月草雑記帳

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蛍雪降る御魂の祭り


超・電王&侍戦隊捏造 蛍雪降る御魂の祭り その十二


こんばんは。拍手ぱちぱちありがとうございます。


気付いたらその十とその十一のタイトルが変わってました(苦笑)。
ぎりぎりまで迷ってたからなー。もうなおしましたけど、また変わってたらご一報ください。
まあ多分誰も気がつかないレベルだったけど…意味的にもそんなに…。
でもまあこだわりにこだわって考えたんだからちゃんと活用しよう、うん。


ちなみに、私のプロット?によると22話くらいまでいく予定なので半分はすぎたっぽいです。
何の謎も解決してなくてなんかすみません。別に何も解決しない気がしてきました。
まあそろそろクライマックスなのがあるし…頑張ってもらおう。キャラに。


おっとぉ、そうこうしてるうちにタイムリミットすぎちまったぜ!
しょうがないからデンライナー発動だ!
それでは、興味のある方のみどうぞ。





「超・仮面ライダー電王&侍戦隊シンケンジャー2 蛍雪降る御魂の祭り」 その十二





「誰だてめえは。」
「僕は、この村の長だ。」
 三十路を少しすぎたであろう青年が一人、店の前に立っていた。
「先ほどの天狗…君達と関係があるのか?」
「だったらなんだ。」
「異形の者と関わりのある者を、そう簡単にこの村には置いておけない。」
「えええええ!?いや、誤解なんです!」
 おろおろとデネブがうろたえる。
「…ま、関係あると言えばあるよな。被害者みたいなもんだし。」
 幸太郎の言葉に茉子が頷く。
「確かにね。あの天狗、前からここに来てるんですか?」
「いや、初めてだ。君達、あの天狗に何かされたのか?」
「ショドウフォ」
「俺のパス…えっと…札みたいなものを盗まれた。」
 薫を止め、幸太郎がこれくらいの、と手で形を作って見せる。
「大切なものだったのか?」
「ああ。すごく。」
「…あくまで天狗の仲間である事は否定するのだな…ならば聞かせてもらうが…その者たちの姿をどう説明する?」
 長が指したのは、当然のようにモモタロスとデネブだった。
「…あー…。」
 幸太郎と茉子がどうしようか、と目を泳がせる。
「なんだ、なんか文句あっか。」
「文句と言うか…天狗でなくとも、鬼だろう。」
「なんだとう!?」
「モモちゃん落ちついて…。」
「そっちの君もだ。」
「ええ?俺も!?」
「当たり前だろう。…どれかというと、烏天狗に見えない事も」
「誤解だ~!」
「いや、呪いだ。」
 薫の声に、全員が薫を見た。
「天狗に呪いをかけられて、そのようなおかしな姿になってしまった。」
「…なるほど…それならこのおぞましい姿も頷けるか…。」
「てめえ、良太郎のセンスの悪さなめんなよ!」
「いや、なめてないっていうかむしろなんかもう一周回って褒められてる気がするよじいちゃん。」
 何か納得したらしい長は、くるりと遠巻きに見ていた村民達を振り返った。
「皆者、心配する事は無い。私が責任を持って、この者達を見張っておく。」
 その声に、村民たちはおとなしく仕事へと戻っていた。
「…信用されてるんですね。」
「ああ。何せ私は『奇跡の子』だからな。」
「…?」
 とにかく、と長が薫達に向きなおった。
「立ち話もなんだ。私の家に来ると良い。」
「おお、それは助かるな。」
「ご丁寧に、ありがとうございます。」
 デネブが頭を下げる。
「いや…こちらこそ、鬼や天狗扱いして申し訳ない。」
「無理ないし、しょうがないって。」
「おい幸太郎。言っとくが天丼だって相当なもんだぜ?」
「天丼じゃなくてテディだって。」
「?話を聞いている限り…モモタロスのその姿は野上良太郎が作った物なのか?」
「あーまあな。」
「…確かに、なかなかのセンスだな。」
「イメージの力か…モヂカラにも通じるところがあるわよね。」
「ああ。」
 話しながら歩いていく。村はずれの小さな家が目に入った。
「ここが、村長さんのお家ですか?」
「そうだ。村の守りがある。」
 その家の隣にある木を見て、薫は大きく目を見開いた。
「この木は…!!」
 薫の目に映ったその木は、少し小さいものの、確かに現代でアヤカシと繋がっていたあの木だった。


- - - - -



 その大きな木は、先ほどと変わらない姿でそこにあった。
「さっきの話を総合するとさ…。」
 息を整えながら源太が言う。
「この木は隙間と…三途の川と繋がってて…そんで…」
「大昔、誰かが首を吊った御神木…か。」
 侑斗の言葉に流ノ介が頭を横に振る。
「まさか…この木自体がアヤカシだとでも言うつもりか?」
「そうとは言ってねえけど…そんな感じだよな。」
「なんかややこしいことになってきたね。」
「僕よくわかんないよ!これ、そのアヤカシとかいうやつなの?」
「いや…だとしたら隙間センサーに引っかからない訳がない。」
「…流ノ介。隙間センサーってさ。隙間をアヤカシが通った時に作動すんだよな。」
「?何の話?」
 リュウタロスは首を傾げたが、流ノ介は何かに気が付いたらしく目を大きく見開いた。
「ずっとこの世にいたというのか…。」
「隙間通ってねえんなら、隙間センサーにひっかかるわきゃねえよな。」 
「…そんな、化け物には見えないけどな。」
 侑斗の呟きにウラタロスも頷く。
「どう見ても、普通のおっきな木だよね。」
「そうだ。それに水切れだって起こしていない…。」
「…とりあえず…今晩、ここで見張るか?」
「…いや。殿のお屋敷に戻る。この木に関して、調べなければならないからな。」
「いいのか?夜の間に動きが」
「アヤカシはそれぞれ習性がある。このアヤカシが『木』である限り、動きがあるのは太陽が出ている間だろう。」
 まあ、と流ノ介が続ける。
「一応、黒子の皆さんに番をお願いしよう。源太。」
「オッケー。連絡する。」
 源太がカチカチとスシチェンジャーを操作する。
「ねえ、カメちゃん。」
「どうしたの?リュウタ。」
「この木って何か考えてるの?」
「さぁねえ。ただ、考えてるとしたら、あんまり良くないことなんだろうね。」
「…なんで?」
「イマジンと契約したり、変な怪物引っ張り出しちゃったりしてるんだし。この世界なんてどうでもいいって思ってるのかもね。」
「ふーん。じゃあやっぱり倒しちゃえばいいじゃん。」
「…世の中それくらい単純だったらいいのにねえ。」
 どう思う?とウラタロスが侑斗を見た。
「…さあな。」
「あー、何その態度ー!」
「おい、黒子さん達に来ていただいた。私たちは屋敷に戻るぞ。」
 流ノ介の声に、三人はおとなしく従った。
 すっかり日も暮れ、祭りの熱気も収まりつつある中を、歩いていく。
「あーあ、結局花火見られなかったねえ。」
「僕、楽しみにしてたのにぃ。」
 流ノ介と源太(中身はウラタロスとリュウタロス)がぶつぶつと言いながら歩く横で、侑斗は上を見上げていた。
「…星でも見える?」
「悪いか。」
「別に?ただ、よく飽きずに眺めてるよね。」
「…星は、消えないからな。」
 そう言うと侑斗は少し早足で歩きだした。
「…星も、死ぬんだけどね。」
 小さくそう呟いてみる。
『どう言う意味だ?』
「君は気にしなくていいよ。」
『な…前から思っていたが、お前達態度が悪すぎるだろう!もっときちんとしたケジメを持って』
「あーはいはい。」
『…なんかよくわかんねえけど、流ノ介が軽くあしらわれてるのは分かる…。』
「ふーん。僕はわかんないよ。」
 辿り着いた志葉家の屋敷で、しばしの休息を取る。
 うっすらと朝日が光り始めたころ、大木の根元が赤く揺らめいた。


- - - - -




 ケイの話を聞き、死郎はため息をついた。
「特異点。ソイツを渡せ。ソイツは、生の時間に戻るべきではない。」
「…帰るもん。おかあさんのところに、帰るんだもん!」
 ケイは良太郎を見上げた。ことはがすっと膝をつく。
「…ケイちゃん、もう、死んでしもうてるん?」
 静かな声が響く。
「…うん。」
「…死んだらちゃんと成仏せなあかん。」
「…やだ!おかあさんに、よしよししてもらうんだもん!」
 ケイが良太郎にしがみつく。
「そいつをここに残せば…いつでも出られるだろう。」
「…ここに残すと、どうなるんで?」
「心配するな。俺が行くべき場所まで送る。」
「…なら、此処に残して行くのが得策かもしれない。」
「…まあ…確かに…。」
「ケイちゃん。」
 テディ、ダイゴヨウ、ことはに言われ、良太郎は屈むと、そのままケイを抱き上げた。
「…おにいちゃん…。」
 そして、良太郎ははっきりと言い切った。
「悪いけど、嫌だ。」
 その答えに一同は戸惑いの表情を見せる。
「良太郎さん…。」
「この子を置いてくくらいなら、僕も残るよ。」
「何故そんな結論になる。貴様も俺と同じ、時間の運行を正常にするものではないのか。特異点。」
 死郎の言葉に、良太郎はかすかに微笑んだ。
「死郎、君がそんなこと言うようになるなんてね。」
「…五月蠅い。」
「ケイを此処に残したほうがいいのか、連れて帰った方がいいのか、わからないけど…でも、会いたい人がいて、会えるなら、会わせてあげたい。」
「…てやんでぃ、オイラ達だって別にケイとお母さんを引き離してぇわけじゃないんでさ。」
「ああ。ただ、死者は死者の世界へ。契約は守られるべきだ。」
「良太郎さん。うちだって、ほんまは…。でも、このままやったらいつ外道に堕ちてしもうてもおかしくないと思うねん。せやったら…その前に。」
 ことはの言葉に、良太郎はまっすぐ答えた。
「正直、よくわからない。死んでしまったら三途の川を渡らなきゃいけないなら、ちゃんと、そうしなきゃいけないと思う。」
「ほんなら」
「でも僕は…」
 一度言葉を止めて、良太郎ははっきりと言い切った。
「僕なら、会いたい人がいて、会うことができるなら、絶対会いたい。お別れを言うだけでもいい。会いたいって、きっと思う。」
「…許可しない、と言えばどうなる。」
「勝てる気はしないけど、力づくしかないんじゃないかな。」
「そもそもソイツを連れていれば永遠に戻ることはできない。」
「やってみないとわからないよ。…テディとことはさんとダイゴヨウさんは、先に帰ってくれればいい。そうすれば、モモタロス達も安心するよね。」
「耳は聞こえているのか。不可能だと忠告したはずだ。」
「うん。聞いたよ。」
 ピリピリとした空気に、ダイゴヨウがため息をつく。
「まったく。親分よりも無茶苦茶でい。」
「…幸太郎とそっくりだ。」
 テディの言葉に、良太郎はまた笑って見せた。
「知らなかった?僕、結構頑固なんだよ。…だから、大丈夫。」
 最後の言葉に、ケイは緊張した顔で頷いた。






ーーーーー
村長さんの口調が薫と被るー!!
ちなみに村長さん、名前を付ける気はありません。これ以上情報を増やしたら自分がわけわかんなくなる。
蛍編の見せ場はもう終わったかな…(笑)。良太郎の本領発揮その一って感じ。
…そういや今回、良ちゃんがあんまり不運な目にあってないなあ。何かしないと(え)。

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