月草雑記帳

スポンサー広告


スポンサーサイト


上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。



TB(-) | CO(-)  *Edit

蛍雪降る御魂の祭り


超・電王&侍戦隊捏造 蛍雪降る御魂の祭り その七


こんにちは。
今日は思い切って朝日放送に文句を書きこんでやりました。改善されるといいなあ夏のライダー事情。


さて。
一回に登場する人数は減ったけどやっぱり読みにくいこの捏造。
うちのブログにしては結構読んでもらえてるみたいですごーーーーく嬉しいです。ありがとうございます。
時々止まるかも知れませんがなるべく早く更新していきますので。
今回は前回出れなかった彼らから話を始めます。
そしてシャッフルユニットにはそれぞれ使命というか、片付けるべき問題があるわけですが、その量がグループによって全然違うので正直長さにすごく差が出そうです。ていうか書きやすさが全然違う(笑)。


というわけで。
あいかわらずごちゃごちゃ長いですが、よろしければお付き合いください。






「超・仮面ライダー電王&侍戦隊シンケンジャー2 蛍雪降る御魂の祭り」 その八


「源太、どうだ?」
「うーん…よくわかんねえけど、別にどうってことない普通の木って感じするよな…。」
 流ノ介が下から声をかける。
 アヤカシが出入りしたりイマジンが飛び込んだりした例の大木によじ登って、源太は流ノ介を見下ろす。
「でも、この木が絶対関係あるんだもんな…。」
「ああ。」
「ねえー、この木が悪いならもう斬っちゃったらいいんじゃないのー?僕がやってあげようか?」
「駄目だ駄目だ駄目だ!!」
「えーなんでさー。」
「こんな大きさの木を勝手に切ってただですむと思っているのか!?」
「だからなんでー。」
「この場所にあるということは、これは御神木である可能性もある!見ろこの注連縄を!!それに木が倒れたら大変なことになるぞ!」
「…ま、ご神木に登るのもどうかと思うけどねー。」
 リュウタロスと流ノ介の言い争いを横で眺めていたウラタロスが呟く。
「ちゃんと靴は脱いだよ。お、桜井帰って来たぜ。」
 源太が器用に木から降りてくる。侑斗が黒子と共に木の元に歩いてきた。
「おう。お祭りの方はどうだった?」
「別に騒ぎにはなってないらしい。野上のことも適当に言い訳しといたから大丈夫だ。」
 黒子が横で頷いている。
「そっちは?」
「今のところ、手がかりなしって感じかな。」
 源太が、まだリュウタロスと言い争っている流ノ介の肩に手を置く。
「ま、とりあえず丈ちゃん家行こうぜ。一応、隙間センサー新しいの設置しとくってさ。」
「…そうだな。殿の屋敷なら何かこの木に関する情報があるかもしれない。」
「僕達も行っていいワケ?」
「…姫のご命令だしな…。」
「このままほってくより安心じゃねえかな。」
「結構ヒドイ言われようなんだけど?」
「しょうがないだろ。…お前ら。そのまま行く気か?」
 イマジン体のまま林から出ようとしていたウラタロスとリュウタロスは、侑斗の声に立ち止まった。
「え?何?僕ちゃん身体貸してくれるの?」
「断る。」
「僕もお前に入るのヤだ。」
「まあそうだよね。じゃあそっちの二人は」
「無理だ。」
「嫌。」
 真顔で拒否した流ノ介・源太とウラタロス・リュウタロスの視線がぶつかる。
「「「「「…。」」」」」
「じゃあ勝手に憑いちゃうよ!?答えはきいてない!」
「そうするしかないね。」
「ま、待て!」
「あの後筋肉痛が!」
 二人の悲鳴も空しく、リュウタロスが流ノ介に、ウラタロスが源太にさっさと憑依した。
「…行くぞ。」
 侑斗がさっさと歩きだす。
「お前に命令されたくないよ!」
 紫のウエーブかかった髪を一房帽子から見せた紫の瞳のR流ノ介(=リュウタロス)が怒ったように舌を出し、黒子達がおろおろとその周りをうろついている。
「ああ…すいません、心配しないでください。僕たち、怪しい者じゃありませんから。」
 青の髪を一房交え、眼鏡に青い瞳を隠したU源太(=ウラタロス)がにこやかに言って見せる。
「うーんこの反応…憑くの逆の方がよかったかな?」
『どっちも一緒だろ…』
 源太が諦めたように呟く。
『ところで、あいつら、仲悪いのか?』
「ん?」
 U源太が前を見る。そこには歩いている侑斗と流ノ介の姿があった。
「っていうか…まあ、歩み寄るにはまだ時間が必要かな?」
『ふーん。』
 源太は肩をすくめ、それから二人の方へと小走りで近寄って行った。


- - - - -


「列車を探すって言っても…どこ向かったらええんやろう。」
「うーん…とりあえず、離れないようにした方がいいよね。」
「ああ。これ以上離れるのは危険」
「てぇへんでぇ!!」
 ダイゴヨウがちかちか光りながらことは・良太郎・テディ・ケイの周りを飛ぶ。台詞を邪魔されたテディが少し悲しそうに項垂れた。
「ダイちゃん、どないしたん?」
「あれ見て下せえ!」
 全員がダイゴヨウが示す方を見る。
 海らしき場所から、暗い塊が上がって来るのが見えた。
 暗い場所から生み出されたらしきそれらは人よりも少し大きいような印象を与える。それが足の部分を引きずるように砂浜にゆっくりと、確実に上がって来る。
「…何、あれ。」
「とにかく、逃げた方がいいんじゃないか。」
「外道衆なら、倒さな!」
 ことはがショドウフォンを取り出し、『石』の文字を書く。
「はっ!」
 たくさんの小石が塊に向かうが、石は塊をすり抜けて海らしき場所に落ちた。
「あれ、なんで?すり抜けよる!」
「幽霊なら、実体がないのかもしれない。」
「…。」
 きゅ、とケイが良太郎の着物の裾をつかむ。良太郎はケイを抱き上げた。
「大丈夫。なんとかなるよ。」
「よぅし!闇には光でい!ここはオイラの『光』が!」
 ダイゴヨウが全力で光る。明るい光が辺りを照らす。
 だが、暗い塊達の動きは止まらず、徐々に近づいて来ていた。
「…聞いてへんみたいやね、ダイちゃん。」
「「「…。」」」
 3人(と2体)は顔を見合わせ、同時に砂漠へと走り出した。
「追いかけてくる~!」
「あまり速くは無い。それにあの海から離れれば追ってこないかもしれない。」
「ほんなら…海が見えへんところまで!」
 ことはの声に良太郎とテディが頷く。
 後ろを振り返る間もなく、3人(と2体)海辺から離れていく。
 そして彼らに近づいていく、大きな影があった。


- - - - -


 風に慣れ、目を開けた四人の目に映ったのは、白だった。
 立っているハズの地面は見えない。上を見上げても空は見えない。
 妙な白い霧に覆われ自分の足元さえ安定していない。その割にしっかりと立ってはいられる不思議な空間。
 そしてそこに、一人の女性がいた。
 髪も、目も、肌も、着物も、帯も、全てが真っ白なのに、妙に美しい、女性。
 冷たい風を吹かせ、真白な髪をなびかせながら、女性はその白い手を伸ばす。
「返して…!私の、大事な…!!」
 ゆっくりと、しかし確実に近づいてくるその女性に誰も反応できなかった。
 やがて、いち早く我に帰った丈瑠が最も女性に近い千明に叫ぶ。
「千明、逃げろ!」
「逃がしは…しない。」
 ふ、と女性が軽く手を動かす。
「うわ!」
「千明!」
「なんだこれ…足が凍ってる!?」
 足元が氷で覆われ、足が動かない。
 駆け寄ろうとした丈瑠もまた足が動かないことに気がついた。
「…キンタロス!動けるのか?」
「俺も無理や…ハナ!?」
「私の…大事な…」
 すぅ、と白い手が伸びてくる。千明が思わず目を閉じかけたその時、小さな背中が手と千明の間に割り込んだ。
「…ハナ?」
「誤解です。私達は、貴女から何も奪っていません。」
 長い黒髪が両手を広げたハナの背中で揺らめく。しっかりとした口調の声が響く。
「まずは、話を聞かせてください。」
 白の瞳と黒の瞳がぶつかった。白の瞳が落ち着きを取り戻す。
「私は、ハナ。貴女は?」
「…あなたたちは、誰?」
 真っ白な女性が感情のない目で4人を見た。
「…俺は、志葉丈瑠。」
「俺は谷千明。」
「俺はキンタロスや。」
「私は…」
「ハナちゃん。でしょう?」
 真っ白な女性が、小さく小さく微笑んだ。
「…貴女は、誰、ですか?」
 問いかけたハナに、女性は少し首を傾げた。
「そういうのは、よくわからない。」
 その言葉に敵意はなく、どこか儚げに思えた。
「…あのさ、俺、ちょっとそうかなーって思うことあるんだけど。」
「なんや?」
 一拍置いて、千明が口を開く。
「…雪女?」
 真っ白な女性は千明をじっと見つめた。
「千明がそう思うのなら、そうかもしれないわ。」
 その煮えきれない返事は、何故か何かを確信しているかのようだった。
「いや…まぁ、白いし、寒いし、キレーだし…」
「ありがとう、千明。」
 名前を呼ばれた瞬間、何故だか涙が出そうになった。慌てて目をこする。
 こんな温度の場所で泣いたら、たちまち凍ってしまうだろう。
「あの…ここって、どこ、なんですか?」
 ハナの問いに、雪女はすっと目を閉じた。
 そして目を開け、口を開いた。
「ここは、私の作りだした空間。…真夏にも溶けない、雪の世界。」





ーーーーー
今回は過去組が出れませんでした。
ちなみに私はそれぞれに勝手に名前を付けて呼んでます。幸太郎と姫がいるのが過去組。
今回は順番に「現在組」「蛍組」「雪女組」です。実にわかりやすいネーミングセンスだね!!
次はどこを載せましょうかね。

スポンサーサイト


TB(0) | CO(0) *Edit

~ Comment ~

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。
 ◆Home  ◆作品*  ◆All  ◆通常ブログ画面  ▲PageTop 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。