月草雑記帳

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蛍雪降る御魂の祭り


超・電王&侍戦隊捏造 蛍雪降る御魂の祭り その十六


こんばんは。
今日はまた左手怪我しましたー!!打ち身の予感。
来週の実習に支障がなければいいです。本当。それだけはヤメテ!


さて。ずいぶんご無沙汰になってしまいました「蛍雪」です。
待っていてくださったファンの皆様(いるの!?)、お待たせいたしましたー!
8月中にはやっぱり終わりませんでした。前回より短いかと思ってたんだけどなー。
でもまあ、人数が増え…ごにょごにょ。


とりあえずー!!
そろそろまた新しい展開です。
興味のある方のみどうぞーーー!!






「超・仮面ライダー電王&侍戦隊シンケンジャー捏造 蛍雪降る御魂の祭り」 その十六


「はっ!」
 薫の攻撃が天狗の胸に突き刺さる。
「このまま…やられるものか…儂が…こんな、小娘に…!」
「小娘で悪かったな。これでも、一児の母だ。」
 思い切り突きさしたシンケンマルを右に引き払う。
「電王!」
「ややこしいからその呼び方やめろって!」
 幸太郎が天狗から奪った刀で天狗の団扇を斬り裂いた。
「これで丸腰だろ!」
「ああ。茉子!」
「はい!」
 茉子が扇を構え、強い風で天狗の身体を吹き飛ばす。
「待ってたぜ!?」
 天狗に体当たりするかのように向かい風を走ったモモタロスが、飛んできた天狗を蹴る。
「ついでだ!」
 そのまま持っていた剣で縦に傷を入れる。
 そしてデネブがその傷を狙って銃を乱射する。
「き…貴様らぁ!」
「悪いが、そろそろ未来に帰らねばならぬからな。」
 右から薫、左から茉子がシンケンマルで天狗の動きを止める。
「行くぜ!」
 幸太郎がパスをベルトにかざす。『フルチャージ』と電子音が聞こえた。
「はぁっ!」
 幸太郎が跳び上がり、天狗にキックを決める。決まった瞬間、茉子と薫は素早く天狗から距離を取った。
「馬鹿な…この、儂が…!」
 幸太郎が着地すると同時に、天狗は大きな音を立てて爆発した。
「よっしゃ!幸太郎、やるじゃねえか!」
「ちょ、痛いってモモタロス!」
 変身解除した幸太郎をバシバシ叩きながらモモタロスが嬉しそうに騒ぐ。
「やれやれ。これでお前たちの役目は終わりか?」
「ああ。あとは、現代に戻れる。ああ、侑斗は大丈夫かな~。」
「ことはや丈瑠、千明の事も気になるし…姫、早めに戻りましょう。」
「そうするか。では質屋に先ほどの服を」
「持ってこさせましたよ。もうすぐ届きます。」
 いつの間に近くに来ていたのか、長がその手を震わせながら立っていた。
「…その間だけで構いません。お話を…聞かせていただけますか。
「なんだ?」
「…貴女達は、未来から来て、そして…僕の父がどうなったか、知っているんですか。」
 薫が困ったように幸太郎を見る。幸太郎も答えに迷い、それでも口を開いた。
「知ってる。っていうか、推理できる。お前の父さんは、本当に何百年も成仏できずに此処にいる。未来の世界にも、まだ、いる。そして、さっきの天狗と契約した。」
「契約?」
「内容まではわからないけど…なにかとても、悲しい事とかがあったのかもしれない。」
「…そうか…。」
「心配はいりませんよ。」
 茉子の声に、長は顔をあげた。
「そんな事態をとめるために、私たちがいるんですから。」
 ね、と茉子が薫を見る。
「ああ。その通りだ。」
「村長!頼まれてたもの、持ってきました!」
 見ると、先ほどの質屋が預けた服一式を持って立っていた。
「ああ、ありがとう。…もう、帰るんだろう?良ければ、ここで着替えて行ってくれ。」
「それは助かる。ありがとう。」
 デネブが嬉しそうに頭を下げる。
「…あなたは個室要らないと思うけど…。」
 茉子の呟きは、デネブには聞こえなかったようだった。
 そして、それぞれが元の服装に戻る。
「さて…どっから帰るか、だな。」
 幸太郎が時計を見る。もうすぐデンライナーに乗れる時間だった。
「移動してる暇ないし、この扉借りるか。」
 長の家の中で扉を前に立っていたが、こつこつ、と音が聞こえた。
「着替えは終わったか?」
「ああ。」
 ガラガラとドアが開き、長が中に入ってきた。
「悪いけどしばらくしたら俺達帰るから、ほっといてもらってもいいか?」
「ああ。…ただ、少し、頼みがあってな。」
「頼みだぁ?」
 モモタロスが怪訝そうな顔になる。
「できれば、なんだけ。、父さんにこれ、渡してくれないか?」
 長が握った右手を前に出す。一番近くにいた薫が戸惑いながらもっ右手を出す。
 そっと手が開かれて、硬い何かが薫の手に落ちた。
「これは…?」
「六文。三途の川を渡るために必要なんだ。僕の所為で父さんがこの世を彷徨っているのは、耐えられないからな。」
「…わかった。必ず届けよう。」
 薫が固く手を握る。
「…では、私はこれで。村を助けてくれてありがとう。恩にきる。」
「いいよ。」
 長は少し笑うと、扉から外に出て行った。
「幸太郎。時間はどうだ?」
「…もう少し。」
 幸太郎が扉に近づき、時計を見ながら慎重にパスを取りだした。


- - - - -


 答えの出ない議論を終わらせたのは、どこか寂しげな音だった。
「…幽霊列車?」
 死郎を下ろして去ったはずの列車が、いつの間にか近くまで戻って来ていた。
「乗って行け。」
 死郎が列車に手を置く。全員がきょとんと死郎を見た。
「え?」
「俺の意見ではない、ソラの希望だ。」
 それを言うと死郎はさっさと列車に乗り込む。
「えっと…。」
 ことはが迷ったように良太郎を見る。
「…乗せてもらおう。これで、多分帰れるから。」
 良太郎がケイを抱き上げる。
「おかあさんに、会いに行こう。」
「…うん!」
 ケイが嬉しそうに頷く。
「ほんとに、いいんですかい?いや、侍に二言はありやせんけど…。」
「…大丈夫だ。多分な。」
「多分って…。」
 テディのフォローにダイゴヨウは余計不安そうにふらふらと宙に浮く。
 幽霊列車の中は、相変わらずさびていて汚れていて、とても怖い印象を与えた。
「これで…帰れるんですよね。」
 死郎が先頭車両に向かってから、不安そうにことはが訪ねた。
「多分ね。」
「…あれ?ことはちゃん。」
「どうしたん?」
「モヂカラで脱出可能だったんやないんで?」
「…ほんまや。試してへんかった。」
 言葉と同時に、幽霊列車の扉が閉まり、ゆっくりと列車が動き出した。
「…なんだかよくわからないが…帰れるからいいんじゃないか?」
 テディの言葉にことはとダイゴヨウはなんとも言えない顔になって窓の外を見た。
「わ!」
 良太郎の声にことはが驚いて良太郎を見る。
「!?どうしたんですか?」
「す、すみません…ちょっと、動いた拍子に…。」
「…何があったんで?」
「途中までは説明しよう。ドアの一部が破損して飛んできた。」
「で、それはテディが防いでくれたんだけど…。」
「けど?」
「床がちょっと…抜けて。」
「…それで、片足見えへんようになっとるんですか?」
「…はい。あの…ちょっと手伝ってもらってもいいですか?」
 列車に空いた穴にすっぽりとはまってしまった良太郎の右足を引きぬくには、結構な時間を要した。
 なんとかなってから、ことははふぅ、と大きく息を吐いた。
「モヂカラって便利やし、いろいろ試してみたらよかったかなぁ…。あれ?そういえば、ほんまにあそこ、どこやったんでしょうね。」
「さあ…死と生の境目、みたいなニュアンスだったけど…死の世界に、何か?」
 良太郎がちゃっかり椅子に座って、首を傾げる。
「へ!?あ、いえ、その…ケイちゃんとは、違うんですけど、死んでしまった人に、此処に来たら会えるんやったらその…ええなぁって。」
「そうだね。」
 あまりにさらりと言われて、ことはは少し戸惑った。
「ことはちゃんは誰か会いたい人がいるんで?」
「えっと…先代のシンケンジャーのみなさんとかには、会うてみたいと思ってるけど…でも、うちの『会いたい』はそんなに熱烈やないから気にせんといて。」
「そうなんで。で?良太郎も誰か会いたい人がいたんで?」
「僕?うーん…。」
「…幸太郎の、曾祖父母は…。」
 ケイは隣に座っている良太郎を見上げた。
「ややこしい言い方しなくていいよ、テディ。僕の両親なら、とっくにいないよ。随分昔の事だし、もう境目とかにはいないんじゃないかな。」
「…そうやったんですか。」
「なんか…オイラ…変なこと聞いちまって。」
「ううん、全然。気にしてないし。ただ…だから、一個、思ってる事があるんだけどね。」
 見上げられている事に気が付いて、良太郎はぽん、とケイの頭を撫でた。
「あ、トンネルに入った。」
 辺りが暗くなる。
「照明はついてへんみたいでぃ。」
「うん。でも、きっともうすぐ…帰れるよ。」
「ああ。」
「うん。帰れる。ケイちゃんも、もうすぐおかあさんに会えるで。」
 ことはが良太郎とは反対側のケイの隣に座る。
 ケイは満面の笑みで頷いた。
「うん!」
 不思議に不気味な汽笛が聞こえる。
 窓の外が、一気に明るくなった。





ーーーーー
とりあえず「蛍組」「過去組」オールアップ(違)です。
やっと良太郎が不幸な目にあいました。幸太郎ばっかじゃ不公平ですからね。
ちなみに地味に悩んだのは天狗の倒し方。必殺技を使えるやつがいないっていう…。
しょうがないからキックしてもらいました。仮面ライダーだからきっとできる!!多分!
さて次回は「雪女組」「現代組」のラストです。クライマックスです!

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