月草雑記帳

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創作文章(特撮系)


けろりんさんに捧げた仮面探偵捏造


…えーとー…。


こちらは捏造小説ですこんばんは。
W捏造で、けろりんさんに捧げたものです。
…四か月ほど前に。


なんで今更記事にしているかというと…その…タイミングを…ね?逃し続けていて…。
ほら、12月って「真剣月間」やってて。シンケン一色だったし。
あ!そうそう5月はね、ぜひ「電王月間」やりたいんだけど忙しくて出来るかな~って…。


…すいませんタイミング逃して載せるのが遅くなりました。
許可を取る方法が分からなかったとも言います。
今回バトンを受け取っていただいた時のノリ(?)で許可をとりまして、こちらに載せることにしました。
原本がとっくの昔に無くなっていてけろりんさんのブログからコピーしてきたとかそういうことがあったとか言ってはいけないよ自分。


とりあえず、決して「最近まともに更新していないから昔の捏造で誤魔化そう」と思っているわけではない事だけは理解してください。


ううむなんかテンションと文章が変だ…。花粉の所為だな、うん。


さて、改めましてこちらは「翔太郎」と「フィリップ」が「出会って間もないころ」を「捏造」したものです。
本編のおもしろさを損ねたくない方は回れ右願います。
「いいよ」という方はどうぞ下へ。
タイトルは「未だ見ぬ世界」。
…アルファベットが入っていないとか言う突っ込みお断り。自分でわかってるから!!!







「未だ見ぬ世界」


 風都という町のとある探偵事務所。そこに、二人の少年が暮らしていた。


 ハンバーガーを目の前にしたフィリップは本を閉じ、目を輝かせて言った。
「ハンバーガーの全てを閲覧した!」
「ああ、そうかよ。だったらさっさと食え。」
「僕はもうハンバーガーに興味はないよ。」
 回転椅子に座って小説を読みながら、翔太郎は答えた。
「昼飯にハンバーガー買うっつったのお前だろ。それに、興味はなくても食欲はあるだろ。」
 フィリップは少し考えて、大人しくハンバーガーを手に取った。
「お前さ、食事のたびにいちいち検索するのやめろよ。」
「そうは言うが翔太郎。僕はちゃんと考えているよ。今だってチーズバーガーや照り焼きバーガーも最後まで閲覧した。」
「それのどこが考えてんだよ。」
「これは僕の一つの結論さ。」
 ハンバーガーを食べ終わり、気だるげに顔を上げた翔太郎を見ながらフィリップは答えた。
「僕は自分が知りたいと思った事を知る。わからないままだなんて嫌なんだ。」
「世の中には絶対にわかんねぇ事だってあるんだぜ?」
 フィリップはちょっと眉をあげ、翔太郎の方へと歩いた。
「例えばどんな事だい?」
「例えば?…この街を泣かせる奴の考え、とかな。」
「それなら簡単だ。彼らは」
 ばっ、と翔太郎は右手をフィリップの口にあて、被った帽子を左手で抑えて言った。
「言わなくて良い。知りたくもないからな。」
 フィリップが口に当てられた手を外す。
「犯人の事を知って、なお依頼を遂行するのが君の目指すハードボイルドじゃないのかい?」
 翔太郎は黙って小説に手を伸ばす。
「その小説や帽子も、自分がなりたいものがあるからまずマネからでも始めるというのは分かる。そもそも学ぶとはまねぶという言葉から来ているくらいだからね。しかし外見をマネるだけでは人は変わりはしないんじゃないか?」
「ああ、そうだな。」
 翔太郎の生返事にフィリップは眉をひそめる。
「認めるなら、何故変わろうとしない?僕には君が今、現実逃避をしているようにしか見えな」
「お前にとやかく言われたくねぇよ!」
 バン、と机を叩いてしまい、翔太郎はしまった、と表情を固くする。
 一方でフィリップは驚いた様子もなく、不思議そえに首を傾げた。
「今、僕は叱られたのかい?」
「…ああ、そうだよ。」
「何故君が怒っているのかが僕には理解できないんだ。」
「自分で検索しろ!」
 翔太郎は立ち上がり、荒々しくドアを閉めて外に出ていった。
「君の事を検索しても…。」
 ぽつり、とフィリップは呟いた。
「君の感情が、僕にはわからないんだ…。」
 フィリップはそっと、翔太郎が読んでいた小説を手に取った。


 翔太郎は、風都タワーの下に居た。ぼんやりとタワーを眺めながら、気持ちを落ち着ける。
「おやっさん…俺、わっかんねぇよ…。」
 帽子を取って、翔太郎は空を見た。
「アイツとどう付き合えば良いのか、俺にはわかんねぇんだ…。」
 その呟きは、誰にも聞かれず風に消えた。


 日もすっかり沈んでから、近くで弁当を2つ買い、翔太郎は事務所に帰った。暗い。
「フィリップ?」
 事務所にも奥の部屋にも電気はついておらず、フィリップの姿もない。
「…おい!フィリップ!」
 翔太郎が怒鳴っても、そこに人の気配はない。
「…まさか外に」
 焦って外に出ようとした瞬間、ドアが開き翔太郎は慌ててドアを避けた。
「やぁ翔太郎。早かったんだね。」
 ひょい、とフィリップが顔を出した。翔太郎は一瞬驚いたようだが、すぐにフィリップに近づき、睨みつけた。
「…てめえ、1人でほっつき歩くなって言ってんだろ!」
 フィリップは肩をすくめる。
「誰かと出掛けようにも君がいなかったんだから仕方がない。」
「…そういう事じゃねぇだろ!」
 くるり、と翔太郎はフィリップに背を向け、いつもの椅子に座った。
「どこ行ってたんだよ。」
「ああ、君が何故怒ったのかが分からなくてね。」
「どこ行ってたって聞いてるんだよ!」
「検索しても理解出来なかったから考えたんだ。とにかく僕も君をまねぼうと…マネようと思ってね。とりあえず君の憧れているハードボイルドを検索したんだ。」
 ガサ、とフィリップは右手に持った袋を目線の高さに上げた。
「ハードボイルド…つまり『固茹で卵』を買ってきたんだ。少しはハードボイルドを理解できるかと思ってね。」
 翔太郎はしばらく何か考えていたが、そのうちふっと笑った。その笑顔に、今までの怒りや不安は無い。
「お前はいっつも真面目なんだよな。」
「もちろんさ。僕の頭の中には全ての記憶が詰まっている。なのに僕にはわからない事だらけだ。こんな事、許されるハズがない。」
 真剣に答えるフィリップに、はは、と翔太郎が笑う。
「お前らしいぜ、相棒。」
 フィリップはおや、と首を傾げる。
「随分機嫌が良くなったね翔太郎。ひょっとして君は固茹で卵が好きなのかい?」
「違ぇよ!ていうかハードボイルドは茹で卵の事じゃねえ!」


 悩んでいた事が馬鹿馬鹿しくなるくらいに。あいつはまっすぐでいつも本気なんだと気付いた。だったらこっちも本気でぶつかる。あのまっすぐさに負けねえように。
「それが、ハードボイルドだよな、おやっさん。」


 僕はどうして彼のマネをしようと思ったのだろう?やっぱり彼は未知数だ。彼といれば知らない世界が見つかるかもしれない。そう思えてしまう。思わず、笑みがこぼれる。
「ゾクゾクするねぇ。」


 全く違う二人の共同生活は、まだ始まったばかりだ。



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~ Comment ~

282も、踏んでみたw 

「あしたを~」はNHKでの「超電」撮影裏話・・・間違い(爆)
アクションアクター成長期!?←これも違いますが、間違ってもいません!

リク、良い子?で待ってます♪ 
桃李氏につられ!! マーガレットをつい??購入・・・。
青二才な『研修医』を見たり・・・何しているんだろう自分orz

・・・でも初期のフィリップって、こんな感じですよね!
そして↑のCM『探偵』が、2件(笑)
www.hon-nori.jp/fs/honnori/c/a012
コレ↑ 皆さまが「とってもw」だと、確かに(爆)

NoTitle 

これは何とも雰囲気が出ているお話ですね。
個人的なWの世界観と、実にしっくりと馴染みます。本編でもこういう話があればなぁ、と思うところですよ。
 遅れた等と仰られますが、ダブル崩壊の危機である今になって公表されたのは実際かなり好タイミングだと思います。
タイミングの効果と相まって、Wへの愛着を一段と強めてくれる一文でした。

teddyさんへ 

コメントありがとうございます。返事が遅れてすみません。

「超電」撮影裏話はばっちり見ましたv v

リクエストはギャグのハズが妙な方向に向かっていて…どうなることやらわかりませんが、そんなに長くないです(汗)

こんな感じですよね!そう言っていただけると嬉しいです。
ええ、上のCMはなかなか侮れません。

そして画像見ました!!確かにWだ!!
ついね、反応しちゃいますよね、そんな色されると(苦笑)。
私なんかバイト先で商品眺めてて「赤・青・黄・緑・桃・橙」だったときこっそり「緑・桃・橙・赤・青・黄」に並べ替えちゃったことが(コラ)

ジェリドと私さんへ 

コメントありがとうございます。返事が遅れてすみません。

そう言っていただけると嬉しいです!!
Wはディケイドやゴセイと開始時期がずれていることもあってか、「そういえばもうclimaxなんだよな・・・」という感じです。個人的にはリアルタイムで見ている中でシンケンに次ぐヒット作なので(電王以前はDVDでしか見てないのです。)終わってしまうのは非常に寂しいですね。あと、電王と共演してほしかったです(笑)。

これからますます厳しい状況でしょうが、今日深めた友情で最後まで突っ走っていただきたいですね!!
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