月草雑記帳

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電王捏造文章


まだまだ電王捏造ウィーク


拍手パチパチありがとうございます!!


電王捏造週間はまだまだ続きます。予定では日曜日まで。…そこから先はきっとエピソードレッドを語るのに忙しいからなぁ…。
今日はチケットを引き換えに行きます。ちなみに我らは日曜日突撃予定。ギリギリまで舞台挨拶を待ってたんだけど…ダメだったか~。関東ばっかりズルい!


気を取りなおして。今日はハナさんの捏造です。
思いっきり設定その他を捏造してます。
「いいよ」という方のみ下へどうぞ!


タイトルは「トキのハナ」。漢字変換はご自由にどうぞ。






 それは何の変哲もない、日常のはずだった。
 それはたった一瞬だった。
 一瞬で、私の時間は終わった。
 一瞬で、私の時間は始まった。



「トキのハナ」


 そこは、真っ白の世界だった。
 ぼんやりとしている、茫然としている私に、電車の音が聞こえた。
 それは牛の鳴き声にも似ていて。
 何故か涙が零れた。
 それからどれくらい時間がたったのか。
 一瞬だったのか。
 それとも時間なんて流れていなかったのか。
 私の前で、赤い電車が止まった。
 

 ふらふらと、中に入る。
 中には一人のスーツを着た男性が居た。
 男性は私を見て、ゆっくりと口を開いた。
「はじめまして。私はこのデンライナーのオーナーです。貴女がこの時間の特異点のようですね。」
「とくいてん…?」
 呟く私を気にせず、オーナーは続ける。
「貴女の名前は?」
 名前?
 …どうしよう、思い出せない。
 名前だけじゃない。
 消えた時間の事。
 家族の事。
 ひとつとしてわからない。
 私は、誰?


 何かと繋がっていたくてポケットを探る。
 中には、何か固いものが入っていた。
 それは、ピンクのお花のシールが付いた、携帯電話。
「花…。」
「ほう、ハナくんですか。」
 花?それは、私の名前?
 物の名前は分かるのに。
 私の事はわからない。
 携帯を開く。
 電話帳にデータはない。
 真っ白に消えたデータのように。
 私の思い出は消えてしまった。


 消えたデータは帰ってこない。
 心のどこかでわかっても、認めたくなかった。
 「契約をしましょう。」
 オーナーの声が遠くに聞こえる。
 私は、どうすればいい?


「方法なら、あります。」
 その文字列の意味を理解して、私はオーナーを見つめる。
「イマジンという怪人を倒し、時の運行を…護る。」
「そうすれば、私の時間は帰ってくるの!?」
 とっさにそう言っていた。オーナーは微笑み、手を差し伸べて言った。
「契約をしましょう。私は貴女に乗車券を渡します。だから貴女は、時の運行を守れる存在…貴女より前の特異点を探してください。」
 勝手に手が震える。
 消えたデータのように真っ白な私の記憶は、どこかに届くのだろうか。
 心の中全てを見透かしたように、オーナーは私の手を握る。
「契約、成立ですね。」
「はじめまして!デンライナー客室乗務員の、ナオミでーす!!」
 ひょっこりと割り込んでくる女の子も、ニコニコと手を差し出した。
「…ハナ、です。」
 そっと手を握ってみる。
「ハナさんですね!よろしくおねがいします!」
「ナオミ君。ハナ君にもチャーハンを御馳走してあげましょう。」
「はーい!ハナさん、待っててくださいね?」
 いそいそと歩くナオミちゃん。
 悠然と微笑むオーナー。
 この時、私は独りじゃなくなった。


 
 データが恋しければ繋げば良い。
 心が恋しければ手を伸ばせばいい。
 それが私の学んだこと。
 消えた真っ白な思い出の上に、新しい色を重ねてみよう。


「ハナさん。」
「ハナくそ女!」
「ハナさん!」
「ハナ。」
「ハナちゃん。」
「あら、…ハナちゃん。」
「……ハナ。」


 両手を使っても足りないくらい、どんな色を重ねても足りないくらい。
 誰かと繋がるはずだから。









ーーーーー
?あとがき!
ハナさんは消えた世界のことは全然覚えてないんじゃないかな?という推測。
…初めてオーナー出てきたかも!
では、読んでくださってありがとうございました。

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