りあっという間に見えなくなった。
 後に残ったのは、潰れた薔薇と、風だけだった。

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~ Comment ~

ありがとうございます! 

リオンさん、こんばんは-。
嬉しくお礼に参上いたしました!
コメント欄に突然小説が出現しているのを見たときには、リオンさんったら!!と転げましたとも!
はい、ワタクシ園咲ファミリーのファンでございます。
なので、いただいた小説に「リオンさんったらなんてわかっていらっしゃる!」と思いましたとも!
ええ、ええ、即座に記事としてアップする決意をいたしましたよ!
嬉しい贈り物をありがとうございます!!

さすがに誕生日を祝うには…という年になってしまいましたが、こうしてお祝いいただくと、いくつになっても誕生日って良いなあと思いますねえ。
さらりと贈ってくださったお心遣いが、胸に響きました。
いやあ、生まれた日を祝っていただくって良いですねえ。
ありがとうございます!!

風水さんへ 

コメントありがとうございます!!

いえいえ、お礼を言っていただけるようなものでは…。
ちょっと送りつける方法が分からなかったのでコメント欄に貼り付けるというなんとも非常識なことに挑戦してみました(苦笑)。実は以前、同じ方法でけろりんさんにも送りつけてたりします。…その時もあんまり祝いな文章じゃなかったなあ…。
あ、やはり園咲ファミリー、お好きでしたよね!良かったです。こちらこそ、こんなところまでありがとうございました。

誰かの誕生日って実は堂々とその誰かに日ごろの感謝を伝えられる日なんですよね。…恥ずかしながらそれに気付いたのはつい数日前でございます。
こちらこそ、お礼を言いに来てくださり真にありがとうございました!!
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誕生日にいただきました!その9

本日、いつもお世話になっておりますリオンさんからいただいたメッセージ&小説です。実はコメント欄にいただいたのですが、これはもう記事に転載するしかない!!というわけで、こちらに移し替えいたしました。リオンさん、ありがとうございます!!
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