月草雑記帳

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創作文章(その他)


七色短冊の夕べ 7話


こんばんは!


今日は何故だか家の中で「ブログトーク」になってました。
ちなみにうちの一家は妹・父がブログやってます。リンクとか貼らないけど。いろいろばれそうだから。
私がやってることは内緒です。ええ、断じて教えてやるものか。
家族に捏造読まれるとか恥ずかしすぎる。それに、今までの仕返し的な感じですげーけちょんけちょんにされる(一体何をしてきたんだお前)!!
まあ家族会話載せちゃってるのも心配だし。時効になるまで黙っとく。うん。


では今日も懲りずに七色短冊の夕べです。
なんとか終わりのめどがついた。でもまだ頭の中にしかない。つまり大ピンチ。
七夕には別の七夕小説書きたいしな(この小説の存在価値は!?)


興味のある方のみどうぞ。







『七色短冊の夕べ』 7話



「タケ。」
後ろから声が聞こえて振り返る。眠そうなザワがのたのたと追いついてきた。
「はよ。」
「はよ。最近暑いな。俺昨日寝付けなくてよ。」
「だな。…そうだ。昨日、鈴木さんの絵、描いたぜ。」
「へ?どの?」
「鈴木七実。」
「…それはまた…よかったな。」
「ああ。ヨッシーとの約束も果たせたし。一石二鳥?」
噂をしてればヨッシーとコーノが見えてきた。昨日描いた絵を引っ張り出す。
「ヨッシー。」
「おう、タケ。それにザワじゃねえか。」
「ほらこれ。絵。」
「絵?」
どうやら半分忘れてたらしく、不審そうな顔をしながら受け取られた。
「…。」
「…うわ、タケ、お前絵、うまかったんだな。」
横から覗きこんだコーノが頷く。まあ昨日何枚か描いた奴の中で2番目に良い出来だしな。
ちなみに一番いい出来なのは鞄の中。本人が見たがってたから。
「…タケ…サンキューーーーーーーーーー!!」
いきなりヨッシーが飛びついてくる。
「やめろ暑苦しい!」
「いや、お前すげえな!似てんじゃん!かわいいじゃん!本物はこれの数百万倍かわいいけどさ!」
「なんだお前それ褒めてんの!?けなしてんの!?」
暑苦しい上にうっとおしい!俺はそうそうにヨッシーを引きはがして逃走した。


「えっと…鈴木、居る?」
休み時間。隣のクラスに移動してそう告げることは、想像以上に度胸が居る事だった。
「鈴木?七実ちゃんのこと?」
男子に聞くのがなんか怖かったから女子に聞いたんだけど…なんか…これはこれで、怖い。
「うん。ちょっと用事があって。」
「…名前は?」
「竹田。」
「ちょっと待ってて。」
女子はくるりとクラスに引き返した。…なんだろうこの…落ちつかなさ。
しばらく待っていると、鈴木さんが中から出てきた。
「あ、竹田くん。」
「いきなりごめん。これ、昨日の。」
そういってとっておいた紙を差し出す。
「あ、ありがとう。」
鈴木さんはそういって紙を受け取ってくれた。
「えー、何それ?」
先ほどの女子が鈴木さんの手元を見る。…この子、目が怖いんだよな…。
「昨日モデルになったんだ。」
「え?何?モデル?」
「七実かわいいからね~。」
「ていうか、絵にも描けないかわいさ?」
あっという間に女子が群がって来る。鈴木七実…。男子だけじゃなくて、女子からも大人気なんだな…。
「ねー七実ちゃん。見せてよ~。」
「えー恥ずかしいよ。」
本当に恥ずかしいのはこっちなんですけど。そういいたかったけど言える雰囲気じゃなかった。ていうかどうしよう。ガチで逃げるタイミングが…。
そう思っている間に鈴木さんはまるめてあった紙を開いた。
「あ。」
「わー、かわいいじゃん。」
「本人には劣るけど。」
「え?そう?あたしこんなに可愛くないよ。なんか、美化120パーセントじゃない?」
えへへ、と照れたように鈴木さんが笑う。確かにかわいい。そしてなんとか気に入ってもらえたようだ。よかった。
「じゃあ、俺はこれで。」
そそくさと逃げ出す。
「竹田君!ありがと!」
鈴木さんにお礼を言われ、俺は一度振り向いて挨拶し…絶対に振り向かない事を誓った。
廊下なのがいけなかった。周りの男女から浴びる視線が…痛い。
席に戻って突っ伏して、それから次の授業が始まるまで、俺は顔を上げられなかった。



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