月草雑記帳

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創作文章(その他)


七色短冊の夕べ 3話


※話数間違いました。スミマセン。
おはようございます。
今日は朝からゴーカイジャーの夢を見ました。しかも青桃←赤で告白シーンっていう。
結構はっきり覚えてますが…誰も読みたくないでしょう、私の夢など(笑)。多分寝る前にゴーカイジャーサイトを漁ったのが悪かった…。印象強かったんだなぁ。


今日はゼミコンです。帰りが遅くなるので今のうちに更新を。
そう言えばなんか最近起きられないんですが何ででしょう。困ったなぁ。


では。
三話です。
興味のある方のみどうぞ。



『七色短冊の夕べ』 3話


次の週のこと。
文化系クラブの発表会があると聞き、俺はザワやコーノ、ヨッシーと一緒に見に行った。会場である体育館は生徒でいっぱいだ。
器楽部のファンファーレにはじまり、コーラス部の合唱に続いたが、半分くらいの生徒はまだ上の空だ。おそらく目当ては新体操部期待の星、鈴木七実だろう。一気に客が減ることを考慮してか、新体操部の発表は最後になっていた。
そんな中、俺は再び壇上に上がった器楽部員達を、一人一人視線で追った。そして一番端に、バイオリンを弾いている彼女を見つけた。
何か変だ、という違和感が確信に変わる。やっぱり、何かが違う。
まぁ違和感があることが確信になったところで何も変わらないわけなんだけど。
そして、新体操が始まる。団体の中でも目立ってたし、確かに良いとは思うけど…鈴木七実にも同じ違和感を感じて辺りを見る。違和感があるのは俺だけか?
そう思ったけど、なんだか戸惑った顔をした奴を見つけた。やっぱり、俺だけじゃ、ない。


「ザワ!」
発表会が終わるとすぐ席を立ったザワを追いかける。ザワは体育館の壁の前で立ち止まり、振り返った。
「いい絵じゃん。」
目の前にあるのは美術部員である俺が描いた絵。美術部も一応“文化系クラブ”なので、ひっそりと展示していたのだ。
「サンキュ。」
高校に入って、川の絵を描いた。ウチの学校は校内に川が流れる珍しい学校だ。その川がなんだか面白かったので、描いてみた。
「この笹舟がいいよな。物語性があってさ。」
「だろ?」
正直そこまで考えてはいなかったが、とりあえず威張っておく。なにせ絵以外ではザワに勝てないのだ。体育はいい勝負だけど。あと顔。
「おい、タケ、ザワ。なにしてんだ?」
振り返るとコーノがヨッシーを引きずって立っていた。
「おまえ等はなにしてんの?」
「くっ、離せコーノ!俺は七実ちゃんにただ感想を」
「やめとけ。目が血走って怖いんだよ。」
コーノが俺の描いた絵に気がつく。
「へぇ、タケってこんなん書くんだな。風景画専門?」
「いや、別にそういうわけじゃないけど?人物画だって描くし。」
「なにぃ!?タケ、じゃあ俺に七実ちゃん描いてくれ!」
馬鹿かコイツは。
「どうやってだよ。写真撮らせてもらえ。」
「怪しいだろうが!」
あ、自覚してたのか。
「それに!七実ちゃんをしっかり観てれば描ける!これだってずっと外にいたわけじゃないだろ。」
「まぁそりゃそうだけど。」
でもやっぱ人の顔って難しいよな。
「ま、機会があったらな。」
「忘れんなよ!」
正直、機会なんて一生来ないと思ってた。でもその機会は、案外早く訪れることになった。

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