月草雑記帳

創作文章(その他)


七色短冊の夕べ 6話


こんにちは。今日も朝からトキメキトキメキSHT!もうだいぶ頭のほうがおかしいです自分。


シュウカツとかいろいろ悩む事もあるしねえ…いや今全力で逃げの姿勢だけど。
インターンシップ?とか行った方がいいんだろうな。しかしどこに行けばいいんだ…。ていうか受かるのか?


そんなもやもやをあっちに投げ捨てて(後で拾いに行けよ自分)、オリジナル小説続きを載せます。
今日の分で完全にストック切れました。ていうかコレ…終わるの…?
やりたかったシーンをいろいろカットしてます。なんとか…無理やり…
一応ラストに向かってはいるんだけどな。とろとろとろとろしてるからな…。
頑張れタケ!!お前が頑張らんと始まらんし終わらん!!
目指せ7月6日。7日は別のもん書きたい。


七夕っていろいろトキメクよね!
では、興味のある方のみどうぞ。







『七色短冊の夕べ』 6話


キーンコーンカーンコーン。
時に悲しく、時に嬉しい音が響く。
「よっしゃー授業終わったー!!」
ちなみにさっきのは嬉しい方だ。
「じゃータケ、またな。」
「ああ。コーノ今日部活か。」
「そ。まぁタケもだろ?」
そろそろポスターも完成する。明日には部活漬けの日々から解放されるだろう。
「あと一息な。じゃあなコーノ。」
「ああ。」
コーノは鞄を持つとさっさと教室を出て行った。俺も荷物をまとめて美術室に移動する。
「あれ?」
廊下で見かけた団体に、思わず声が出た。新体操部御一行だ。
「あ、君、美術部の人よね。」
新体操部の部長さんが声をかけてくる。ちなみに、当たり前だけど制服姿だ。
「そうですけど。」
「よかった。今日ウチの顧問が休みでね。で、あんまり凝った練習もできないし、ポスター見てみたいなって話しになって。」
成る程。それでこんな寂れた教室しかない棟にいるんだ。
「いいかな?」
「いいと思います。」
確か、もう描き上がってる先輩もいたはずだし。
勝手に判断して、俺は美術室の扉を開けた。
中にはまだ誰もいない。
俺がどうしたものかと悩んでいると、聞き慣れた声が聞こえた。
「あら?我が校期待の新体操部様方がなんで廃部寸前の美術部部室なんかに?」
部長だ。正直助かった。
「あの」
「美術部長さん。どこ行ってたの?」
「先生にこき使われてたの。そっちこそ何してんの?」
楽しげに話しをしている。どうやらよく知った間柄のようだ。
「ま、そのうちみんな来るでしょ。見学でもなんでもどうぞ。あ、あとで部員分けてくれたら嬉しいんだけど?」
「だーれが。」
「はいはい。あ、でも良かったら絵のモデルやってよ。新体操部ならプロポーション抜群だしぴったりだからさ。竹田くん、椅子とか出して。」
最後の一言が俺に向けての言葉だった。完全に油断していた俺は慌てて積み上げていた椅子をおろす。えっと、何人いるんだ?
心の中で新体操部員を数える。10人。多分、あんまり大勢で来ても邪魔だと判断されたのだろう。よく気がつく人のようだし。
「ありがとう。」
そしてその中には、鈴木七実がいた。
「あ、竹田くんもうポスター終わるよね?」
「はい。あと少しです。」
「じゃ、今日は人物画の練習にしよ。新体操部さん、誰か一人提供してよ。」
「えーとじゃあ」
「部長以外ね。」
とんとんと話が進む。この部長には逆らえない。
「うるさいな。…じゃ、我が部のホープ、七実で。」
「え!?私ですか?」
何か考え事をしていたらしい鈴木七実が驚いて顔をあげた。
「そ。どうすればいいの?」
「そこの椅子座って?竹田くん、綺麗に描いてあげるのよ。」
先輩達はてきぱきと指示を出すとさっさと移動してしまった。なんていうか…ラッキーだ。
「えと、じゃあ、よろしくお願いします。」
お辞儀をされて、こっちも頭を下げる。
「こちらこそ。」
それからスケッチブックと鉛筆を準備する。あり得ないチャンスをゲットしたんだし、とにかくこの時間を大事にしよう。
そう思いながら鉛筆を走らせる。椅子に座ってこっちをむいていた鈴木七実が居場所なさげに視線を動かす。
「動いてもいいよ?」
「…そうなの?」
「そんなに精密に描くわけじゃないから。話しててくれて構わないし。」
そういうと彼女はほっとしたように笑った。
「よかった。ずっとこのままだったら耐えられないかなって思ってた。」
まあ、そりゃそうだよね。
心の中で返事をして、また紙に集中した。
「…竹田くん、だっけ。」
集中していたから自分に話しかけられているんだってしばらく気がつかなくて、俺は顔をあげて少し考えてしまった。
「俺?」
「うん。」
「そう。竹田春彦。」
「あだ名はなんていうの?」
「タケ、かな。」
昔はなんか他にあった気もするけど。今呼ばれてるのはそれくらいだ。
「ふうん。かっこいいね。」
…そうかな?
「えっと…鈴木、さんは?」
「呼び捨てで良いよ?あたしは…ななみちゃん、が一番多いかな。」
少し考えてから、鈴木さん(心の中でも呼び捨てにはし辛い…)が聞いてきた。
「ねえ、竹田くんってさ、昔からお絵かき習ってたの?」
「うん。幼稚園のころからかな。」
「そうなんだ。どおりでうまいはずよね。」
その後もしばらく何か話した気もするけど、結構上の空だったからよくは覚えていない。
ただ、鈴木さんのスケッチは、後は何も描かずとも出来るレベルまでは出来上がった。


残り時間もあと少し。
そしてやることも、あと少しだ。

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