月草雑記帳

創作文章(特撮系)


妄想爆発


こんにちは。拍手ぱちぱちありがとうございます。
今日は梅酒をつけます。漬けます。
…今日が終わる前にやる気になるといいな!
そういや初めて梅の実食べました。去年漬けた梅酒に入れてたやつ。
なんで今若干酔い気味。いや梅の実で酔うなよ自分!!
やっぱり自分には対アルコールの耐性がないですね。


さて、明日も忙しくなります。
なのにネットサーフィンなんかしてました。馬鹿じゃないの自分。ていうか馬鹿だよ自分。
でも『影侍』は書きました。やーーーーーーーっと書きたかったシーンにたどり着けた!って感じです。
早ければ次で最終回。書いてみないとわかんないけど…。
これ終わったら「超・電王&侍戦隊2」書くのでまだまだ真剣にどっぷりですね!
本当はオーズも書きたいんだけどな…。


では、興味のある方のみ、どぞ。









『影侍』第八話


 海賊たちと、大量のザンギャックがいる空間。
 その隣で、5人は用意された黒子の衣装を身にまとう。
「なんか、これ着るのも慣れてきたな。」
「そうね。まあ、ばれてもいろいろ面倒だし?」
「殿、姫から連絡は」
「まだだ。…ギリギリまで待つぞ。」
「はい。」
 5人は黒子の姿にシンケンマルを握り、海賊たちの戦いを見ていた。
 足が勝手に動きそうになる。
 シンケンマルを握る拳に力が入る。
 そんな自分を必死で抑えつけながら、5人はその戦いを見ていた。
 ショドウフォンが鳴り響く。丈瑠がそれを耳にあてた。
『丈瑠か。今、どこだ?』
「海賊たちの近くです。」
『そうか。今な、丹波のディスクをジョーとかいう奴にやったぞ。』
「…わかりました。」
『ついでに、残った力も預けてやることにした。異論は無いな?』
「母上が、よろしいならば。」
 その声に薫が一瞬だけ、答えに詰まった。
『ああ、構わない。』
「では、そのように。」
 それだけ答えて丈瑠はショドウフォンを仕舞う。
 それから、苦戦しているらしい海賊たちを見た。
「流ノ介。お前は真正面を突っ切れ。」
「は!」
「茉子は西、千明は東、ことはは南。…適当に移動しろ。なんなら海賊たちに挨拶でもすればいい。」
「…丈瑠?」
 茉子の問いに丈瑠が答える。
「力を与えることにしたらしいからな。」
 そう言った時の表情に、名前を付ける事はできなかった。


 あれが、ゴーカイイエローの…ルカさん。
 ゴーミンを殴ったり蹴ったり斬ったり、すごく多彩な戦い方をしてはる。
 でも、どこか痛めているような、そんな戦い方や。
 ルカさんを狙うゴーミンに気が付いて、うちは条件反射でそのゴーミンを斬った。
 ルカさんは爆音に振り返り、戸惑いの表情を見せる。
「え…誰?」
 きっと戸惑った顔をしてはるんやろうな。
 うちは頭巾を被ったまま、仮面の向こうのルカさんと目を合わせた。
「シンケンイエロー、花織ことは。」
「…シンケン、イエロー?」
 そう問い返されて、頷いた。
「…ありがと。」
 お礼を言われて、すごく嬉しくなった。
 この人やったら、きっと、大丈夫や。
「…よろしくお願いします。」
 頭を下げて、それから集団から外れそうになっているゴーミンを追いかける。
 これだけでもう、充分やったから。


「あれが今のグリーンねえ。」
 なんか変な動きが多い。俺にちょっと似てるかもな。
 なーんて思いながらもやっぱりなんか悔しくて、胸が痛い。
 でも、これは俺だけの気持ちじゃないし。
 そう頭を切り替えて、ハカセと呼ばれてるやつの後ろのゴーミンを突き刺して、倒す。
「何?誰!?」
 振り返ったハカセは悲鳴のような声をあげた。そんなに驚く…ことか。今俺黒子だもんな。
「シンケングリーン、谷千明。」 
 短く名乗る。ハカセは驚いたみたいに動きを止める。
 なんか、隙がありすぎって感じだよな。そう思うとなんだかおかしくなった。
「えっと、あの女の子と」
「今話してる余裕ないって。」
「ああ、そうだった。」
 ま、ある意味大物なのかもな?俺みたいにさ。
「じゃあ、またな。」
 そう言うとさっさと他のザンギャック退治に移動した。なんか先輩面すんのって、難しいな。


 傍で見ているだけでも育ちが良い事がわかる。
 そんな優雅な動きで敵を撃っているピンク…アイムとか言ったっけ。その子の後ろに回り込んだ。
 それから近くにいたゴーミンを斬る。音で気が付いたらしくて、アイムは私を振りかえった。
「どちらさまですか!?」 
 かわいらしい声がした。ちょっとことはに似てる気がする。
 左から来た敵を斬ってから、答える。
「シンケンピンク、白石茉子。」
 その答えにアイムは首を傾げた。
「え…と…あの…。」
 戸惑ってるみたいだけど…でもこれ以上、何かを言う必要はないわよね。
 だって、この子も『スーパー戦隊』な訳だし。
「助けてくださって、ありがとうございます。」
 ぺこりとお辞儀をされた。そして顔を上げた瞬間にまた銃を構える。頭の回転も速いみたい。
「…気をつけてね。」
「…はい。」
 もっと喋ってみたい気はしたけど、それ以上何も言わずにその場を離れた。
 頭巾を被っていて良かったと思う。
 表情を、見られたくなかったから。



 殿に命じられた場所に行くと、数体のザンギャックが街中に向かっていた。
 そして、向こうから走ってくる男性が見える。
「あれが確か…ジョーとか言う…。」
 私はザンギャックの前に達、確実に敵を斬っていく。
 私の横をすり抜けようとしたザンギャックも、一撃で振り払う。
 走っていたジョーが立ち止まり、息を切らして尋ねてきた。
「…おまえは…?」
 言ってやりたい事はたくさんあった。
 力を返してほしい。
 仲間を大切にしてほしい。
 ザンギャックに打ち勝ってほしい。
 この地球を…守ってほしい。
 でもそんなことを言うのはきっと、殿と姫の意思に反する。
 だから私は唇を噛んで、必要最小限の情報を伝える。
「シンケンブルー、池波流ノ介。…仲間達が待っている。早く行け。」
 それから乱戦となっている場所へと、シンケンマルを振るった。
 通路にいたザンギャックを一掃する。
 これで、私の役目は終わりだ。
「…感謝する。シンケンブルー。」
 ジョーは一言そう言うと、乱戦の中へと走り出した。
 私はそれを、ただ見ていることしか許されなかった。


 家臣達に指示を出して、俺は一番会ってみたかったやつの近くへとザンギャックを斬りながら走った。
 それは、海賊の船長、ゴーカイレッドことマーベラス。
 俺と同じく、上に立つ者として。
 一度くらい手合わせしてみたいものだ。全く、母上が羨ましい。
 そんな事を考えながら、馴染みある剣を振るい、辺りの雑魚をなぎ倒して行く。
 黒子の服にも慣れたし、いつもの稽古と同じくらいの速さで動ける。
「…てめえ、誰だ?」
 こちらに気が付き、問いかけたマーベラスを無視してまとめて三体の兵隊を斬り捨てた。
「答えろ!」
 頭巾越しだと勿体無いな。そう思って頭巾だけを取る。
 視界が明るくなる。肩の傷を庇って戦っているのがわかった。
「上に立つものとして、ひとつアドバイスをくれてやろう。」
 辺りが静かになる。少し、緊張しているのがわかった。
「絶対に倒れるな。そして味方を見捨てるな。」
 懐から取り出したのは、母上が渡したという傷薬。
「自分の価値ぐらい、知っておけ。」
「…何者だ。」
 そう問いかけてきた船長に、思わず頬が緩む。
 随分と、久しぶりな響きだ。
「シンケンレッド、志葉丈瑠。そう言っておけば満足か?」
 傷薬を投げ渡す。マーベラスはそれを受け取った。
 今、自分はどんな風に映っているのだろうか。
 『火』の文字を持つ侍に否、殿様に見えていればよいのだが。
「…二人目のシンケンレッドか。」
 その問いのような感想に、答える必要はないだろう。
 俺は頭巾を被り直し、またザンギャック退治に映る。
 こいつの瞳はまっすぐだ。
 力を預けて、いいのだろう。 
 そう判断して、5人がそろったところで戦線を抜けた。
 もう、俺達の出番は、終わったのだから。  

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