月草雑記帳

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創作文章(その他)


とんでもないことやってしまったかもしれない


こんばんは。拍手ぱちぱちありがとうございます。
先にちょっと言い訳をさせてください。
随分前に過ぎ去った某月某日は、此処とリンク貼って下さってる某ブログさんの二周年でした。
…正直忘れてました。
で、お祝いリクエストをいただいたんですがレベルが高かったというかインスピレーションが来ず…


やっときたと思ったら、なんだかとんでもないことになりました!
未琴さん、マジごめん!
リクエストとかけ離れたものになったどころか…!!って感じです。漫画にする技術があれば、もうちょっとやりたかったことが伝わったと思うんですがあいにくそんな技術はない物で…


何になったかは、とりあえず読んでお確かめくださいませ!!
二周年おめでとうございます(遅すぎてごめんなさい)。
未琴さんのみお持ち帰り自由です。…要らんと思うけどね!











 髪型を変えてみた。
 それ自体に大した意味は無く、ただ人からもらった髪飾りを付けてみたかっただけだった。
 そのふたつの髪飾りを付けて外に出るのは、正直とてもドキドキしていた。
 そして外に出たところをたまたまこちらに来ていた知り合い二人組に見つかり、なんだかんだ理由をつけられ着替えさせられた。
 普段着ないようなスカートだったので家に帰るのもなんだか恥ずかしくて、急ぎ足で歩いていた。
 そして、彼を見つけた。
 街中で、見たことのないすごく綺麗な女の人と話している彼はなんだか楽しそうで。
 何故だか涙が出そうになって、彼が何気なくこちらを見た瞬間、思わず走って逃げた。
 でもやっぱりというか彼は追って来ることもなくて。
 一番好きな森の中を、やりきれない気持ちで歩いていた。


『僕の隣には君が居て』


「お嬢様!?」
 知らない人の声が聞こえて、イエローは思わず振り返った。
 そこにいたのは、青色がかった灰色の髪で、ジェントルマンのような服装をした若い青年だった。
「…?」
 イエローがきょとんとしていると、青年はじっとこちらを見てから口を開いた。
「すみません、人違いでした。」
「…そう、ですね。」
 青年はそのままイエローを見ていた。
「…あの、そんなに似合いませんか?」
「は?」
 しまった、とイエローは後悔した。初対面の人にいきなり服や髪型の感想を聞くなんて…やっぱりちょっとどうかしているらしい。
「あ、いえ、あの…」
「なんのお話かはよくわかりませんが…」
 にこ、と青年が笑う。
「髪型も服も、とってもお似合いですよ。」
 その笑顔に、イエローは少し励まされた。
「ありがとうございます。ところで、誰か探していたんですか?」
「ああいえ、実は…その…。」
「?あ、もしかして町への道がわからなくなったんですか?」
「ええ、まあ、そんな感じです。」
「だったら僕送りますよ。トキワシティでいいですか?」
「え?あ、はい、ありがとうございます。」
 こっちです、とイエローが指さす。イエローと青年は並んで歩き出した。
「あ、そういえばお名前聞いてなかったですよね。」
 そう言われて、青年はああ、と頷いた。
「そうですね。僕は綾崎ハヤテといいます。」
「アヤサキハヤテ…ハヤテさんですね。僕はイエローです。」
「イエロー?」
「はい。イエロー・デ・トキワグローブです。」
 ハヤテはしばらく躊躇って言葉を探す。
「あの…聞きにくいんですけど、ここって…どこですか?」
「へ?」
 きょとんとイエローがハヤテを見る。
「あ、いえあの…」
「ここは、トキワの森です。」
「トキワの森…ですか?」
「はい。」
 それ以上に何を言えばいいのかわからなくて、イエローは歩きながら戸惑った。
「あ、すいません。外に出る前に、ちょっと寄り道してもいいですか?」
「え?あ、はい、どうぞ。」
 森から完全に出る前に、小さな小屋の前で立ち止まる。
「えっと…ちょっと、着替えてきますので…待っててもらっていいですか?」
 その申し出にハヤテは目をぱちぱちさせて、それから頷いた。
「あ、はい。そうします。」
 イエローが中に入り、ハヤテは小屋を背に森を見ていた。
「参ったなぁ…アパートで寝てたと思ったのに…いつの間にこんなところ来ちゃったんだろう…。」
 とりあえず日本語は通じるみたいだし、なんとかしてお嬢様の元に帰らないと。
 そう思っていると、ガサガサと茂みが揺れた。
「ん?」
 そこから現れたのは、三つ首をした動物だった
 動物は茂みから出て、ハヤテに近づく。長いくちばしが生々しい。
「うあぁ!?」
「どうかしましたか?」
 がちゃりと扉を開け、イエローが小屋から出てきた。
 着替えてくるとの言葉通り、先ほどと違ってボーイッシュな服装になっており、髪型もポニーテールだ。
「あ、ドドすけ。」
「イエローさん…って、え?」
「駄目じゃない、いきなり出てきて脅かしたりしちゃ。」
 イエローがよしよしと三つ首の動物…ドードリオのドドすけを撫でる。
「あの…イエローさんは…。」
「驚かせてすみません。この子、僕のポケモンでドドすけって言います。」
「…ポケモン?」
「はい。ドードリオ、見たことないですか?」
 首を傾げられ、ハヤテは頷いた。
「そうですか。カントーでは珍しくないと思うんですけど…もしかして別の地方からいらしたんですか?」
 どう反応したものかハヤテが悩んでいると、またガサガサと茂みが揺れた。
 そして次に現れたのは、巨大な茶色い牛に似た生き物だった。しかも、何やら怒っているようにすら見える。
「…ケンタロス!?」
 イエローが驚きの声を上げる。ハヤテは最早どうしていいのかわからず、それを眺めた。
「…何か、怒っているようですね。ハヤテさん、下がっててください。」
「え、でも…」
 戸惑うハヤテを無視して、イエローはドドすけから受けとった赤と白のボールを手に取る。
 何をするつもりなのかわからず、それでも一応警戒態勢を取っていたハヤテの耳に、何かが近づいてくる音が聞こえた。
 それと同時にケンタロスがイエローとハヤテをめがけて「突進」してくる。
「受け止めろ!」
 男の声が響くと同時に、空中から現れた黒い生き物がケンタロスの角を両手でつかんだ。
 そしてその勢いでケンタロスを茂みに投げ飛ばす。
「…ニョロ!?」
 イエローの声に、答えるかのように、ニョロはれいとうビームでケンタロスの足元を凍りつかせた。
「よし、よくやったぞニョロ。」
 ひょい、と小道から現れたのは、赤い帽子をかぶった黒髪の青年だった。
 年はハヤテと同じくらいだろうか。赤と白のボールにニョロと呼んだポケモンを戻し、イエローとハヤテを見た。
「よ、イエロー。大丈夫だったか?」
「レッドさん…。」
 先ほどの出来事が頭をよぎり、イエローはなんとなく俯いた。
「?大丈夫か?どっか怪我したとか?」
「あ、いえ、それはないんです…けど。」
「?」
「…いえ、なんでもないです。」
「そっか。ところで、この人は?」
 呆気にとられていたハヤテは慌てて頭を下げた。
「あ、はじめまして。イエローさんのお知り合いですか。」
「うん、はじめまして。俺はレッド。よろしく。」
「あ、はい。」
「で、イエローの知り合い?」
「あ、いえ今さっきお会いしたばかりです。この森で道に迷ったと言うか…。」
「ふーん。もしかして、名前は『ハヤテ』?」
 ハヤテはぽかんとレッドを見た。
「はい…そうですけどなんで」
「よかった見つかって。俺、探してたんだよ。」
「?レッドさんが僕を…ですか?」
「うん、なんかさっき知り合った女の子が探しててさ、手伝ってんだ。」
「?女の子?」
「おう。なんか金髪で綺麗な感じの。名前は確か…アテネ、って言ったかな。」
 予想外の単語に、ハヤテは目を丸くする。
「アーたんが?」
「「アーたん?」」
 レッドとイエローの声に、ハヤテが顔を赤くする。
「あ…スミマセン癖で。アーたんがいるんですか?」
「うん、まあ、とりあえずさっきまではトキワにいたけどな。」
「…あ、もしかしてさっきレッドさんとお話していた方ですか?」
「そうだけど。あれ?イエロー見てたのか?」
「へ?あ、いえあのそのえっと…。」
「すいませんレッドさん。アーたんのところまで、案内してもらえますか?」
 話を割ったハヤテの真剣な眼差しに、レッドはにこっと笑った。
「オッケー。元々そのつもりで来たんだしな。イエローも行こうぜ。」
「あ、はい、そうします。」
 言ってからイエローは少し後悔した。さっきの人とレッドの姿が浮かぶ。
「…レッドさん、ああいう人が好きなのかなぁ…。」
「イエロー、なんか言ったか?」
「いえ!何にも言ってません。」
「?そっか。」
 三人は並んでトキワシティを目指した。


「アーたん!」
 トキワシティで後ろ姿を見かけた瞬間、ハヤテはその名を叫んだ。
 黒いドレスを着た金髪の女性が振り返る。その赤い目が嬉しそうに微笑んだ。
「ハヤテ。」
「アーたん、ここって」
 視線でハヤテの次の言葉を封じ、アテネはにっこりと笑った。
「もぉ…探しましたのよ、ハヤテ。勝手にどこかに行ってしまって…。」
「え…?あ、うん、ごめん。」
 ハヤテの後ろを歩いていたレッドとイエローを見て、アテネは軽く会釈をした。
「ありがとうございます。ハヤテを見つけてくださって。」
「いや、困った時はお互い様だし。それに見つけてくれたのはイエローなんだ。」
「へ?あ、いえ僕は偶然」
「あら、貴女がイエローさんなのね。」
「…?はい。」
 少しアテネより小さいイエローがアテネを見上げる。近くで見ると、ますます綺麗な人だと分かった。
「素敵な力を持っているのね、大切にすればいいわ。」
 素敵な力、とはおそらくトキワの森の力を指すのだろう。イエローは戸惑いながらも頷いた。
「それから…彼のこともね。」
 声をひそめて言われた言葉に、イエローが赤くなる。
「えっと…そちらこそ。」
 精一杯の意地を見せて、その言葉を返す。アテネは驚いた顔になって、また笑った。
「ええ、お互いに。」
「早く見つかってよかったな。」
 にこにことレッドが笑う。アテネも笑い返した。
「ええ。本当に。」
 その並んだ二人を見て、ハヤテは少し寂しい気持ちになった。
 アーたんには、あんな風にたくましくてカッコイイ人が似合うのかも。
 そんなどうしようもないことを考えて、ハヤテは気付かれないようため息をつく。
「僕じゃなぁ…。」
「ハヤテ。帰りましょう。」
「あ、うん!」
 ありがとうございました、と頭を下げ、ハヤテはアテネと並んで歩き出した。


「それで、アーたん。どうやって帰るの?」
「空間を開いてありますから、そこから帰りますわ。」
「空間を…ところで此処ってどこなの?」
 その問いに答える前に、町外れの場所で白と黒が渦を巻いている場所についた。
「この中を通ります。ハヤテ、先に入って。私は後から入って空間を閉じますから。」
「あ、うん。」
 ハヤテがためらうことなく白と黒の渦に入る。アテネはそれに続くと、僅かな動作でその渦を消し去った。
「それで?アーたん、ここからどうするの?」
「歩いていればそのうち元の世界に着きますわ。」
「元の世界?」
「ええ。まったく…余所の空間の歪みにつられるなんて…ハヤテの運の悪さもたいしたものですね。」
「空間の歪み…?」
「ええ。あの世界は、今時空が歪んでしまっているのですわ。」
「それ、大丈夫なの?」
「あの世界の事は、あの世界の者で解決しなくてはなりません。それに…。」
 アテネは扇子を口元に当て、答えた。
「そんな世界の危機を、あの二人が助けないとは思いません。」
「…そうだね。」
 ハヤテは少し微笑んだ。
「ごめんねアーたん。わざわざ迎えに来てもらって。」
「構いませんわ。」
「それにしても…なんでアーたんが来てくれたの?」
 アテネが立ち止まり、じっとハヤテを見る。
 そして、アテネの扇子がハヤテの額をつついた。
「痛!痛いよアーたん!なんでつっつくの!?」
「ハヤテが鈍いからです。」
 ぷい、とそっぽを向いて、アテネは小声でつぶやいた。
「ハヤテに久しぶりに、会いたくなったからですわ。」
 それが先ほどの問いに対する答えだと気が付き、ハヤテは頬を赤く染めた。

 
「本当、レッドさんは誰にでも優しいですよね。」
 トキワを歩きながら、イエローが呟く。
「別に誰にでもって事は無いと思うけどな…。」
「…じゃあ、なんであの人の…えっと…知らない人の頼みを聞いたりするんですか?」
 やっぱり、綺麗な人だからかな…。そう考えていたイエローに、レッドが答えた。
「うーん…なんか、イエローと似てたからかな?」
「…へ?」
「なんかほっとけなくてさー。」
 自分に似ている人をほっておけなかったということは、自分の事を気にかけてくれているということで。
 そこまで理解したイエローは頬が熱くなるのを感じた。
 そんなイエローに気付かず、レッドが話を続ける。
「そういやさ、さっきイエローに似てる子みかけてさ。髪型はこう…ふたつに分けてて可愛い服着た」
「それ…僕です。」
 へ?とレッドが目を見開く。イエローは恥ずかしいやらなにやらわからなくなって、俯いた。
「そっか…イエローだったんだ。ごめんな声かけなくて。いつもと違うから、気付かなかった。」
「いえ…気にしないでください。」
「でも、もう着替えちゃったんだな。」
「え?」
 イエローがレッドを見上げる。
「あのカッコ、かわいかったぜ。もう一回着て見せてくれよ。で、晩飯食いに行こうぜ。」
 満面の笑みでそう言われ、イエローもつられて笑顔になった。


「アーたん、ありがと。」
「別に構いませんわ。」


「ありがとうございます、レッドさん。」
「おう!じゃ、行こうぜ。」


 ありがとう。


 君に出会ったことで。
 あなたと出会ったことで。


 僕の運命は、とっても素敵に変わったんだ。









ーーーーー
なんかもう本当すみません。
「ポケットモンスターSP」×「ハヤテのごとく」です。なんかもう本当すみません。
全然リクエストされてなかったです。ごめん!!って感じです。
アテネとレッドが冒頭で何をしゃべってたのかは気になりますね(笑)。
ちなみに最初にハヤテが「お嬢様!?」言うてるのはイエローがツインテールをしてたから。後ろ姿は似てるんじゃないかとちょっと思ったんで。
そしてイエローが冒頭で出会った二人組は…誰でしょう(笑)。
わけわからん文章を読んでくださってありがとうございましたー!

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