月草雑記帳

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侍戦隊捏造文章


『HB』toきになるき


過ぎ去りし11月1日は、私がストーカーのようにお邪魔しております樹さんのサイト『きになるき』が一周年を迎えました。
というわけで普段楽しませていただいている感謝の気持ちを込めて、真剣捏造を書かせていただきました!


「かわいい金姫」を目指したのですが…いかがなものか。
妄想入りまくりです。
姫は女子高とかでモテモテだと思うのです。
ちなみに「金姫」は「源太×薫」の事です。
金色のイマジンと最強少女ではありません、念のため。
…あれ?あっちも「金姫」って書くのかな?
書けそうな気がする。
ていうか固有名詞な気までしてきた…。
…うん、まあ、いいか!←良くない


とりあえずテーマは「かわいい金姫」!
それでもよろしい方はどうぞ!



「唯一、君」


「む?」
「よう、お姫様。」
「寿司屋。また来たのか。」
 とある高校の下校時刻。
 門の前に寿司屋衣装のまま立っている妙な男がいた。
 高校に通うお嬢様達は皆ちらちらとそちらを見ては何かしら噂をしていたが、その男に薫が話しかけるとあたりは騒然とした。
「え?なんですの?志葉さんのお知り合いの方?」
「ボディーガードではなくて?」
「そんな…御姉様に男の方が…」
 後を付けようかと目論む者もいたが、2人の後ろから何人かの黒子がついて行っているのに気づき、空気の読める学生達は自分達の日常へと戻っていった。


「またって事はないだろ?せっかく家臣が来てんだからさ。」
 志葉家に向かって歩きながら、2人は話を続ける。
「お前は丈瑠の家臣だろう?」
「じゃ、丈ちゃんの母は俺のお袋も同然ってことで。そうそう、こっち来る前に茉子ちゃんとこ寄ったんだけど、土産預かって来たぜ。」
「そうか。」
「あと、迎えに来る前に丈ちゃん家にいったらことはちゃんとこから和菓子が届いてるって…」
 不機嫌そうな薫に気付き、源太が話を止める。
「…あれ?なんか不満?」
「私は丈瑠の母だが…お前の母になるつもりはない。」
 数分前の発言に文句を言われ、源太は苦笑する。
「それは失礼しました。お姫様。」
「…。」
「…まだ何か?」
「いや…。」
 何事か考え込んでいる薫に源太が続ける。
「そういや呼び方って言えばさ。俺いつになったら名前で呼んでもらえんだ?」
「む?」
「だってさ、丈ちゃんは『丈瑠』で、流ノ介とか茉子ちゃんとかも呼び捨てだろ?俺だけ『寿司屋』なんだもんな。」
「ああ、寿司屋だからな。」
「いや、その理屈なら流ノ介だって『歌舞伎役者』でよくね?」
「?それは違うな。歌舞伎役者はたくさんいるが、私にとって寿司屋はお前だけだ、源太。」
「…それは嬉しいけど。」
「だがまあ確かに不自然かもしれないな…。」
「だろう?」
「でも…。」
「ん?」
 薫がそっぽを向いてから、答える。
「なんだか、それはそれで…ちょっと恥ずかしいな。」
 思いがけない発言に、源太は一瞬足を止める。


「でもさ、普通じゃね?」
「お前の寿司のようにか?」
「俺の寿司は旨いの。」
 うーん、と二人は考え込む。
「あ、じゃあさ。俺も呼び方変えるよ。」
「…なんだか違う気もするが…まあ良いだろう。何と呼んでくれるのだ?」
「んーそうだな…・お姫様から変えるとなると…『丈ちゃんのお母さん』」
「だからどうして母親扱いをする!母なのは間違いではないが、なんだか余計おかしい気がする。」
「そうだな。じゃあ…なんて呼んでほしい?」
 源太の言葉にしばらく黙った後、ポツリと薫は呟いた。
「…名前で、呼んでほしい。」
 源太は驚いて眉を上げた。
 それからしばらく頬をかき、にっと笑って言う。
「じゃ、俺の事も寿司屋扱いは止めてくれよ?薫ちゃん。」
「…わかったよ。…源太。」
 ぐっとガッツポーズをして源太が空を仰ぐ。
「くーっ!なんか嬉しいねぇ!」
「そうか。それは良かったな。」
「なんかさ、信用度が上がったって気がしねえ?」
「そうなのか。だが。」
 満面の笑みの源太に、とんとん、と前に行って薫が背をむけたまま話す。
「私はずっと前からお前を信用しているぞ。シンケンジャーとしても、丈瑠の友としても、寿司屋としてもな。」
 源太が答えを探していると薫がまた進行方向へと歩き始めた。
 源太もその後を追う。
「…でも不思議だよなー。なんで役職とかじゃなくて名前で呼んでほしいんだろうな。」
 源太が呟く。
「そういえばそうだな。信用云々は関係ないのだが。」
 にい、と源太が笑う。
「じゃあ、親愛度ってやつじゃね?」
「まあなんでも良いが…ただ。」
 くるりと後ろを振り返り、薫は源太と目を合わせた。
「どう呼ぼうとも…私はお前を信用しているし信頼している。…それは同じだ、源太。」
 そう言うと満足したかのように軽い足取りで薫が先を歩く。
「…そのセリフ、そっくりそのまま返すぜ、薫ちゃん。」
「?何か言ったか?」
「いや。それより早く帰ろうぜ!丈ちゃんが待ってる!」
「今日はちらし寿司が食べたい。」
「はいはい。わかりましたよ、薫ちゃん。」
「では急ぐぞ。源太。」
 足取りは軽く、夕焼け空は赤い。
 夕焼けの赤が、2人の顔色を隠していた。

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