月草雑記帳

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電王捏造文章


『Another Trilogy』Episode Red


拍手ぱちぱちありがとうございまーす!
最近はポケモンBWとオーズの素敵ソングに癒されてなんとか生活してます。
もう…ひきこもりたい。
でもまあ口で言ってるより元気なんですけどね。


『Another Trilogy』。多分…これが「あきなが」最後のシリーズだと思います。もうネタがない。いや小ネタはあるけど中編にするようなネタは。
確か『愛を込めて星空に』で始まったシリーズですが、ラストも電王です。しかし、制約つき。


<電王トリロジーのネタバレ、あります!>


ていうかトリロジー見てないとわけがわからないシリーズです。だって書きたかったから。しょうがない。
今日はEpisode Redですからゼロのスタートウィンクルその後のお話しです。
よろしい方のみどうぞです。





『Another Trilogy』Episode Red


「桜井くん、送ってくれてありがとう。」
「いや…。」
 くるりと後ろを向いた侑斗を見届けて、愛理はミルクディッパーに入る。
 バイクにまたがり、ヘルメットをかぶろうとした侑斗の手が止まる。
「侑斗。」
「野上。」
 物陰から良太郎が手招きしている。侑斗はバイクを止めて、そちらに歩み寄った。
「何かあったのか?」
「ううん、別に。ただ、姉さん送ってくれたお礼に、良いこと教えてあげようと思って。」
「は?」
「あのね、桜井さん、昔はブラックコーヒー飲めなかったんだって。」
「…?」
「姉さんに初めて会った時も本当は飲めなかったんだけど、姉さんばっかり見てたら砂糖入れ忘れて飲んじゃって。それを見てた姉さんが、それ以来砂糖を出してくれなかったって言ってたよ。」
「…なんだよそれ。」
「桜井さんから聞いたんだ。それだけ。引き止めてごめんね。おやすみ。」
「ああ。お前も早く帰れよ。…心配するだろ。」
「うん。」
 侑斗がバイクに乗って走り出すのを見て、良太郎はミルクディッパーに入る。
「ただいま…」
「あ、良ちゃん。おかえりなさい。鍵閉めといってね。」
 少し赤い目でにこ、と笑ってみせる愛理に、良太郎も笑ってみせた。
「うん、わかった。」


 とある時間、とある場所。
 侑斗はひとり、夜を歩いていた。
 時々立ち止まっては星を見上げ、また歩き出す。
 ぼんやりとそうしているうちに、ひとつの公園にたどり着いた。
 その公園のベンチに人影が見える。
 それがどうにも見覚えのある人物で、侑斗は一度立ち止まってから近づいて行った。
 途中の自販機で暖かいお茶を二本買う。
 それをベンチに座っていた人に差し出して、侑斗が声を出す。
「飲むか?」
「…お前。」
「要らないなら別にいい。俺だってそんなにカネがあるわけじゃない。」
「…貰う。」
 お茶の缶を受け取った菊地の隣に座って、侑斗が熱いお茶を飲む。
 それからしばらく侑斗はぼぅっと星を見上げていた。
 不意に、菊地が呟いた。
「お前は良いよな。愛理さん守れて。隣にいれてさ。」
「…いや。俺もふられてるみたいなものだ。」
 菊地が缶しか見ていなかった視線を侑斗に向ける。
「あの人にはずっと昔から好きな人が居て。…俺は4年前からふられっぱなしだ。」
「え?」
「知らなかったのか?あの人には婚約者がいたんだ。でも、その婚約者は、あの人を守るために居なくなった。」
「…死んだってことか?」
 菊地の問いに答えず、侑斗はまたお茶を飲む。
「それで、あの人はそれを…忘れない。ずっと、ずっと。」
「…なんか、ずるいよな。そんな…かっこいい事されて。」
「だよな。」
「そんなかっこいいやつと比べられちゃ…俺なんて駄目な訳だ。」
「俺も、だな。緊張してまともに話せねえし、珈琲は砂糖入れなきゃ飲めないし。いろいろ…カッコ悪い。」
「…なんでそんなかっこ悪いことしてるのに、傍にいられるんだ?」
 ごく、と侑斗がお茶を飲む。
「かっこ悪い姿を見られる事より、姿を見れない事の方が、辛いから。」
 ぐ、と手に力を込める。
 お茶の缶は、いとも簡単に形を変えた。
「それに、もういないやつよりも今目の前にいる奴の方が強い。…今は、そう思いたい。」
 その声に返事をするものはいなかった。 


 かん、と侑斗が空になった缶をごみ箱に投げる。
 きれいな軌道を描いてそれはごみ箱に入った。
「お前も新しい相手見つけろよ。あの人は譲らないから。」
「…その方がよさそうだな。でも、そうできるかはわかんねえ。だから今はとりあえず…男を磨いて出直すさ。」
 菊地も缶を握りつぶす。
「その時まで首を洗って待ってろよ。」
「ばーか。待つわけないだろ。」
 笑いあって、二人は別方向へと歩き出す。
 思い人の待つ場所へ行けるよう、道を探す。








おまけ
「侑斗!どこにいってたんだ!?もう夜は寒いのに…。」
「どこでもいいだろ。」
「ほら、こんなに冷えて…あ、お風呂借りに行こうか!」
「こんな時間に行くとか失礼だろ!なんでお前はそうずれてるんだ。」
「あ、じゃあしょうが湯つくるから!ほら、座って座って。」
「しょうが湯か…昔母さんが作ってくれたな…。」
「侑斗のお母さん…あ、あの、すっごく優しくて、侑斗が大好きだったって言う人だな!」
「!?なんで知って…あ、そうかあの鬼退治の時か…!?」
「どんな人だったんだ?詳しく知りたい。」
「馬鹿。昔の話だよ。」
「あ、ほらしょうが湯出来たぞ。」
「…ちょっとだけ。」
「?」
「ちょっとだけ、あの人に似てたよ。」
「…?……おお!!そっかそっか~それで侑斗は愛理さんのこと」
「な!ち、違う!!マザコンみたいな言い方すんな!!」
「照れなくていいのに…って侑斗!痛い痛い!ごめんて!侑斗ぉ~…」


―――
?あとがきなのかなんなのか。


 おまけに何が起こっているかはもう描写の必要性を感じません…。
 侑斗母と愛理さんが似ているかは私にきかないでください(待て)。
 そして桜井さんについても完全なる妄想ですから…ただ、桜井さんがあの侑斗だと思うと…あり得るかなとは思います。

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