月草雑記帳

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創作文章(特撮系)


「強さ」って何だろう。


拍手ぱちぱちありがとうございます。
明日からちょっと合宿行ってきます。楽しみです。
なので明日・明後日は更新多分ありません。OOOはミニ捏造も用意してあるんですがまた三日後以降に…。
「フリーダム会話」まで粘ったほうがきっといいですよね。


最近まともな更新が無かった気がしますね…。さぼってたわけじゃないんですよ?
延々悩んでたんです。「強さ」ってなんだろう、と。


ここでピンと来た方もいるかもしれませんね。そう、風水さんにいただいたイラスト!
詳しくはこの記事を。
素敵イラストに捏造意欲を刺激され、良太郎と殿の捏造を…と思ったまでは良かったんですが。
「良太郎の強さ」ってなんなのかわかんなくなったんです(苦笑)。
文章として書くことはなんとなく出来てる気がするんですが(超越時空とかお役立ち王とかで頑張った気がする)。
いざ言葉にしようとするとまったくわからない。
どれだけ考えたか…。
で、電王CD聞きまくってたらDVDが見たくなったり。
DVDの五巻を見て楽しんだり(待て)いろいろしてました。


で、なんとか書いてみたのがこちらの捏造。
タイトルはまんま、「強くなりたい」。
2008年のお話です。殿はまだ家臣集めてないし、良太郎はもうイマジンをあらかた倒してます。
それくらいのハンデは要りますよね←?
では、なんだかふわふわした捏造になりましたが、よろしければどうぞ!






『強くなりたい』


 今日もまた、いつも通り厄日か。
 自分を取り囲む不良達に気付かれないように、良太郎はこっそりため息をついた。
「てめえ…どう落とし前付ける気だ?ああ?」
 すごんでくる相手の服の裾には、跳ね飛ばしてしまった泥。 
「えっとあの…す、すみません」
 おそるおそる言ってみたものの、そんな事で相手の怒りが収まるわけがない。
「謝るだけですむと思ってんのか?」
「えっと…。」
「ま、いいよ。ほら、財布出せ財布。洗濯代!お前が汚したんだから当然だろ!?」
 ぐ、と右手を引っ張られる。左ポケットに入れた財布にはおろしたばかりのバイト代が入っていた。
 なんとかして逃げたいけど…と、良太郎はあたりを観察してみる。
「さっさと出せって言ってんだろ!!」
 不良の拳が良太郎を狙う。良太郎は反射的に身を縮めた、その時。
 良太郎と不良の間に、一本の竹刀が割り込んだ。
「…?」
 不良と良太郎が同時に竹刀の先を見る。
 そこには袴姿の青年が一人、立っていた。
 切れ長な目で整った顔立ちをしており、どこか浮世離れした印象さえ与える。
「なんの騒ぎだ。」
 静かな声に我に帰ったのか、不良が良太郎の手を放し、青年を睨む。
「んだよてめえ!関係ねえ奴は引っ込んでろ!」
「5対1は卑怯じゃないか?」
「うるせえ!」
 つっこんで来た一人を、割り込んできた青年はいとも簡単に足を払ってコケさせた。
「まだ、かかってくるのか?」
「く…!」
 残った4人が距離を測る。その時。
「すみませんでしたぁあぁ!!」
 良太郎は青年の手をつかむと全力疾走で走り出した。
「……オイ!待てこら!」
 一瞬呆気にとられた不良達は、慌ててそのあとを追った。
 青年も呆気にとられながら、良太郎に連れられて路地を走った。


 バタバタと不良達が走っていく音がして、それからさらにしばらく様子をうかがってから、青年は丈瑠の手を放した。
「すみません巻き込んじゃって…怪我とかしてませんか?」
「いや…。それより、どういうつもりだ?」
「どういうって…?」
「あ、いや…何が、あったん、だ?」
 人見知りで、しかも初対面の相手とあって丈瑠は内心動揺しつつも平静を装う。
「ちょっと、自転車でこけた拍子に泥が跳ねちゃったみたいで…。」
「自転車?そんなものがあったか?」
「あ、自転車ならこけたときに川に落ちたから多分まだ川の中に」
「…どんな転び方をすれば自転車が川に落ちるんだ?」
 あはは、と青年は曖昧に笑う。
 それにしても、と丈瑠はもう一つ気になっていた事を聞くことにした。
「何で逃げたんだ?」
「え?キミに怪我をさせるわけにはいかないし…。それに、怪我をさせたくはなかったし」
 意味の違いがわからなくて、丈瑠は考え込んだ。
「泥をかけちゃったのは確かみたいだしね。」
 そして、『自分に絡んで来た不良達に怪我をさせたくなかった」のだと気がついた。
「…そうか。」
「うん。あ、そろそろ移動しても大丈夫かな…。」
「ところで、ここはどこだ。」
「あ、さっきのところまで案内しますから。」
 そういうと青年は丈瑠の前に立って歩き出した。


 丈瑠は改めて相手を観察する。
 身長は自分より10センチ以上小さいだろう。小柄だ。
 体つきだって何かスポーツをやっているようには見えない。典型的な文化系人間だろう。
 不良に絡まれていたところを見ると、気も弱そうだ。
 一般的に考えても、あの場合一番良いのは自分に任せておとなしくしていることだったと思う。
 自分はあんな不良に負けるほど弱くないし、それは彼も見抜いていたことだろう。
 なのに、逃げた。
 怒りを買ってまで逃げて、最終的に選んだのは。
 彼が選んだのは、誰も傷つかない道。
 そんな道を選べるのも、強さってことなんだろうか。
 相手の芯の強さに、丈瑠は無意識にじっと相手を見つめた。


 すごい人だなぁ、と良太郎は黙って後ろについてきている青年をちらりと見た。
 背は高いし、たくましい体つきだし。
 それに竹刀一本でガタイの良い男5人を圧倒して。
 そして見ず知らずの僕を助けてくれるなんて。
 ほっておいたって誰も責めないのに、僕の為に戦おうとしてくれた。
 すごく正義感があって、優しい。
 なのに全然威張ったところもないし。 
 なんて強くてかっこいいんだろう。
 電王にふさわしいのって、きっとああいう人なんだろうな。
 良太郎はまた、ちらりと相手を見た。


 見上げる視線と追いかける視線がぶつかる。
「…?あの、何か?」
「いや、何もない。」
 そう問いかけながらも、そう答えながらも、二人の脳裏に浮かぶのは、同じ言葉。


 この人、すごく強いんだ。


 僕も、こんなふうになれたら。
 

 俺にも、あんな強さがあったら。


「あ、ここで大丈夫ですか?」
「ああ。…自転車ひきあげるなら手伝うぞ。」
「それはひとりで大丈夫です。ご迷惑おかけしました。」
「いや…じゃあ、気をつけてな。」
「はい。」


 良太郎に会釈され、丈瑠は屋敷へ向かって歩き出した。
 丈瑠を見送ってから、良太郎は自転車を取りに川に降りる。
 それぞれ胸に、同じだけれども微妙に違う想いを抱いて。




――――
?反省文。
結局よくわかんなかったな…。いっぱい考えたんだけど。
でも、白黒はっきりつけようとするのは人間の悪い癖ですよね。
ちなみに殿はたまたま外で修練してたんです。
だから袴で竹刀を持ってた、と。
イラストの素敵さに全くふさわしくない文章になってしまいましたが、正直これが私の精一杯です…。
もしよろしければ風水さんのみご自由にお持ち帰りください!

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~ Comment ~

おおお!! 

リオンさん、こんばんはー!
おお、まさかこんなすごいアンサーが帰ってこようとは!
「強さの意味」は、答えのない問いかけですよねえ。
だからこそ、自分の強さを何度も見つめ直し、他人の強さに羨望のまなざしを向けずにはいられない。
ヒーローの物語は、詰まるところ「本当の強さ」を追求する物語でもあるんですねえ。
ステキなお話をありがとうございます!
嬉しくお持ち帰りさせていただきます!!

風水さんへ 

コメントありがとうございます!

いえいえ、風水さんの素敵イラストの10分の1も魅力のない文章ですが、持ち帰ってくださってありがとうございます!
それぞれの中で「誰が一番強いか」っていうのはもう異種格闘技戦よりも決着のつかないものですよね。
「強さって何」と書こうと思ったら自分がドツボにはまってしまいましたので遅くなりました(笑)。もしまたネタが浮かんだら「真剣勝負!良太郎VS殿」にも挑戦してみたいと思います!
ありがとうございましたー!!
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リオンさんから頂きました!

4周年企画のリクエスト絵に、リオンさんからアンサーが!というわけで、殿と良太郎の小説を頂いてしまいました!!リオンさん、ありがとうございます!
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