月草雑記帳

スポンサー広告


スポンサーサイト


上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。



TB(-) | CO(-)  *Edit

創作文章(特撮系)


『Tの記憶/嵐が来る』アバン


拍手ぱちぱちありがとうございます!


こちらは、仮面ライダーダブルの捏造中編小説でございます。
実はこんなに長いダブルを書くのは初めてで…って言うか私の記憶が正しければ「仮面ライダーダブル」を書くのは初めてです。
技の名前が思い出せなくて焦った~。
そして照井が初登場という(笑)。園咲は結構書いてますがね。
若干書きにくいぞ照井竜!
なのでいろいろ見逃してください!!!


最終回からちょっぴり後のお話です。
ムービー大戦コアは…な、無かったことに…。
ギリギリ「最終回後でムービー大戦前」でもいけるような気もするんですが…映画まだ公開してないのでなんとも。


ま、とりあえず興味のある方はどうぞ!


『Tの記憶/嵐が来る』アバン


「フィリップ。検索を頼みたいんだが。」
 鳴海探偵事務所に風都署の刑事…照井竜が訪ねてきたのは、ようやく秋風が吹き始めた九月の事だった。
「なにかあったのか?」
 そう問い返したのは鳴海探偵事務所の探偵、左翔太郎。
「ああ。奇妙なメモリが出回っている。」
「奇妙なメモリって?」
 問い返したのは鳴海探偵事務所の所長、鳴海亜樹子。
「何人もの人の体内に侵入している厄介なメモリだ。」
「体内に侵入?」
「ああ、人に入り、その者を意識不明に陥らせて出てくるらしい。」
「へえ…それは興味深い。」
 そう言って顎に手を当てるのは、鳴海探偵事務所のもう一人の探偵、フィリップ。
「でもそれだけでは情報が少なすぎるよ。もう少し何かつかめていないのかい?」
「いや…。どうやら持ち主が故意に別の人物にメモリを使用しているらしいんだが…。その持ち主が全くつかめない。」
「人から人に移動するなんて、まるで誰かを探してるみたいよね。」
 ぼそりと亜樹子が言った声にフィリップが反応する。
「探す…そうか、『過剰適合者』を探しているのかもしれない。」
「さすがは所長だな。」
「竜くんに褒めてもらえるなんて…!」
 照れる亜樹子に翔太郎がため息をつく。
「それはいいから。…おい照井。その被害者はどれくらいいるんだ?」
「5人だ。今風都中央病院に居る。会いに行くか?」
「ああ。何か手掛かりがあるかもしれないしな。」
「あ、じゃあ私も行く!」
「翔太郎。何かあったらすぐに連絡を。」
「わかってるって。なんてったって俺達は」
「「二人で一つの探偵」」
「だろう?」
 に、と笑ってみせたフィリップに翔太郎が嬉しそうに頷く。
「全く…フィリップ君が帰ってきて本当にうれしいのね。」
「ああ。左、行くぞ。」
 そう言い残して照井が先に事務所を出る。
「おう、行こうぜ亜樹子。」
「こら!所長に命令するな!」
 三人が出ていくのを、フィリップは本を読みながら見送った。


 病室の前には刑事が立っていた。
 その刑事と何事か話した後、照井は翔太郎と亜樹子を呼ぶ。
 す、と音もなく個室の扉を開き、三人は病室に入った。
 目に入ったのは一つのベッドに座る一人の女性。
「なんだ…意識不明って聞いてたけど起きてるじゃない!」
「いや…彼女は起きていない。」
「は?」
 不思議がる翔太郎と亜樹子を置いて、照井が女性に近づき、目の前で手をひらひらと振る。
 女性はぴくりとも動かず、瞬きすらしない。
「おい…どういうことだ。」
「見ての通りだ。全くと言っていいほど動かない。固まっている、とも言えるな。」
 最も、と照井が女性の肩を押す。女性はベッドに寝転ぶ姿勢へと変わる。
「この通り動けない訳ではない。」
「他の四人は?」
「別室にいるが、皆同じ状態だ。」
「話を聴くわけにもいかねえ、か…。わかった。まずは聞き込みからだ。」
「そうね。あ、竜くん。目撃情報とかないの?」
「ある。」
 病室を出ようとしていた翔太郎がずるりとこけかける。
「おい!あるなら先に言えよ!」
「今聞いたところだ。この女性が襲われた際に逃走する人物を見かけた人が居た。証言によると、『60歳くらいの男性』だそうだ。」
「六十歳!?」
「最近ガキがメモリ持ってることは多かったけど…珍しいな。」
「ああ。風都第一公園が現場だ。」
「わかった。じゃ、そこから当たるとするか。」
「よし!じゃ、行け!探偵!」
「亜樹子!お前も来いよ!」
「分かってる分かってる。じゃ、竜くん、後でね!」
 そう言って手を振ると、亜樹子と翔太郎は外へと出ていった。

スポンサーサイト


TB(0) | CO(0) *Edit

~ Comment ~

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。
 ◆Home  ◆作品*  ◆All  ◆通常ブログ画面  ▲PageTop 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。