月草雑記帳

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創作文章(その他)


気付けばもうすぐだった!


こんばんは。
気が付いてみるともうすぐバレンタインデーでした。
やばいやばい。
リアルでは別に何にもないからいいけど…いっぱい書こうと思ったのにな~。


まあいいや。


とりあえず放置していたハヤテネタの続きでも書いてみました。
今日は生徒会室に突撃するぜーー!!
なるべくいっぱいキャラクター出そうとしてます。…幼馴染sは出てこないな、きっと…。
では、読んでくださるかたのみどーぞ!





『whole-heartedly②』不安と期待が一対一


「ふう…もう昼休みか。」
 とんとん、とハヤテは教科書をかばんにしまう。
「お嬢様がいないとなんとなく時間が経つのが早いような…。」
「綾崎君。」
 そう呼ばれて、顔を上げる。
「あれ?千桜さん。どうかしました?」
「会長が呼んでいますよ。なんでも急ぎのようなので、生徒会室に来てほしいとか。」
「あ、わかりました。…。」
「何か問題でも?」
「僕…何かしたんでしょうか…。」
 今日そんな心配をする奴はこの人くらいだろうな、と思いながら千桜は眼鏡をなおす。
「別に怒っていらっしゃいませんでしたよ。」
「え?本当ですか?」
「ええ。」
「ありがとうございます。」
 見るからにほっとして、ハヤテは席を立った。


 ゴオンゴオン、と古い機械特有の音を立てて、エレベーターが最上階に到着する。
 こんこん、とノックをする。
「えっと…すみません、綾崎ですけど。」
「どうぞ?」
「失礼します。」
 がちゃ、と扉を開く。
 そこにいたのは、他校の制服を着た少女。
「あ?あれ?西沢さん?」
「や、やっほーハヤテ君。」
 そこにいたのは紛れもなく彼の元同級生、西沢歩だった。
「どうしてここに…」
「どうしてって…私が呼んだのよ。」
 歩の代わりに、資料を整理していたらしい白皇学院生徒会長、桂ヒナギクが立ち上がって答える。
「ヒナギクさんが?」
「そ。今日ナギ来てないし、どうせ放課後はすぐ帰っちゃうんでしょ?だったら昼休みの方が捕まるんじゃないかって。」
「そうだったんですか。お心遣いありがとうございます。」
「と、いうわけでその…ハヤテ君。これ、受け取ってもらえるかな?」
 歩が差し出したのは、ピンク色の包装紙でラッピングされた、どうみてもバレンタインデーの「チョコレート」だった。
「あ、えと…ありがとうございます。」
 戸惑いながらも、ハヤテはそれを受け取った。
「あ!いや、こちらこそその…ありがとう。」
 何故かしどろもどろになった歩は、そのままくるりと向きを変えてヒナギクに詰め寄った。
「ほら、ヒナさん!」
「う、わ、わかってるわよ!!」
 クエスチョンマークを浮かべているハヤテの元に、怒ったような顔をしてヒナギクが向かう。
「は、ハヤテ君!」
「あ、はい、なんでしょう。」
 しゃきっとハヤテの背筋が伸びる。
 これがまさに、条件反射というものだろう。
「あの…これ…。」
 ヒナギクが右手で白い小さな包みを差し出す。
「え、これって」
「べ、別に深い意味は無いのよ!?ただその、いろいろお世話になってるし」
「お世話になっているのは僕の方なんですが?」
「いいからつべこべ言わずに受け取りなさいよ。」
 一段とヒナギクの眼光が鋭くなる。
 土下座したくなった気持ちを抑えて、ハヤテが手を伸ばす。
「えと…すみません。ありがとうございます。」
 ハヤテがそれを受け取ると、ヒナギクは何故か2歩さがった。
「西沢さん、ヒナギクさん、ありがとうございました。」
 にこっと笑ってハヤテは生徒会室を後にした。
 エレベーターから見える景色に、懐かしい人影を見たような気がして、ハヤテはメモをポケットから取り出した。
「まさか…ね。」
 そしてまたメモをポケットにしまう。
 もうすぐ午後の授業が始まろうとしていた。

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