月草雑記帳

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超越時空炎鳥伝説


超・電王&侍戦隊捏造 超越時空炎鳥伝説 その六


はくしゅぱちぱちありがとうございます!
あたたかいお言葉まで頂いてしまいました。感謝感謝です。


やーやっと六個目ですね。ここまで順調(?)に来てますが明日はうっかり入ってしまった予定に予想の三倍かかりそうで冷や汗。更新をここで止めるといろいろまずい…っ!
というわけで、拍手いただけるとうれしいです(どこが「というわけ」だ)。


さて、今日のは昨日のと同じ…というかもともと一個だった話。
そして…えーとー…うん、言い訳は後でします。
とりあえず興味のある方のみどうぞ。










超・仮面ライダー電王&侍戦隊シンケンジャー 超越時空炎鳥伝説 その六


「えと、今殿様に入ってはるんは…。」
 屋敷近くの公園に向かいながら、確認するようにことはが問う。
「キンタロスや。」
 こきり、と首を鳴らして丈瑠が返事をする。
「へぇ…丈瑠の関西弁って新鮮ー。にしても、源太なんかゴツくなってない?」
 確かに源太はいつもより筋肉質になっていた。
「おぅ、俺が入ってる影響らしいぜ。後で筋肉痛がキツいって良太郎が…あ、やべ。」
「大丈夫です!源さんは筋肉痛なんかに負けませんから!」
 自信満々にことはが言う。辺りをちょろちょろしていた千明がにょっきり現れた。
「はははー。モモタロスのばーか。」
「小僧っ!待ちやがれ!」
「やーだよー。」
 源太の追跡を、千明はぴょいぴょい飛び越えてかわす。
「凄い身体能力になってるわね千明…。」
「もっと踊る?」
 くるりと回転して千明が首を傾げる。
「うわぁ、千明凄い!」
「はぁいお嬢様方?僕に…釣られてみる?」
 すっとことはと茉子の間に入り込み、流ノ介は右手を独特の形にする。
「…流ノ介…。」
 茉子ががしりと流ノ介の顔をつかんでまじまじと見つめる。
「あんた…イケメンだったのね。」
「え?」
 きょとんとした流ノ介を放して茉子が呟く。
「中身が違うとこうも違うんだー…ね、あなた。ウラタロスさん…だった?」
「そうだけど?」
「…ちょっと源太にも憑いてみてくれない?」
 は?と源太が千明の追跡を止める。
「んー…女の子の頼みなら、断れないよね。」
 言うが早いかウラタロスは流ノ介から脱出し、源太の中に飛び込む。
「コラ、カメ!いきなり何すんだ」
 その拍子にはじきだされたモモタロスを、ウラタロスが流ノ介の中に押し込む。
「ハイハイ。先輩はこっちの人に憑いててよ。」
「こら!何を勝手に」
 流ノ介の講義も空しく、モモタロスが流ノ介におさまる。


 端整な顔立ちに赤い二つの瞳が怪しく光る。
 髪は前髪を全て上げ一部だけ赤く、眉間にも深い皺が入る。
 不機嫌そうな表情だが格好をつけるのは忘れない。


「調子に乗るんじゃねぇぞカメ公!」
 そう言われた源太には既にウラタロスが憑依している。


 その瞳には青色がやどり、いつもよりずっと澄ました表情だ。
 さらにいつもと違い前髪を下ろしさらに眼鏡までかけているのでかなり印象が違う。
 青い一筋も手伝って、ぐっとクールに、落ちついたイメージを与える。


「はっはっは。ええやないかモモの字…がーっ。」
「てめえはさっさと寝るんじゃねぇーっ!」
 流ノ介が立ったまま寝ている丈瑠の肩を掴んで揺さぶる。
「!丈瑠に絡む流ノ介…!」
「見たことあれへん。」
「では改めて。僕にその美しい君の手を…握らせて…くれない?」
「…源太までマトモに…。中身の力って恐ろしいのね…。あ、ことはは?何か見たいのがあったら今のうちよ。」
「いや見たいのって…。」
「えっと、うち、はしゃいではる殿様見てみたい!」
「「「「「…。」」」」」
 全員の視線が丈瑠に集中する。
「…リュウタ。ご指名だよ。」
「わーいっ!クマちゃん、代わって代わって!」
「んん?しゃーないなぁ。」
 千明からリュウタロスが出るのと同時に丈瑠からキンタロスが出る。
 そしてほんの一瞬で、入れ替わり憑依が完成する。


 普段は鋭い目つきをしているその切れ長な目は紫にふにゃりと和らぎ、真一文に結ばれる事が多い口も笑みの形をとっている。
 わざと汚したカーキ色の帽子からはみ出る髪にはひと房だけ揺らめく紫が混じっている。
 くるりとした髪は少し伸びたようにウェーブを描き、特に前髪は喉まで届く長さだ。


「へへー。お姉ちゃん、コレでいーい?」
「わ、殿様可愛らしいです!」
「…なんや遊ばれとるなあ。」
 そういう千明にはキンタロスが憑依している。


 くるりとして目は細めに、そして金色に変化している。
 茶髪のまま髪は肩以上に長くなり、一部だけ金色が混じる。
 リュウタロス憑依の次に見るせいか、ずいぶんと大人びた印象を与える。


「わ、千明似合うわ!髪長いのも良いんちゃう?」
「それはおおきに。俺の強さは泣けるでぇ?」
 その様子を見ていた源太がぼそりと呟く。
「なんだろうあの関西弁ワールド…。」
「あそこだけなんか世界が違うわね…。」
 ハナが頷く。何事か考えていた茉子がわくわくと源太に言う。
「ね、どうせなら丈瑠にも憑いてくれない?ウラタロスさん。」
 ん、と源太は丈瑠を呼ぶ。
「リュウタ。交代だってさ。」
「はーいっ!それ!」


 その楽しそうな表情に二つの紫が怪しく光る。
 帽子をかぶっているためその全貌はわからないがどうやら伸びてくにゃりと揺れているらしい黒髪。
 そしてさらに無邪気に笑う姿はとても楽しそうだった。


「リュウタロスさんの源さん、あんまり違和感あれへんかも。」
「うーん、千明の方がしっくり来たけど…。」
 す、と茉子とことはの前で丈瑠が膝をつく。
「ご機嫌いかがですか?お姫様方?」
「え!?」


 いつもと違う青い目には黒く知的な眼鏡が掛けられ、その眼鏡を軽く押さえる姿が優雅だ。
 髪は普段と違い前髪を左半分にしか残さず、右側には薄い青色のひと房が色めく。
 口元には薄い笑み。そして少し小首を傾げる姿がどこか艶やかでさえある。


「と、殿様?あ…やなくてウラタロスさん?」
「うっわー…写真…いや動画撮りたい…。」
「僕としてはどうせ撮るなら女の子の方が良いと思うけど?」
「クマ!お前はいい加減起きろよ!」
 掴みかかった流ノ介の手を、千明ががしりとつかむ。
「ん?ああ、交代か?」
「は?…どわぁ!」
 キンタロスに追い出されたモモタロスは必然的に千明に入る。


 いつもよりも目つきは悪く、その瞳は赤に染まっている。
 普段は左右に分けている髪を逆立て、一部だけ見える赤髪は茶髪になじむ。
 何処となく悪そうなのに楽しげなその口元は今にも騒ぎ出しそうだ。


「わー、千明ムキムキやー。」
「ふん、なんや、ちゃうんか?」


 金に光る目は眼光が鋭く、隙がない。
 いつもより無造作に、しかし後ろで一つくくりにした長髪は金も混じり、元の茶髪を引き立てる。
 そしてその醸し出す“和”が元々の歌舞伎役者という職業と一致して見事にハマっている。


「あ、流ノ介似合うわね。」
「がーっ。」
「また寝るし…。」
 憑依合戦に口を挟めないハナがため息をつく。
「先輩、怒ってばっかじゃ身体に悪いよ?」
「うるせぇ!カメ公!もともとてめえが調子に乗るからっ!」
 千明が丈瑠に掴みかかろうと突撃する。
「よっと。」
 丈瑠は千明の攻撃を避けるがモモタロスは負けじと丈瑠に憑依する。


 赤い瞳は“レッド”に変身するにふさわしくよく似合う。
 黒い髪を逆立て、どことなく楽しそうな表情に髪の赤が光る。
 眉間にしわを寄せたまま笑う姿は偉そうであり楽しそうだ。


「先輩、ひどいよー。」
 そしてさも当然とでもいうかのように、ウラタロスは千明に憑依する。


 茶髪にゆらめく青い目は、不思議と本人に合致し、眼鏡も知的な演出を手助けする。
 普段と少し違う髪型に見え隠れするのは湖の青色。
 澄ました表情にちょいと眼鏡を触る仕草はどころなくかわいらしくすらある。


「わあ、千明よう似あうとるで!」
「丈瑠もなんだか新鮮ねー。…こうなったら全員見たいかも…。」
「だってさ。キンちゃん、リュウタ。」
「うし。」
「わーい!」
 流ノ介と源太に憑いていたキンタロスとリュウタロスが入れ替わる。


 いつもは黒いその瞳は澄んだ紫に色を変える。
 珍しく帽子をかぶり、紫の髪を垂らす姿は新鮮だ。 
 そして子供のような笑顔は実に楽しそうでほほえましい。


「わぁ、流さんかわいいです。」


 自ら“ゴールド”を名乗るだけあり、その瞳の金色は違和感なく輝く。
 いつもの短髪からは想像もできない黒の長髪には、金色が流れ星のようにきらめく。
 そして大人びた表情は、普段とは違う静けさを与えていた。


「へぇ…源太の長髪…。」
 茉子が物珍しげに源太を眺める。
 苦笑するハナの目に、公園らしき場所が映った。






――――――
?あとがきと言う名の謝罪。
なんかいろいろすみません。
以上、茉子ちゃんが暴走した憑依祭りです。
「誰に誰をつけよう…」と書いたら「全部やれば?」的ご意見を頂きましたので全部書いてみました。
文章のつたなさは妄想力で補ってくださいませ。
ちなみに前回と今回にサブタイつけるなら「いざ飛び込め」と「二つの声重ねた時」ですね。
では、懲りずに次回もお付き合い頂けると幸いです。
まだ続きますので、いろいろ。

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