月草雑記帳

ポケモン捏造文章


『ハッピー・ハロウィン』RS巻


そろそろ寒くなってきたし「あきなが」締めるべきかなあと考えてますリオンです。
でもリクエスト消費し終わるまではやりますよ。


今日はポケSPの捏造です。かきたかったんだーい!
ルサです。ルビー×サファイアです。ていうかこの二人もう公式で良いんだよね!?
ちなみに「キャラ知らないけど読んでみよう」と言う方へ豆知識。
ルビー…シティ派の男の子。裁縫とか上手。美しい物が好き。
サファイア…森の自由に駆け巡る女の子。意外と乙女。なまり。
二人の関係…お互いに幼いころの恋の相手。それに気づかぬまま再び出逢い、また惹かれているらしい。
だいったいこんな感じですかね。うんトキメキ。


じゃあ恒例の次作予告を。
<時はやっぱり2010年秋。>
<突然飛び込んでくる赤い陽。>
<陽が火を連れて出かける先は。>
<そしてその先に待つものは。>
<特撮の一線をある意味うっかり越えてしまったこの事態。>
<とりあえず、突っ込まないで上げてほしい。>
<次回、侍戦隊捏造「突撃家臣飯」。>
<teddyさんリクエストな一品です!>


では、興味のある方のみどうぞ。
ていうか誰かイラスト描いて!挿絵が欲しい!←贅沢言うな




『ハッピー・ハロウィン RS巻』


「とりっく おあ とりーと!」
 元気よく聞こえた声にとりあえず突っ込みを入れる。
「…君、それを言うならtrick or treatだろ?」
「なんね、同じったい。」
「発音が全然違うよ。」
 いや、本当はそんな事を突っ込みたいんじゃないんだ。
「むー…わからなか。」
「まあ君には難しいかもね。」
 とりあえず早く顔を上げるんだ、ボク!!
「でさ、一つ聞きたいんだけど。」
「なんね?」
 サファイアのきょとんとした顔が目に入る。
「その格好…何?」
 ピンクのTシャツに黄色のズボン。ピンクと黒の猫耳と尻尾を付けたサファイアは自分の格好を眺めてから答えた。
「エネコの仮装ったい。ハロウィンに猫の仮装ばしてルビーに会いに行けば良い事あるちブルー先輩が…。」
 やっぱり犯人はあの人か!!
「で、良い事ってなんね?」
「えーっとね、とりあえず、中に入りなよ。」
 玄関先で立ち話もどうかと思うし、人目につくと嫌だからサファイアを中に押し込む。
 リビングに座ったので、とりあえずお茶を出した。
「で、良い事ってなんね?」
「あのさサファイア。まずtrick or treatって意味知ってる?」
「知らんったい。」
 脱力。知らずに言ってたのか…。
「あのね、trick or treatって言うのは『お菓子をくれなきゃいたずらするぞ』っていう意味で。」
「ああ、それで良い事ばあるち言うてはったんやね?で、ルビー。お菓子は?」
 わくわくとサファイアが聞く。クッキーがオーブンに入ってはいるけど、まだちょっとかかるんだよなあ。
「今無いんだけど。」
「えー?…あ、じゃあいたずらして良かね?」
「まあ、そういうことになるね。」
 いたずらか…サファイアの事だから顔に髭書いたりしてくるんだろうか…。
「んー…あ、じゃあ」
 サファイアがいそいそとエネコ耳を外す。
「はい。」
「つけろと?」
「ん。服は渡せんけど耳としっぽば」
 チン、とナイスタイミングでオーブンが音を立てた。
「あ、お菓子が焼けたよ。」
「え?いたずらできんと?」
「そうなるね。代わりにお菓子あげるよ。」
「それならまあ良か。」
「じゃあさ、サファイア。」
「ん?」
「trick or treat?」
「…え?」
 サファイアが海色の瞳をぱちぱちさせた。


「だって僕はお菓子をあげるけど、君は持っていないんじゃない?」
「むー…そうったい。」
「じゃあ、いたずらしなくちゃ。えっと…こっちの服着てみてよ。」
 力作を取りだす。
「あ、でもその前にもう一回エネコ耳付けてくれるかな?せっかくだから写真を」
「ルビー…。あんたそれ、用意しとったと?」
「まあね。念のため。」
 ていうかハロウィンなんて素敵な機会を逃せるわけないし。
 サファイアが来るのが5分遅かったら僕が行こうかと思ってたし。
「あ、どららやちゃも達の分もあるからね。」
「最近忙しそうにしとると思うたら…ルビー。あんたこれ作っとったとね。」
「うん。あ、ZUZU達のもあるよ。」
 サファイアはしばらくうつむいて何かを考えていた。
「~~~~わかったと!着てくるったい!じゃけん、ここでちょっと待ってて!」
 そう言い残すとサファイアは力作の入った紙袋を持って窓から出ていった。
「あの服、一人で着れるのかな…?」
 ちょっと不安になったけど、僕は焼けたクッキーを袋詰めする作業に移った。


「ルビー、お待たせったい。」
「サファイア、遅いよ。どれだけ待ったと」
 そう言いかけて言葉が止まる。ていうか、声が出なくなった。
 窓から出ていったサファイアは今度はきちんとドアから入ってきた。
 ていうかスカートが長くて窓から入れなかったんだと思う。
 黄色くて長いワンピースに首元には紫のファー。
 紫の耳がついた帽子をかぶって、しっぽも付いている。
「ところでこれ、なんの仮装と?」
「え、エネコロロ。」
「エネコと大して変わらんと。」
 いや違うよ、全然違うよ!
 ていうか僕、君のスカート姿みるのすっごい久しぶりだし!!
 まさか素直に着てくれると思わなかったから、ちょっと自分を失いかけてた。
 すると、サファイアが近づいてきて何かを取りだす。
「えい。」
 ちょっと開いてたらしい口に何かをつっこまれる。
 甘い味がしたから、条件反射で噛んで、飲み込んだ。どうやらクッキーらしい。
「?え、何?」
「あたしもお菓子ば取って来たったい。」
 ああ、trick or treatの?
「じゃあ何でそれ着てくれたの?」
「だってあたし、ルビーのお菓子欲しかもん。」
 意味がわからない。
「だから、あたしはお菓子ももらって、いたずらもされたと。だからルビーにもお菓子ばあげるけん、いたずらもさせるったい。」
 …ああ、なんとなくわかった。
「要するに僕にいたずらしたいんだね?」
「そうったい。で、考えたんやけど…。」
 ごそごそ紙袋をあさる。
「これば着てくれれば良かよ。」
「これ…何。」
「ピカチュウの着ぐるみ。」
「嫌だ!!」
「何でよ!家にこれしかなかったと!」
「ていうかなんであるのそんなの!!」
 僕の美意識に合わない!絶対嫌だ!
「ええー?」
「わかったよ!僕自分でつくるよ!代わりに君のリクエスト受け付けるから!」
「…なら、まあ、良か。」
 ていうかもう既にいたずらのレベル越えたよな…。
「でもその前に、クッキーば食べたか。」
 にこ、と笑われる。
 僕はおとなしく席に着くよう促した。
「飲み物は何が良い?オレンジジュースでいい?」
「なんでも良かよー。あんたのクッキーおいしかけん、楽しみったい!」
 わくわく言ってくれる。新作に挑戦したかいがあったかな。
「はい、ジュース。で、どんなのがいい?」
「そうやねー…。」
 クッキーを食べながら、楽しいお話の時間が始まった。
 これが終わったら、急いで服を作って。
 ポケモン達にも仮装をさせて。
 皆で写真を撮ろう。
 それは、とても、楽しそうだ。
 

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