月草雑記帳

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創作文章(特撮系)


ジェリドと私さんに捧げるオーズ捏造!


こんばんは。拍手パチパチありがとうございます。


今日は七夕!
そして私がいつもお世話になっておりますジェリドと私さんのお誕生日です!おめでとうございます!
毎週毎週楽しませていただいています!!特にライダー記事が凄いんですよ!
去年もやらかしましたが、少しでもジェリドと私さんに日頃の感謝をお伝えしたく、オーズ捏造を書いてみました。私の捏造がお祝いになるのかは甚だ疑問ではありますが。


しかし…なんかすごい捏造度です。次の日曜日であっさり矛盾しそうな気がビシビシします。ていうかこれかーなーり有り得ない感じになってます。多分、一週間くらい前の出来事…あ、そうなると店内装飾が間違って…。えーと、この物語は捏造です(弁解諦めました)。


とにかく!
ジェリドと私さん、お誕生日おめでとうございます。ハッピーバースデー!!なんか去年と似たような話で申し訳ありませんが、よろしければどうぞです。


そしてこっそりコラボものです。何とのコラボかはまた後々…。








『七夕と過去と願夜』


「さ~さ~の~は~さ~らさら~」
 とある町の、とあるお店。『準備中』の札を扉にかけたその店の中で、ひとりの女性が笹を立てていた。
「ただいまー。」
「知世子さん、折り紙、ありましたよ。」
 扉が開き、買い物袋を持った比奈と映司が店に入った。
「あ、比奈ちゃん映司君。お帰り~暑かったでしょ?今冷た~いお茶を…あっ!いけない!お茶きらしてたんだったわ。」
「あ、じゃあ俺買ってきますよ。」
「いいわよ、帰ってきたばっかりなんだから。すぐ戻るから、お店お願い。」
「あ、はい!」
 バサリ、と付けていたエプロンを外し、知世子は店の外へと出て行った。


「映司君、短冊切り始めましょうか。」
 比奈が荷物の中から折り紙やハサミを取り出し、椅子に座る。
「了解。もう七夕かぁ…」
 映司がハサミで折り紙を長方形に切っていく。
「映司君は、何お願いするんですか?」
「俺?そうだなぁ…」
 カン、と硬い音をしてアンクが部屋から出てきた。
「あ、アンク!お前もなんか書けよ。」
 映司が切ったばかりの折り紙を差し出す。
「?なんだこれは。」
「七夕だよ。短冊に願い事を書いて笹につるせば願いが叶うんだ。」
「ハッ。単なる迷信か。」
「そうかもしれないけど…いいだろ?みんな楽しんでるんだから。」
「こんなもんで欲望が叶うなら、ヤミーなんて生まれないかもしれないなァ。」
「まったく、またそんな事言うし…。」
 映司がアンクから視線をそらし、比奈を見る。
「比奈ちゃんは何書くの?」
 比奈は映司の声に気付いていないのか、ぼんやりと短冊を切っていた。
「…比奈ちゃん?」
「え、あ、なんですか?」
 比奈が慌てて切りかけの短冊を置く。
「どうかした?」
「すいません大丈夫です。ちょっと…昔を思い出したっていうか。」
「?」
 ちらり、と比奈が横目でアンクを見る。アンクは気付かないフリをしてアイスを取り出した。
「映司君は覚えてますか?昔、この辺りに怪物がたくさん現れた事があって。」
「うん、覚えてる。もう十年くらい前だよね。」
「…あの時なんです。私のお父さんとお母さんが死んじゃったの。」
「…怪物に?」
「うん、巻き込まれたみたい。私とお兄ちゃんは疎開してたから、詳しい事はわかんないけど。」
 くす、と比奈が笑う。
「あの年は短冊に『みんなとずっと一緒にいられますように』なんて書いたから。…織姫様と彦星様を、随分恨んじゃった。」
「…そうなんだ。ごめん、なんか、浮かれて。」
 映司がしゅんとなったのを見て、比奈が慌てて言葉を続ける。
「あ、でも、もう大丈夫なんです。みんな一緒に居てくれてるってわかったから。」
「え?」
 少し不思議そうな顔をした映司にまだ切れていない折り紙を渡して、比奈は飾りを折りながら話続けた。


「お葬式が終わってすぐだったかな。男の人が二人訪ねて来て。顔は、もう、覚えていないけど。…謝ってくれたんです。『お父さんとお母さんを守れなくてごめん』って。私、それでやっと…泣けたの。お兄ちゃんも。それまで、泣くこともできなかったから。」
 比奈は出来上がった鶴を机に置くと、別の折り紙を手にとった。
「その後、親戚の家に引き取られたんですけど、あんまり、うまくいかなくて。そんな時に、知らない人から私とお兄ちゃんに郵便が来たんです。」
「知らない人から…郵便?」
「ハイ。中には私やお兄ちゃんの昔の…疎開してたりして連絡がつかなかった友達からの手紙と、どこか外国のお守りが入ってました。」
 折り紙を細く切っていた映司の手が止まる。比奈は微かに笑っていた。
「私は名前とか覚えてなかったんですけど、それはあの時謝ってくれた人達からだってお兄ちゃんが教えてくれて。」
 アンクはアイスをくわえたまま、カウンターの机に座り込んで何も見ていないようだった。
「…凄い、人達だね。」
「でしょ?あの郵便があったから、私もお兄ちゃんも頑張れたんです。」
 だから、と比奈は映司が切った紙を繋げて輪飾りにしながら答えた。
「大丈夫なんです。ずっと繋がってるから。」
「…そっか。」
 映司が比奈を見て笑う。その様子を、アンクが斜に構えてじっと見ていた。
 アイスを口から放し、その唇が言葉を紡ごうとした瞬間。
「ただいまー!」
 勢いよく扉が開き、両手に荷物を持った知世子が入ってきた。
「ついでにスイカ買って来ちゃった!」
「わ~大きい!」
「あ、俺運びます!」
「ありがとう~。あ、飾りも沢山作ってくれたのね。早速、願い事書きなさい?」
 知世子が映司と比奈、それからアンクにペンを渡す。
「お茶入れてくるわね~。」
 そう言うと知世子は奥に引っ込んだ。
「映司君は、何をお願いするんですか?」
 短冊をひとつ渡しながら比奈が再び尋ねた。
「ん~…いつもと同じにしようかな。」
 そういと映司がさらさらと願い事を書きこむ。
「…世界中の子供たちが幸せになりますように、ですか?」
「うん。比奈ちゃんは?」
 比奈が既に書き終わったらしい短冊を上にあげる。
「…そんな立派な願い見せられたあとじゃ、見せれません!」
 そういうと器用に短冊をたたみ、中が見えないようにしてから笹に付けた。
「そんなこと言われたら気になるなあ…。」
「絶対だめです!…あ、それから。」
 比奈がもう一枚、短冊を取った。
「お兄ちゃんの分は私が書きます。」
「え?わかるの?」
 比奈が笑う。
「お兄ちゃんの考えなら、だいたい。」
 そういってペンを走らせる。
「…みんなの願いが叶いますように?」
「今のお兄ちゃんなら…そう言ってくれるんじゃないかと思って。」
「…ハッ。」
 鼻で笑い、部屋に戻ろうとしたアンクの足が止まる。
 そして一瞬、とてもとても優しい表情で短冊のついた笹を眺めた。
 それから、何事もなかったかのように部屋に戻ろうとして。
「じゃあアンクの願いは俺が書こうかな。」
「ヤメロ!」
 映司を掴みかかりに戻ってきた。




『お兄ちゃん、おめでとう。』
 ぱん、とクラッカーを鳴らす。「就職おめでとう」と書かれたケーキの前で兄が笑う。
『ありがとう、比奈。』
『ねぇ、なんでお兄ちゃんは警察官になりたいって思ったの?』
『え!?』
『教えてよ~気になってたんだもん。』
 妹にせがまれ、兄はしぶしぶ話し出した。
『…昔会った刑事さんと、旅人さんがカッコ良かったからだよ。』
『…それってもしかして、あの郵便の人達?』
『ああ。…他の人には言うなよ!恥ずかしいから。』
『え~どうしよっかなー?』
『比奈!』
 兄妹は顔を見合わせて笑う。




「…できた!どうだ?アンク」
「ふざけるな!」
 アンクが映司の書いた短冊を握りつぶす。知世子が奥からスイカと短冊を持って現れた。
「ほらほら~ケンカしないの。はい、映司君、お茶とスイカ。」
「あ、ありがとうございます。」
「はい、比奈ちゃんも。」
「あ、いただきます。」
「アンクちゃんもいらない?」
「…ハッ。」
 アンクは踵を返すとダンダンと部屋に戻っていく。
「…スイカ嫌いだった?」
「そんなことないと思いますよ。」
 どこから風が入ってきたのか、笹がさらさらと音を立てた。
 飾られた願い事は、心地よさそうに揺れていた。

 




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?お詫び。
素晴らしい捏造っぷりでスミマセン。クウガとコラボしてました。
クウガから五代さんと一条さんがゲスト出演です←?
二人を美化しすぎな気もしましたが、一条さんは小さい頃にお父さんを亡くしているし、五代さんなんて小さい妹と二人残されたという泉刑事と同じ立場なので、きっと気遣ってくれると思いました。
なにはともあれ!ジェリドと私さん、お誕生日おめでとうございます!!
今年もよい年になりますように!!

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~ Comment ~

感謝感激 

私ごときの誕生日にこのような力作を贈っていただき、もはや感謝感激などという言葉では足りないぐらい嬉しいです。
コラボと言う事で、
・2人組・・・ダブル?
・七夕だし電王組がまた何か?
・あ、この2人ってまさか・・・
と言った具合に、だんだんと答えに近づいてきて、終わった後で雄介と一条さんの姿がすごくナチュラルに脳裏に浮かんできました。
この辺りの流れは実に神がかっていたな・・・と思います。
 10年前とか、言われてみれば確かに「なるほど」という。
大変な思いをして戦い、戦いが終わればなお残された人たちの事を気遣う。そう言う人らだと思います。
 最初の平成ライダーと最新の平成ライダーが、ほんのちょっとした所で重なっているかも知れない、とか。
この手の話は良いですね。

大変素晴らしい誕生日プレゼントでした。改めてありがとうございます。

ジェリドと私さんへ 

こんばんはー!コメントありがとうございます!
そしてお誕生日おめでとうございます!
喜んでいただけたようで良かったです!コラボネタはわかってもらえてホッとしました。
自分の中でクウガとオーズは結構コラボしやすいので、勝手にやってしまいました。それにしても「神がかっている」など…褒めすぎですよ(照)。原作の素晴らしさがなせる業です。

こちらこそわざわざ見に来てくださり、コメントまでありがとうございました!!
改めて、今年もよい年になりますように。
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