月草雑記帳

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侍戦隊捏造文章


☆何話かかるかな?


こんばんは!拍手ぱちぱちありがとうございます。


実習はまだあと2日残ってます。ネタがないのでちまちま書いてる侍戦隊載せちゃいます。とっておき。


もうはるか昔な気がする二周年記念企画です。


詳しい説明を書くまでもないっていうか…読んでいただいた方が早いので、よろしければどーぞ。
全何話になるかわかりませんが、持ち帰りも自由です☆



『全』 一話


「…あの、母上。」
「?どうした丈瑠。」
「何をしておられるのですか?」
「見てわからないか?」
そう問い返されて、丈瑠は改めてその部屋を見た。
風呂からあがって寝間着に着替えた自分は何故か黒子に招かれ、この客室に入れられた。そこは軽く八人くらいは寝られるだろう大部屋で、中央に大量のお菓子と飲み物が置いてある。隅には布団が畳まれていて、その横にはトランプが一式整えられていた。
そこに寝間着の薫が居るだけでも不思議だが、さらに解せない状況があった。
「お前たち…何してるんだ?」
部屋の中には流ノ介、茉子、千明、ことは、源太が寝間着で座っていた。
「殿!久しぶりだというのにこのようか姿で申し訳ありません!」
「あれ?丈瑠、話聞いてないの?」
「よー丈瑠。早く入れよ。」
「殿さま、こんばんは。どうかしはったんですか?」
「ま、姫さんのことだから大体想像つくけどな。」
にっと笑って源太が薫の肩に手を置く。
「どーせ丈ちゃんびっくりさせようと思ってなんにも言ってなかったんだろ?」
ふっと薫が笑う。
「当たりだ。では丈瑠。適当に座れ。説明してやろう。」
その言葉に丈瑠はとりあえず座る。七人でぐるりと円を描いて座るのは、なんだかとても新鮮だった。
「お前、“おーる”というのを知っているか?」
「…英語ですか。」
「違う。“おーる”というのは親しい者同士が夜通し語り合ったり遊んだりすることだ。」
「…で?」
はぁ、と薫がため息をつく。
「察しの悪い奴だな。母は悲しいぞ。」
「つまり、お姫様は高校でオールが楽しいって聞いて、それであたしたちを呼んだんですよね。みんなでオールをするために。」
茉子の解説に、薫は満足そうに頷いた。
「と言うわけで今晩は皆で“オール”をやろうではないか。」
「うち、そんなん初めてやわ!」
「ああ、私もだ。」
「まぁことはと流ノ介はそうだろうな。そんな感じする。」
「あ、俺も初めて。」
「え?源太も?」
「おう。茉子ちゃんはやったことあるのか?」
「あたしは…親戚の子と、一回だけ…」
「ふむ。ならば正しい“おーる”を知っているのは千明だけということだな。千明。任せたぞ。」
「いや、オールって別に儀式とかじゃねぇんだから…」
「私もいろいろと調べてはみたのだ。」
薫が自慢げに辺りを見た。
「お菓子とトランプと暴露話。これが“おーる”の三大要素なのだろう?」
「…まぁ、そう、かな?」
千明の曖昧な頷きに丈瑠が眉をひそめる。
「暴露話?」
「好きな人とか、恥ずかしい話とか、そういうやつじゃない?」
「なんでそんな話をわざわざしなくちゃいけないんだ?」
至極真っ当な疑問に千明が答えようとした瞬間。
「親睦を深める為だ。だが、誰も進んでそのような話はしない。だからトランプを使って暴露話を強要するというわけだな。」
「な…なるほど!流石は姫!利に叶っております!」
「確かにそうよね…罰ゲームみたいなものだし。」
「どうしよう…うち、何話せばええんかなぁ…」
「大丈夫、トランプならどうせ丈ちゃんが負けるから。」
「源太…!」
「…あの~、盛り上がってるとこ悪いんだけど、それ、なんか違」
「しかし私はトランプのルールに詳しくなくてな…将棋なら得意なのだが。」
「姫、それでは一対一になってしまいます。」
「…話聞いてないし。」
千明が密かにため息をつく。
「うーん…まぁ一晩かけてトランプいろいろ教えてあげてもいいけど…それじゃあ時間かかるかしら。」
「あ、そういえば地域によってトランプのルールが結構違うて聞いたことあるわ。うちもルールわかれへんかも…。」
「うーん…時間がかかりそうだな。私もトランプには詳しくはないし…あ!姫!花札にしてはどうですか!?」
「ダメだ。トランプでなければ話にならぬ。」
ばっさり一刀両断され、流ノ介はがっくりとうなだれた。
「…仕方がない。ここは。」
トランプを手に取ると、薫は手早くそれをきった。
「一番小さな数字を引いたものが暴露話をする、というのでどうだ?」
「…。」
「千明、どないしたん?お抹茶いただいた時みたいな顔しとるで?」
「…さすがにババヌキレベルならルール変わらないだろとか…花札わかんねーとか…トランプそこまで重要じゃねーとかイロイロ言いたいけど…」
一呼吸置いて千明が叫ぶ。
「それ、ただの王様ゲームじゃね!?」
卓袱台があったらひっくり返していただろう勢いに薫はきょとんとした。
「“おうさまげーむ”とは何だ?」
その答えに千明はさらにがくりとうなだれる。もう突っ込む気力も残っていないようだった。
「王様ゲームって言うのはね、“王様カード”を“引いた人(=王様)”の“命令”に“王様が決めた番号を引いた人”が“従う”っていうゲームなの。」
千明の代わりに括弧を大量に使用して説明した茉子が笑う。
「これはこれで王道みたいよ?」
「ふむ…ならばまぁそんな感じにするか。」
「姫!誠に申し訳ありませんが…私は反対です!」
「流ノ介?」
拳を震わせ、いつも以上に真剣な眼差しで流ノ介が続ける。
「一般的に行われているものに今更とやかく言いたくはありませんが…“王様ゲーム”ではなく“殿様ゲーム”にすべきではないでしょうか!?」
「すっげーどーでもいい突っ込みキターーー!!」
思わず立ち上がって叫ぶ千明に源太がカラカラと笑う。
「お、フォーゼの物真似か?時代の流れに乗ってるなー。」
「頼む源ちゃん…俺を独りにしないでくれ…」
「悪かった。わかったから泣くなって。」
「名称はどうだっていいじゃない。ゲームだし。あ、そうだ。お姫様、トランプ貸して。」
「ああ。」
薫からトランプを受け取った茉子はそこからスペードの1~6とジョーカーを抜き出した。
「ジョーカーの人が1をひいた人に暴露話のネタを振るっていうのはどう?」
「…面白いな。」
「いいねぇ!ま、問題が出てきたら改善すりゃいいし、夜は長ぇんだ。一回やってみようぜ。」
「うん。」
「ああ。…殿…?」
流ノ介が丈瑠の表情を伺う。
「…まぁ、ここで反対するだけ無駄なんだろう?」
「お、さっすが丈ちゃん!」
「じゃ、初めましょ。」
茉子が適当にカードをきり、並べる。七人はそれぞれ一枚ずつカードを取った。

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